- ASSECLI(アセクリ)の概要について知りたい
- 危険な投資ではないのか?
- 実際に利益を出せるのか?
など、積もる疑問があり、この記事を読んでいるのではないでしょうか?
ASSECLIは、「不動産クラウドファンディング」と呼ばれるジャンルの投資サービス。
4〜8%と比較的高めな利回りが人気の秘訣のようです。
しかし、本当に投資をしても大丈夫なのかと疑問に思うと思います。
結論からお伝えしますと、募集案件にASSECLIによる優先劣後出資がある場合(詳細は後述)は、安定的な収益と高い元本の保全性が見込めるために、オススメできます。
この記事では、ASSECLIについて、
- 具体的な特徴
- 利用するメリット
- デメリットや注意点
- 口座開設の方法
など、丁寧に解説していきます。
この記事を読めば、納得してASSECLIに投資するかを判断できますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1. ASSECLIはどんな投資方法なのか?
ASSECLIは、株式会社エボルゾーンが運営を行う不動産クラウドファンディングです。
ASSECLIは、不動産に投資する商品「ファンド(お金を集めておくプールのようなもの)」を運営側が作り、クラウドファンディング形式で投資家からお金を集め、その資金を元に不動産事業を行います。
この不動産事業で得られた賃料配当や売却益が、ファンドに投資を行った人にも還元される仕組みとなります。
このような仕組みのサービスを一般的に『不動産クラウドファンディング』と呼びます。
下記にASSECLIの詳細情報を簡単にまとめました。
ASSECLIの概要
運営会社 | 株式会社エボルゾーン 不動産特定共同事業許可番号 : 東京都知事 第115号 第二種金融商品取引業 : 関東財務局長(金商)第3061号 |
想定利回り | 4.0〜8.0%程度(年率) |
投資可能額 | 1万円から |
手数料 | ほぼ無料 ※振込手数料はお客様負担 |
2. なぜASSECLIへの投資をオススメするのか?
なぜ、ASSECLIへの投資がオススメなのかと言いますと、『あらかじめ決められた将来の収益を、相場の状況に左右されず得ることができる!』からです。
ASSECLIでは、不動産投資を行うことのできる投資商品ごとに、あらかじめ想定分配率と運用終了までの期間(想定運用期間)が決められています。
例えば、想定分配率が5.0%で、運用終了までの期間が12ヶ月の投資商品に100万円を投資した場合、12ヶ月後には105万円になり、5万円の利益です。
このように、不動産クラウドファンディングでは将来のリターンが固定で決まっているために、株式のように相場の良し悪しに一期一憂することなく、投資後はほったらかしで利益を得られるのが最大の特徴です。
しかし、不動産クラウドファンディングには事前にしっかり理解しておくべき注意点がありますので、詳しくは「3. ASSECLIを利用する前に知るべき注意点とその解決策!」にて後述します。
他にも、ASSECLIには下記のメリットがあります。
メリット一覧
- 少額から気軽に不動産投資ができる
- 利回りが比較的高めである
- 手数料がほぼ無料
順番に見ていきましょう!
メリット1.少額から気軽に不動産投資ができる
ASSECLIでは、1口1万円から投資ができるので「不安だから、とりあえず少額からがいい。」という人にピッタリです。
一般的に、実物不動産投資はワンルームなどの小規模なものであっても、ある程度の資金が必要なので、敷居が高く感じてしまいます。
不動産投資に挑戦したくても、資金に余裕がない人も多いですよね?
そのような場合でもASSECLIならお試し感覚で始めることができ、不動産投資がどのような仕組みなのかを体験することができます。
※最低投資口数が10以上の場合などもありますので、注意してください。
メリット2. 利回りが比較的高めである
ASSECLIは利回りが高めの案件が結構あります。
最高の利回りは8.0%程度とかなり高めです。
通常は、3.0〜5.0%程度の案件募集が多いのが不動産クラウドファンディングの常識ですので、良いですね。
ただし、利回りが高いということはそれだけリスクが高いということですので、注意しましょう。
メリット3. 手数料がほぼ無料
ASSECLIを利用する上で、必要となるのは主に投資するための口座への振込手数料だけです。
投資するときや出金の際の手数料はありません。
ここまでASSECLIで投資を行うメリットについて解説してきました。
しかし、不動産投資クラウドファンディングには投資を行う上で知っておくべきリスクがあります。
ここからは、不動産投資クラウドファンディングの注意点について解説していきます。
3. ASSECLIを利用する前に知るべき注意点とその解決策!
不動産クラウドファンディングには、投資する前に絶対に知っておくべき注意点があります。
それは『元本割れする(損失がでる)可能性がある』ということです。
投資である以上、この元本割れリスクからは逃れることができません。
しかしながら、ASSECLIはこの元本割れに対する対策が施されています。
ここでは、
• どのような状況で元本割れをするのか?
またそれに対する
• ASSECLIの対策
について徹底解説していきます。
ここを理解すれば、より納得してASSECLIを利用できるようになります。
初めに:元本割れはどのような状況で発生するのか?
不動産クラウドファンディングによる元本割れは、主に次の3パターンで発生するケースが多いです。
- ファンドの運用会社が現物不動産を売ったときに元本割れするケース
- 賃借人が賃料を払わず、投資家に家賃収入を配当することができないとき
- 運営会社が倒産した場合
(1)売却時に元本割れするケース
不動産投資クラウドファンディングでは、インターネット上で集めたお金で物件を購入して運用します。
最終的にその物件を他の投資家や一般事業法人に売ります(専門用語でイグジット)。
このとき、取得した金額より、売ったときの金額が大きければ利益となります。
※この売却による利益のことをキャピタルゲインという
思ったより高値で売れなかった場合は、損失となります。
このような売却益を重視したファンドがあります。
(2)配当を受け取れないケース
物件を運用しているときに、賃借人が賃料を支払います。
※この収益のことをインカムゲインという
あなたが物件を借りているときに家賃を支払うイメージです。
しかし、賃借人が諸事情で賃料を支払えなかった場合や、そもそも誰も物件を借りなかった場合、インカムゲインを得られない問題が発生します。
(3)運営会社が倒産するケース
不動産事業を行っている、不動産特定共同事業者が運用中に倒産した場合、投資した元本が返ってこないケースがあります。
不動産にはこのような損失リスクがありますが、ASSECLIにはこのリスクを抑えることができる施策があります。
これを2つのポイントに分けてご紹介します。
リスクを最小限にする施策一覧
ポイント1. 前提として、不動産投資は安定的な投資!
下記は、ARES Japan Property Index(AJPI)-不動産証券化協会が発表している『2002年度から2019年度におけるキャピタルゲイン(売却益)やインカムゲイン(賃料配当)の推移』を表したものです。
(引用:AJPI年次収益率)
注目すべきはグレーの線(インカムゲイン)がほぼ均一で4~5%になっていることです。
2009年のリーマンショックのときでも、ほとんど影響はありません。
つまり、不動産投資では金融危機が今後起こっても4%程度の利回りはインカムゲインで安定的に得られる可能性が高く、金融危機にも強い投資と言えます!
ASSECLIにて利回りが4~5% (インカム重視型)の場合は元本割れする可能性はそもそも低いと言えるでしょう。
ポイント2. 劣後出資がある場合、ある程度の損失運営会社が負担
下記は、ASSECLIが公表している
- どのような仕組みで運用されるのか
- リスクが軽減されるのか
を示した図です。
まず注目すべきは、「匿名組合型出資(劣後)」です。
この仕組みにより、ファンドにて損失が出たとしても、劣後出資分までなら損失の全てを劣後出資者が負担するため、投資家の元本には影響がありません。
ここで疑問になるのはどの程度の劣後出資なら安心できるのかという欄ですですが、先ほどの資料ももう一度閲覧してみましょう。
(引用:AJPI年次収益率)
最悪の2009年のリーマンショックでもマイナス12%程度。つまり劣後出資が20%以上ならかなり安心できると感じます。
ちなみに、ASSECLIはこの「匿名組合型出資(劣後)」を大凡10〜30%の範囲で用意しています。
あくまで過去のデータの平均なので、これ以上に元本を毀損している例はあるので、必ず問題ないとは決して言えませんが、これが不動産クラウドファンディングが堅実性の高い投資と言われる所以です。
事業者リスクについて
ここまで、ASSECLIのリスクの回避策について解説してきました。
最後に気になるのは、事業者リスクについてです。ファンドの運用中に運営会社である株式会社エボルゾーンが倒産してしまった場合、資産が返ってこない場合があります。
この事業者リスクについてですが、こちらは現在不明となっております。というのも株式会社エボルゾーンは未上場企業であるので、業績の開示義務がないからです。
公式サイトには、1,000件以上の投資用不動産取引実績があると掲載されておりますので、不動産における確かな実績があるのは事実だと思いますが、一番確実な方法は、財務諸表などを閲覧して、企業のキャッシュフローを確認することなので、これができないので不明となります。
事業者リスクが心配な方は、上場企業が運営するサービスや未上場企業でも業績等の情報を開示している企業のサービスにした方がいいでしょう。
その他の注意点(デメリット)
ASSECLIにおける最大の注意点は元本割れの可能性ですが、安定的な仕組みがあることが理解できたのではないでしょうか。
これ以外にもいくつか注意すべき点がいくつかありますので、補足で解説しておきますね。
注意点一覧
- 注意点1:基本的に確定申告が必要!
- 注意点2:早期償還されるケースがある!
- 注意点3:分配金が直接口座に振り込まれる
- 注意点4:申し込みが先着順である
注意点1:基本的に確定申告が必要!
ASSECLIで得られる収益(分配金)は雑所得に該当します。
そのため、確定申告が必要です。
・1か所から給与の支払を受けている人で、給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人
・2か所以上から給与の支払を受けている人で、主たる給与以外の給与の収入金額と給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人
(引用:国税庁「給与所得者で確定申告が必要な人」)
投資をされている方は、源泉徴収ありの特定口座を頭に思い浮かべる方も多いと思います。源泉徴収ありの特定口座なら、例外をのぞいて確定申告が不要です。
しかし、不動産クラウドファンディングはそもそも不動産事業なので、この特定口座という概念には当てはまりません。
また、不動産は一般的に不動産所得として計上することが可能ですが、不動産投資型クラウドファンディングはまだ新しいサービスなので、これも適用されません。
そのため、基本的には確定申告が必要です。
また、所得税の場合は年間20万円以下の利益なら確定申告をしなくてもよいですが、住民税においては1円以上の雑所得が発生する場合、原則申請が必要です。
ですので、確定申告は必要だと考えましょう。
心配という方は、国税庁のホームページや税務署・税理士に相談することを強く推奨します。
注意点2:早期償還されるケースがある!
これは、ASSECLIだけでなく、不動産クラウドファンディング全てでの、問題ですが早期償還(期限を待たずに元本が返却されること)される可能性があります。
不動産事業は基本的に、不動産を他の投資家や一般事業法人に売ることで完了します。
この売るタイミングは全て、運用会社である株式会社エボルゾーンが決めます。
つまり、6ヶ月の運用で利回り4%となっていても、実際は4ヶ月ほどで売却が行われるケースもあるということです。
この場合、5月、6月分の分配金を受け取ることはできず、運用期間終了後の翌月末(5月末)の段階で元本が返還されます。
このようなケースがあることを事前に知っておきましょう。
ですが、早期償還されるということは、元本の回収に成功したということです、ですのでむしろ安心できるとも言い換えられます。
注意点3:分配金が直接口座に振り込まれる
ASSECLIでは、ファンドから分配金を受け取ることができますが、それはあなたの銀行口座に直接振り込まれます。
つまり、振り込まれた分配金をもとにASSECLIの他のファンドへ再投資するには、また振込手数料を支払う必要があるので、少々もったいないです。
注意点4:申し込みが先着順である
ASSECLIの申し込みは先着順です。
そのため、案件の募集開始に気づくのを遅れると、投資できない可能性があるので、注意しましょう。
不安がある状態で投資することは心理的にもよくありませんので、他にも気になることがあれば、ASSECLIの公式サイトから問い合わせをするのが一番確実です。
4. ASSECLIはこんな人にオススメ!
ここまでASSECLIのメリットと注意点をみてきましたね!
以上を踏まえてASSECLIは、次のような人にオススメです!
- 定期で安定的に収益を得たい方
- 株式投資で失敗した方
- 不動産投資に興味がある方
元本割れリスクこそありますが、相場の状況に左右されず利益を得られる点が最大のメリットです。
株のように相場の上げ下げもないので、過去に株式投資で失敗したという人でも、気楽な気持ちで利益を得られるようになっています。
また、不動産投資の入口としてASSECLIはオススメです。少額から不動産投資の体験ができるので良い勉強になります。
また、ASSECLIは、匿名組合劣後出資によって損失リスクを軽減する仕組みが整っている案件に投資すれば、損失リスクを軽減できるために、元本の保全性が高くなります。
こんな人にはオススメしない!
しかし、次のような人にはオススメしません。
• 元本割れリスクを理解してない人
• 確定申告したくない人
• 借金がある人
• 余裕資金がない人
ASSECLIは独特の仕組みで元本割れが起きないように努力していますが、それでも起きないとは断言はできません。
ASSECLIでは、基本確定申告が必要です。そのため、確定申告がしたくない!という人にはあまり向いていません。
ただ「これを機会に確定申告を覚えたい」という人には良いでしょう。
最後に借金をしていないことと、ある程度の貯金があることを確認しましょう。
基本的に投資は生活とは関係のない余裕資金で行うのが鉄則です。
5. キャンペーンを使ってASSECLIを口座開設する方法!
さて、ASSECLIで投資したい方が契約で失敗しないために、具体的な流れを見ていきましょう!
口座の開設費用は無料なので気軽にできます。
キャンペーン情報
残念ながら現在キャンペーンはありません。
入金口座開設の仕方を図解で丁寧に開設
口座開設の方法(無料)
口座開設はとても簡単です。
申請にはマイナンバーが必要です。
入力後、本人確認はがきを受けとって完了です。
まとめ
ASSECLIは、将来の利回りが予定されている不動産ファンドに少額から投資ができるサービス。
価格の上下を気にせず、安定的な収入を得られます。
匿名組合劣後出資によって、かなり堅実な運用を行いますが、元本割れをする可能性がないわけではないので注意してください。
また、未上場企業なので、事業者倒産リスクもあるので、この点にも注意です。
下記に当てはまる方は利用を検討してみてはいかがでしょうか?
- 定期で安定的に収益を得たい方
- 株式投資で失敗した方
- 不動産投資に興味がある方
この記事が参考になったのなら幸いです。