キャッシュレスサービスの導入について検討されていますか?
最近は新聞やテレビ、何をみても「キャッシュレス」「脱・現金」というキーワードをよく目にしますね。実際、キャッシュレスサービスと言われているサービスは巷にあふれかえっています。
時代の流れは確実にキャッシュレス社会へと進んでいますが、なかなか導入に至らない店舗さんや、法人さんも少なくないと思います。
当記事では、その"あふれんばかり"のキャッシュレスサービスを上から順にご紹介。
1つでも多くの店舗さん・法人さんがキャッシュレスサービスを導入し、ひいては日本のキャッシュレス社会の推進を目指します。
1. キャッシュレスサービスとは
そもそもキャッシュレスサービスとは、大きく分けて以下3つに分類されます。
(1) CAT端末・非接触ICカード端末サービス
(2) モバイル決済サービス
(3) QRコード/アプリ決済サービス
1つずつ順に説明しますね。
(1)CAT端末・非接触ICカード端末サービス
CAT端末・非接触ICカード端末は、「キャッシュレス」という言葉が流行る前に、店舗さんで導入されていた端末サービスを指します。
クレジットカード決済のために用いる端末や、交通系ICカードの支払いのために用いる端末です。
導入や維持費用が高めですが、国際水準のセキュリティに準拠しているなど、安全性が高い特徴を持っています。いわば、「旧時代の特化型キャッシュレスサービス」と言えるでしょう。
(2)モバイル決済サービス
モバイル決済サービスは、CAT端末や非接触ICカード端末でできる「クレジットカード支払い」や「ICカード支払い」をより手軽に、より安価で導入できる特徴を持ったキャッシュレスサービスです。
最近では、次にご紹介するQRコード決済にも対応したサービスも出てきています。
いわば、「新時代の総合キャッシュレスサービス」と言えるでしょう。
(3)QRコード/アプリ決済サービス
QRコード/アプリ決済サービスは、消費者もしくは店舗が特定のQRコードを読み取ること、もしくは専用アプリを用いて決済ができるキャッシュレスサービスです。
最近では、PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン!!」などで、一気に日本での知名度が高まりました。
この記事では(2)と(3)についてサービスをご紹介します。
2. 決定版!モバイル決済サービス一覧
モバイル決済サービスを6つご紹介します。
1. Airペイ(AirPAY)
Airペイ(AirPAY)とは
Airペイ(AirPAY)は、国内大手のリクルートグループの1つリクルートライフスタイルが運営しています。
専用のカードリーダーとエアペイアプリを用意するだけで、クレジットカードや電子マネーで支払うことができるようになります。
Airペイ(AirPAY)の特徴
- 1.初期費用:19,800円 (※キャンペーン中の今なら0円)
- 2.決済手数料:3.24%~3.74%
- 3.対応決済種別:計25種類 (クレジットカード6種 / 電子マネー12種/QR決済4種/ポイント3種)
詳細については、以下の記事をご覧ください。
2. Square
Squareとは
Squareは、Twitter社の創業者で現CEOである「ジャック・ドーシー」が開発したモバイル決済サービス。日本には、2013年に上陸しました。
専用のカードリーダーをスマホやタブレットに装着するだけで、簡単にクレジットカード決済可能になることです。
Squareの特徴
- 1.初期費用:7,980円 (※キャンペーン中の今なら0円)
- 2.決済手数料:3.25%~3.95%
- 3.対応決済種別:計6種類 (クレジットカード6種)
詳細については、以下の記事をご覧ください。
3. 楽天ペイ(端末型)
楽天ペイ(端末型)とは
楽天ペイ(端末型)は、国内大手の楽天が運営しています。
専用のカードリーダーと楽天ペイアプリを用意するだけで、クレジットカードや電子マネー、またQRコード決済「楽天Pay」で支払うことができるようになります。
楽天Payの特徴
- 1.初期費用:7,980円 (※キャンペーン中の今なら0円)
- 2.決済手数料:3.25%~3.95%
- 3.対応決済種別:計21種類 (クレジットカード6種 / 電子マネー14種/※QR決済1種)
※QR決済は、下記楽天Pay(アプリ型)を参照
詳細については、以下の記事をご覧ください。
4. Coiney
Coineyとは
Coineyは、2012年に設立されたばかりの『コイニー株式会社』が運営しているモバイル決済サービスです。
専用のカードリーダーと無料アプリ、スマホまたはタブレットがあれば、簡単にクレジットカード決済ができます。
Coineyの特徴
- 1.初期費用:19,800円 (※キャンペーン中の今なら0円)
- 2.決済手数料:3.24%~3.74%
- 3.対応決済種別:計17種類 (クレジットカード7種 / 電子マネー9種/QR決済1種)
詳細については、以下の記事をご覧ください。
5. Times Pay
Times Payとは
Times Payは、コインパーキングの「タイムズ」を運営するパーク24が、2018年に開始したモバイル決済サービスです。
専用のタブレットやカードリーダーがあれば、簡単にクレジットカード・電子マネー決済ができます。
Times Payの特徴
- 1.初期費用:25,000円 (※キャンペーン中の今なら0円)
- 2.月額使用料:1,500円 (※一定額以上の使用で0円)
- 3.決済手数料:3.24%~3.74%
- 4.対応決済種別:計11種類 (クレジットカード6種 / 電子マネー11種)
6. 食べログ Pay
食べログPayとは
食べログ Payは、株式会社カカクコムが運営するモバイル決済サービスです。
専用のタブレット、専用アプリ、カードリーダーがあれば、簡単にクレジットカード決済ができます。
食べログ Payの特徴
- 1.初期費用:5,000円 (※キャンペーン中の今なら0円)
- 2.決済手数料:3.24%~3.74%
- 3.対応決済種別:計6種類 (クレジットカード6種)
3. 決定版!QRコード/アプリ決済サービス一覧
QRコード/アプリ決済サービスを6つご紹介します。
1. PayPay
PayPayとは
PayPayは、ソフトバンク株式会社とヤフー株式会社の合弁会社であるPayPay株式会社によって運営されるQRコード決済サービスです。
皆さんの記憶にも新しい、2018年12月に行われた「100億円あげちゃうキャンペーン」により、日本でのキャシュレス知名度が向上したことは言うまでもありません。
Pay Payの特徴
- 1.初期費用:無料
- 2.決済手数料:無料(2021年9月末まで ※以降の方針は未定)
- 3.対応決済種別:計2種類 (PayPay アプリ/ Alipayアプリ)
詳細については、以下の記事をご覧ください。
2. 楽天Pay(アプリ決済)
楽天Pay(アプリ決済)とは
楽天Pay(アプリ決済)は、楽天が運営する QRコード/アプリ決済サービス。
上記であげた楽天Pay(端末型)と違い、端末の導入を行わずに、楽天Pay(アプリ決済)だけに焦点を合わせたサービスになります。
利用者側にとっては、買い物でためた楽天ポイントをそのまま支払いに利用できる点は便利です。
楽天 Pay(アプリ決済)の特徴
- 1.初期費用:無料
- 2.決済手数料:3.24%
- 3.対応決済種別:計1種類 (楽天Pay アプリ)
3. LINE Pay
LINE Payとは
LINE Payは、コミュニケーションサービスLINEを運営する『LINE株式会社』のQR決済サービスです。
LINEは月間アクティブ数が7,800万人近く存在すると言われており、同じアプリ上で利用できるので、多くの消費者が利用しやすいキャッシュレスサービスだと言えるでしょう。
LINE Payの特徴
- 1.初期費用:無料
- 2.決済手数料:無料(2021年7月末まで ※以降の方針は未定)
- 3.対応決済種別:計1種類
- 4. 導入決済種別:計3種類 (LINE Pay店舗用アプリ/LINE Pay据置き型/LINE PayプリントQR)
4. Origami Pay
Origami Payとは
Origami Payは2016年5月とかなり早い段階からサービス開始しており、日本のスマホ決済の先がけとなったサービスです。
他の決済サービスにない強みとしては、対応店舗では、常時1~2%程度の割引が適用されたり、お店のお知らせ・クーポンを配信できるなどの仕組みがあることです。
Origami Payの特徴
- 1.初期費用:無料
- 2.決済手数料:3.24%
- 3.対応決済種別:計2種類 (Origami Pay アプリ/ Alipayアプリ)
- 4. 導入決済種別:計2種類 (Origami Pay 店舗用アプリ/Origami PayプリントQR)
5. メルペイ
メルペイとは
メルペイはフリマアプリ「メルカリ」を通して、全国のお店で利用できるスマホ決済サービスです。
メルカリで売り上げたお金をそのまま決済に利用できます。
実際の支払方法は、iDでの支払になるのでご注意ください。
メルペイの特徴
- 1.初期費用:無料
- 2.決済手数料:1.5%
- 3.対応決済種別:計1種類 (メルペイ)
- 4. 導入決済種別:計2種類 (メルペイ店舗用アプリ/電子マネーiD)
6. Pay ID
Pay IDとは
オンラインショップを容易に解説できるサービス「Base」を運営している『Base,Inc.』の関連企業である『Pay株式会社』が提供するQRコード決済サービスです。
Pay IDの特徴
- 1.初期費用:無料
- 2.決済手数料:1.5%~3.6%
- 3.対応決済種別:計1種類 (Pay IDアプリ)
- 4. 導入決済種別:計1種類 (Pay ID店舗用アプリ)
おわりに
キャッシュレスサービスと一口に言っても、上記のようにさまざまな種類があります。
また、今の時点で流行しているサービスに加えて今後も新たなサービスが増えることも予想されます。そのため、どれを導入すればいいのかの判断は難しいかもしれません。
ただ、時代の流れは確実に「キャッシュレス社会」の波に乗っていますし、2020年の東京オリンピックや先の大阪万博に向けて、訪日外国人は増加する傾向が高いです。
そのような契機にビジネスチャンスを逃さないためにも、まずは無料で導入できるサービスから初めてみてはいかがでしょうか。幸に現在はほとんどのサービスが無料で導入できます。
当サイト「マネとも!」は、今後とも店舗のみなさんがより「キャッシュレスサービス」を始められるよう、お手伝いをしていきたいと思います。