株式投資型クラウドファンディングとは?メリットやデメリット、おすすめの人から始め方まで解説
株式投資型クラウドファンディングについて気になっていますね?
株式投資型クラウドファンディングとは未上場の新規・成長企業の株式に投資することのできるサービスの総称です。
現在、国内では複数の株式投資型クラウドファンディング業者があります。
未上場企業への投資は将来的に大きなリターンが狙えることから、投資家方大きな注目を浴びています。
しかし、投資する際は、流動性の点など注意することもあることも知っておきましょう!
今回はそんな株式投資型クラウドファンディングについて、
- 特徴
- メリットとデメリット
- おすすめな人
- 業者の選び方
- 始め方
の順で丁寧に解説していきます。
この記事を読めば、株式投資型クラウドファンディングの概要について理解でき、実際に利用するかどうかをしっかり検討できますので、ぜひ参考にして下さい。
1. 株式投資型クラウドファンディングとは?
株式投資型クラウドファンディングとは、資金調達を行いたい未上場企業と、そこに投資したい投資家をマッチングするプラットフォームの総称です。
未上場企業は非上場株式を発行することで、インターネットを通じて多くの投資家から少額ずつ資金をクラウドファンディング形式で集めることができます。
現在、国内には下記のような代表業者があります。
- Fundinno(ファンディーノ)
- イークラウド
- ユニコーン
- CAMPFIRE Angels
ここからは、投資家が株式投資型クラウドファンディングを利用するメリットについて見ていきましょう!
2. 株式投資型クラウドファンディングのメリットとは?
投資家にとっての株式投資型クラウドファンディングを利用するメリットは大きく次の3点が考えられます。
- 少額から未公開株に投資ができる
- 将来的にハイターンを期待できる
- エンジェル税制が適応される可能性がある
順番に見ていきましょう。
(1)少額から未公開株に投資できる
1番のメリットだと思います。
一般の投資家が未公開株式を入手する手段は、ほとんどありません。基本的には、会社役員や関係者、関連企業などしか持つことはできません。
しかし、株式投資型クラウドファンディングを活用すれば、この未上場企業の株式を手に入れることができます。
後述しますが、未上場企業の株式は、将来的に大きなリターンを狙える金融商品です。
その未上場企業の株式に対して、おおよそ1株5〜10万円程度から投資することができます。(1案件に対して上限金額は年間最大50万円)
※発行会社によって、1株あたりの募集価格は異なります。
<補足>株主になれば企業をより近い距離で応援できる
投資をすると、その企業のことが気になり、より愛着がわくと思います。
株主になるということは、言い換えれば、その企業の成長を見守る側に回るということです。
未上場企業は基本的には将来の上場やM &Aを目指して経営しています。その経営を株主という近い立場で見守りながら応援できるのも、株式投資型クラウドファンディングの醍醐味です。
(2)将来的にハイターンを期待できる
未公開株には将来的に数100倍になる価値があります。
基本的に投資した企業が以下の2つのパターン(専門用語でイグジット)となったとき、投資家は儲けることができます。
- IPOを行ったとき:株を証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすること。上場した企業の普通株式を受け取り、それを取引所で売却することで利益を得ることができます。
- M &Aを行ったとき:大手企業などにベンチャーが買収され売られること。投資先企業の新株予約権を買収先の企業に譲渡する対価として金銭を受け取ることができます。
特にIPOを行なった際は、大幅な値上がりが狙えますので、これを狙って株式投資型クラウドファンディングを利用するのが一般的です。
(3)エンジェル税制が適応される可能性がある
株式投資型クラウドファンディング業者の多くは、エンジェル税制における認定業者として登録されているので、資金調達を希望する企業に投資を行うと、エンジェル税制の対象となる可能性があります。
エンジェル税制とは、ベンチャー企業への投資を促進するためにベンチャー企業へ投資を行った個人投資家に対して税制上の優遇を行う制度です。(引用:経済産業省)
エンジェル税制の対象となる企業に投資したときは、投資した金額に応じて『投資した年に受けられる所得税』の優遇措置が受けられます。
つまり、株式投資型クラウドファンディングで節税ができるということです。
3. 株式投資型クラウドファンディングのデメリットとは?
一方で、デメリットもあります。
それは次の3点です。
- 未公開株への投資はハイリスク!
- 配当金がもらえない場合がほとんど
- 投資の上限金額がある
事前にしっかり確認しておくことが重要です!
デメリット1. 未上場企業への投資はハイリスク
前提として、未上場企業への投資は大きなリターンを見込める可能性がある分、リスクも非常に高いことを理解しなければなりません。
そのため、投資する際は、生活のない余裕資金かつその企業の将来性をしっかり見極めた上で投資すべきです。
また、企業が成長する時間は数年単位で必要になります。そのため、利益が出るのはかなり先になると予め理解しておくべきです。
とくに、次の2つのポイントについては要注意です!
流動性が低い
非上場株式なので、その株式を売ろうとしても、東京証券取引所のように売るマーケットがあるわけではありません。
そのため換金性が低く、買い取ってくれる相手を見つけるのに時間がかかるかもしれません。
元本割れ、最悪は投資先企業が倒産も・・・
非上場株式は、会社の規模もそれほ大きくないのが普通です。上場企業のように、社会的信用性もそれほど高くはありません。
そのため業績悪化による元本割れや、最悪の場合は倒産する可能性があります。
ですので、「倒産して、株式の価値がゼロになっても良いという企業」に投資を行うスタンスでいるべきだと思います。
未上場企業はIPOに成功したときなどは、大きなリターンを獲得できる可能性があります。しかし、未上場企業は倒産する企業の方が圧倒的に多いです。
10社に投資して1社がIPOして、利益が出たらラッキーというイメージです。
デメリット2. 配当金がもらえない場合がほどんど
株式投資の醍醐味は配当金ですが、配当がない場合が大半です。
そこそもベンチャー企業なので、どんどん事業成長を行う必要があり、配当に回すくらいなら投資に回すというスタンスが主なはずです。
基本的には、投資先の配当方針次第ですが、期待はできないため、配当金狙いなら、無難に上場株式を購入したが方が良いでしょう。
デメリット3. 投資の上限金額がある
基本的に、一社につき、年間50万円までと投資の上限金額が決まっています。
いい企業だからたくさん投資して将来のリターンに備えたい!と考えいても、株式投資型クラウドファンディングを利用する上では上限金額があることを知っておきましょう!
4. 株式投資型クラウドファンディングはこんな人におすすめ!
ここまで、株式投資型クラウドファンディングのメリットとデメリットについて見てきました。
これらを踏まえて、下記のような方に株式投資型クラウドファンディングがオススメできると判断しました。
こんな方におすすめ
- 資産に余裕のある方
- エンジェル税制を利用して投資したい方
- ベンチャー企業を応援したい方
- 若者を応援したい方
そもそも未上場企業への投資はかなりのハイリスクです。そのため、一攫千金を狙って投資というスタンスはオススメしません。
あくまで、余裕資金の一部を宝くじ感覚で投資するというのが理想的です。
そのため、資金に余裕があるというのが大前提です。
エンジェル投資を活用して、税制優遇を享受しながら投資を行いたいという人にも適しています。
また、ベンチャー企業の成長は日本経済にとってもプラスです。そんなベンチャー企業をより近い距離で応援したい!という方にも適しています。
また、ベンチャー企業の経営者は20〜30代の若い世代も多いです。そのため、日本の若い世代を応援したい!という人も向いているでしょう。
5. 株式投資型クラウドファンディング業者の選び方
日本には株式投資型クラウドファンディング業者として
- ファンディーノ
- ユニコーン
- イークラウド
- CAMPFIRE Angels
などがあります。
どこを利用すべきなのか?と気になりますよね!
結論を言いますと、どのサービスも利用するのが正解です。
というのも、株式投資型クラウドファンディングの主役は投資先の企業です。魅力的な投資先の企業をベースに投資するかを選ぶべきなので、どれを利用するべきとは言えません。
また、そもそも有望未上場企業がどのプラットフォームで資金調達をするのかというのは、起業家とそのプラットフォームの事業者との相性も大きいです。なので、どこが一番良いということはありません。
全ての株式投資型クラウドファンディングに目を通しておく方が有望企業を見つけやすいでしょうし、起業家なら相性のあう事業者を積極的に探していった方がいいと思います。
いずれにせよ、IPOやM &Aによるリターンを期待される方が多いと思いますので、この目的は、どのプラットフォームでも満たせると思います。
もちろん、主役は投資先の企業なので、企業の事業内容をしっかり確認してから投資しましょう!
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6. 株式投資型クラウドファンディングで投資する際に知っておくべき点
最後に、これから株式投資型クラウドファンディングで投資を行おうと思っている方に向けて、事前に知っておくべき点を解説します。
- 分散投資を心がけよう!
- 確定申告の必要がある場合がある!
(1)分散投資を心がけよう!
投資する案件はできるだけ複数に分散させましょう!
というのも、未上場株式投資はほとんどの場合失敗するケースの方が多いからです。
10社に投資して1社がイグジットに成功すれば大成功!くらいのイメージの方が良いです。
そのため、できるだけ複数の企業に分散投資を行い、単一企業の倒産リスクによる全損リスクを軽減させた方が良いでしょう。
(2)確定申告の必要がある場合がある!
未上場株式にも基本的に確定申告が必要なケースがあります。
それは、
- 上場後に株式を売るとき
- 配当金が出たとき
- エンジェル税制を適応するとき
未上場株式を将来的に売却して利益がでた場合、譲渡所得として分離課税の対象になります。この場合、利益に対して20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)が課税されます。
また、企業によっては投資家に配当金を渡してくれるベンチャー企業もあります。配当金は配当所得として総合課税の対象です。ただし、配当金は受け取った時点で所得税が引かれているので、特に問題ありません。
これらの金額と給与所得、退職所得以外の所得を合わせて20万円以上ある場合は、確定申告が別途必要となります。
また、エンジェル税制を活用する場合は、必ず確定申告が必要になります。でなければ、税制優遇による所得税、住民税を取り戻すことができません。
まとめ
株式投資型クラウドファンディングについて解説しました。
株式投資型クラウドファンディングは未上場の新規・成長企業の株式に投資することのできるサービス。
投資した企業が上場などのイグジットに成功すると大きなリターンを得られる可能性があります。
ベンチャー企業への投資は、日本の成長にも必要だと思いますので、このサービスがより多くの投資家から利用されると良いですね。
しかしながら、未公開株への投資はリスクが非常に高いので、どちらからと言えば応援するというスタンスで投資した方が良いでしょう。
この記事が参考になりましたら幸いです。
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