株式投資型クラウドファンディング「イークラウド」について調べていますね。
イークラウドは未上場の新規・成長企業の株式に投資ができるサービスです。
未上場企業株には、将来的に高いリターンも得られる可能性があるという特徴があります。
また、日本の若いベンチャー企業を投資という側面で応援できるという視点もあります。
そもそも、株式投資型クラウドファンディングはイークラウドを含め他にもあります。そんな中でもイークラウドは、健全な運営をしている為、様々な外部要因を気にせず投資できると評判です。
この記事では、これからイークラウドで投資を始めるようと考えている方に、簡単な特徴、メリットやデメリット、始め方などを解説します。
ぜひ参考にして下さい。
イークラウドの最新情報
目次
1. 株式投資型クラウドファンディング「イークラウド」の特徴
イークラウドは、資金調達を行いたい未上場企業と、そこに投資したい投資家をマッチングするプラットフォーム。大和証券グループと連携運営しています。
未上場企業は非上場株式を発行することで、イークラウドを通して多くの投資家から少額ずつ資金をクラウドファンディング形式で集めることができます。
このように、クラウドファンディン形式で株式を購入するプラットフォームを『株式投資型クラウドファンディング』と呼びます。
大和証券のリソースを活用している為に、株式投資型クラウドファンディングとしては後発ですが投資家保護が整った堅持性あるプラットフォームになっています。
<イークラウド経営陣>
(引用:イークラウド公式サイト)
イークラウドの詳細情報
運営会社 | イークラウド株式会社 第一種少額電子募集取扱業者、関東財務局長(金商)第3181号 |
サービス開始 | 2020/3 |
主な関連企業 | Fintertech株式会社(大和証券グループ) |
投資最低額 | 1株数万円前後から(案件によって異なる) |
投資家の負担する手数料 | ほぼ無料(口座入金手数料のみ必要) |
エンジェル税制 | 適応される場合もある |
さて、イークラウドは、未上場企業と投資家をマッチングするプラットフォームなので、両者にとってメリットやデメリットは変わってきます。
そこで今回は、投資家と起業家、2つの目線に分けてイークラウドのメリットとデメリットを見ていきます。
2. イークラウドのメリット!投資家にオススメする8つの理由とは?
まずは、イークラウドのメリットとデメリットを見ていきましょう。
全体的な評価としては、株主間契約や大和グループとの連携があったりと、投資家が安心して投資できる環境が備わっていると言えます
多くの株式投資型クラウドファンディングを見てきた身としては、群を抜いて投資保護が徹底されている印象を受けました。
イークラウドを利用するメリットは次の8点が考えられます。
- 将来的にハイターンを期待できる
- 株主間契約があるから利益確定が信頼できる
- 少額から未公開株に投資ができる
- 手数料は、ほぼ無料
- 株主優待を受けられる可能性もある
- 大和グループとの連携で信頼性が高い
- 企業からの情報提供がある
- エンジェル税制が適応される可能性がある
順番に見ていきましょう。
メリット1. 将来的にハイターンを期待できる
前提として、未公開株には時には数100倍になる魅力的なリターンがあります。
近況でも、投資後たったの9ヶ月で投資金が2.69倍になったケースもあります。
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【取材】9ヶ月でリターン2.69倍!夢のようなイグジット劇について聞いてみました!-イークラウド株式会社様
続きを見る
イークラウドでは、基本的に投資した企業が以下の2つのパターン(専門用語でイグジット)となったとき、投資家は儲けることができます。
- IPOを行ったとき:株を証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすること。上場した企業の普通株式を受け取り、それを取引所で売却することで利益を得ることができます。
- M &Aを行ったとき:大手企業などにベンチャーが買収され売られること。投資先企業の新株予約権を買収先の企業に譲渡する対価として金銭を受け取ることができます。
また、一般の投資家が未公開株式を入手する手段は、ほとんどありません。基本的には、会社役員や関係者、関連企業などしか持つことはできません。
これだけでもこのプラットフォームを利用する価値はあります。
メリット2. 株主間契約があるから利益確定が信頼できる
イークラウドは株主間契約を行うことを明記しているので、投資家も安心して投資ができます。
イークラウドでは、基本的に投資時にベンチャー企業と株主の間で契約を締結することになっています。
少しややこしく感じますが、要するに、イグジット時の取引を円滑にして、しっかりと投資家にお金をお返しする仕組みを構築しています。
例えば、イグジットにしたい際に株式を持っている個人投資家が株式の放棄を拒否したらどうなるでしょうか?イグジットかスムーズに行きませんし、利益確定を行いたい他の投資家にも迷惑がかかります。その防止策として、事前に株主間契約を結んでおく必要があります。
株主間契約があるので安心できます。
メリット3. 少額から未公開株に投資できる
1つの企業に対して、1株数万円程度から投資できます!(1案件に対して上限金額は50万円)
このため、少額からお試し感覚で未上場企業への投資を始められます。
※発行会社によって、1株あたりの募集価格は異なります。
メリット4. 手数料はほぼ全て無料
投資家が負担する手数料は無料です。唯一、指定口座への振込手数料がかかるのみです。
イークラウドが指定する投資金額のみ用意すれば、基本的には問題ありません。
メリット5. 株主優待を受けられる可能性もある
イークラウドで資金調達をした企業は、クラウドファンディングで株式を購入した株主に対して、株主優待を実施する場合もあります。
株主優待の内容は企業によって違いますが、募集の段階で予定している優待の内容が開示されるので、チェックしておきましょう!
優待が魅力的なら、これを理由に投資を行うのもいいかもしれませんね。
メリット6. 大和グループとの連携で信頼性が高い
イークラウドは、大和証券グループと連携しながら運営されています。
バックにしっかりとした金融機関がついていることは、安心できる材料の一つです。
起業家がイークラウドを利用するメリットの項目でも解説しますが、このリソースは反社チェックなどに活用されています。
メリット7. 企業からの情報提供があるので長い目で見守れる
企業の成長を投資家が追えるように、IR情報を定期的に配信予定です。
支援の成果を感じながら企業の成長を応援することができます。
メリット8. エンジェル税制が適応される可能性がある
イークラウドで資金調達を希望する企業に投資を行うと、エンジェル税制の対象となることがあります。
エンジェル税制とは、ベンチャー企業への投資を促進するためにベンチャー企業へ投資を行った個人投資家に対して税制上の優遇を行う制度です。(引用:経済産業省)
イークラウドで紹介する未上場企業の中で、エンジェル税制の対象となる企業に投資したときは、投資した金額に応じて『投資した年に受けられる所得税』の優遇措置が受けられます。
事前に投資先の企業がエンジェル税制に対応するかを調べておくことで、お得になることがあります。
3. イークラウドで投資を行う際のデメリット/注意点!
一方で、注意すべき点もあります。
それは次の4点です。
- 前提として未公開株への投資はハイリスク!
- 口座開設には審査がある!
- ある程度の所得がある人向き!
- 配当金がもらえない場合がほとんど
ちゃんと理解しておけば、ほとんど問題はないのですが、事前にしっかり確認しておくことが重要です!
注意点1. 前提として未上場企業への投資はハイリスク
前提として、未上場企業への投資は大きなリターンを見込める可能性がある分、リスクも非常に高いことを理解しなければなりません。
投資する際は、生活のない余裕資金かつその企業の将来性をしっかり見極めた上で投資すべきです。
また、企業が成長する時間は数年単位で必要になります。そのため、利益が出るのはかなり先になると予め理解しておくべきです。
とくに、次の2つのポイントについては要注意です!
流動性が低い
非上場株式なので、その株式を売ろうとしても、東京証券取引所のように売るマーケットがあるわけではありません。
そのため換金性が低く、買い取ってくれる相手を見つけるのに時間がかかるかもしれません。
元本割れ、最悪は投資先企業が倒産も・・・
非上場株式は、会社の規模もそれほ大きくないのが普通です。上場企業のように、社会的信用性もそれほど高くはありません。
そのため業績悪化による元本割れや、最悪の場合は倒産する可能性があります。
「倒産して、株式の価値がゼロになっても良いという企業」に投資を行うスタンスでないのなら、避けるのが賢明かもしれません。
未上場企業はIPOに成功したときなどは、大きなリターンを獲得できる可能性があります。しかし、未上場企業は倒産する企業の方が多いです。
優待や将来性に注目しつつ、リターンより応援するという気持ちで投資を行うべきでしょう!
注意点2. 口座開設には審査がある!
口座開設の際には審査があります。つまり、誰でも投資できるわけではありません。
イークラウド公式サイトの取引約款を読むと、以下のような方は登録できませんとありました。
- リスクの大きな金融商品への投資経験がない方
- 金融資産が300万円未満の方
- 満20歳未満の方及び満75歳以上の方
- 投資資金の性格が余裕資金ではない方
- 投資の目的が利子・配当等の安定運用の方
- ご本人様以外でお申込みをされる方
- 暴力団員、暴力団関係者あるいは総会屋等の反社会的勢力に該当する方
- 主たる居住地国が日本以外の方
- 外国口座税務コンプライアンス法(FATCA)の適用される米国の納税義務者
- 既に当サイトに投資者登録をされている方(重複登録はできません)
- 成年後見人制度に係る家庭裁判所の審判を受けた方等
- 外国政府等において重要な公的地位にある者(PEPs)に該当される方
- 法人(現在、法人の投資者登録は受け付けておりません)
引用:取引約款(投資者)-イークラウド公式
金融資産(預貯金を含む)を300万円以上保有している人が最低条件となっています。
しかし、そもそも未公開株への投資はハイリスク。
厳しい審査基準を敷いているということは、逆に顧客のことを考えた良心的なサービスとも言えます。
注意点3. ある程度の所得がある人向き!
金融資産の最低金額や未上場企業へのリスク考えると、イークラウドはある程度の余裕資金(生活とは関係のない余ったお金)がある中・高所得者向けのサービスです。
何度も申し上げますように、未上場企業への投資はハイリスクです。
そのため、手元に金銭的余裕のない方は、投資を行うことを推奨しません。
必ず余裕資金で投資しましょう!
注意点4. 配当金がもらえない場合がほどんど
株式投資の醍醐味は配当金ですが、配当がない場合が大半です。
そこそもベンチャー企業なので、どんどん事業成長を行う必要があり、配当に回すくらいなら投資に回すというスタンスが主なはずです。
基本的には、投資先の配当方針次第ですが、期待はできないため、配当金狙いなら、無難に上場株式を購入したが方が良いでしょう。
まとめ!しっかり注意しておけば問題ない!
注意点をもう一度まとめます。
- 前提として未上場企業への投資はハイリスク!
→損失となる可能性が高いことも知っておきましょう。 - 口座開設には審査が必要!
→金融資産を300万円以上保有している人が対象です。 - ある程度の所得がある人向き!
→生活に余裕のない人にはおすすめしません。 - 配当金がもらえない場合がほとんど
→配当金狙いの方にはおすすめできません。
投資を行うには怖いように思いますが、未上場企業への投資はハイリスクだと理解しているなら問題ありません。
4. 他の株式投資型クラウドファンディングと比較!何が違うの?
他の株式投資型クラウドファンディングとして「ファンディーノ」「ユニコーン」「CAMPFIRE Angels」が挙げられます。
どのサービスがオススメなのかと気になっているのではないでしょうか?
結論を言いますと、どのサービスも利用するのが正解です。
というのも、株式投資型クラウドファンディングの主役は投資先の企業です。魅力的な投資先の企業をベースに投資するかを選ぶべきなので、どれを利用するべきとは言えません。
また、そもそも有望未上場企業がどのプラットフォームで資金調達をするのかというのは、起業家とそのプラットフォームの事業者との相性も大きいです。なので、どこが一番良いということはありません。
全ての株式投資型クラウドファンディングに目を通しておく方が有望企業を見つけやすいでしょうし、起業家なら相性のあう事業者を積極的に探していった方がいいと思います。
ただし、少しサービスの特徴が違います。下記はその違いをまとめた比較表です。
サービス名 | 株式の入手 | エンジェル税制 | 株主間契約 | 株主優待 | 流動性 | 株の2次売買 |
イークラウド | ◯ | ◯ | ◯ | △ | △ | × |
FUNDINNO | ◯ ※新株予約権の場合不可 | ◎ (エンジェルシミュレーターあり) | ◯ | △ | △ | ◯ |
CAMPFIRE Angels | ◯ | × | ◯ | △ | △ | × |
Unicorn | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | △ | × |
イークラウドなどとの大きな違いとしては、ファンディーノは新株予約権での資金調達も可能な点です。
いずれにせよ、IPOやM &Aによるリターンを期待される方が多いと思いますので、この目的は、どのプラットフォームでも満たせると思います。
もちろん、主役は投資先の企業なので、企業の事業内容をしっかり確認してから投資しましょう!
FUNDINNO(ファンディーノ)について
-
評判はどう?FUNDINNO(ファンディーノ)を利用するメリットとデメリットを口コミ!
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Unicorn(ユニコーン)について
-
ユニコーンの評判と新規募集案件!利用するメリットやデメリット、他社との違いまで解説!
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CAMPFIRE Angelsについて
-
評判はどう?CAMPFIRE Angelsのメリットとデメリット、他社との違いまで
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5. 起業家から見るイークラウドのメリットとは?
もし、あなたが資金調達を行いたい起業家ならイークラウドを利用するメリットは沢山あります。
特にイークラウドはしっかりと投資家保護を整えた上で、運営されているので、起業家にとってもメリットの多いプラットフォームになります。
起業家がイークラウドを利用するメリットとして考えられるのは、次の点です。
- 最短1ヶ月で最高1億円の資金調達ができる
- 中長期的なファン(投資家)を獲得できる
- 【重要】大和グループの反社チェックを受けた投資家だから比較的安心
- 資金調達後、イークラウドによるサポートを受けられる
順番に見ていきましょう。
メリット1. 最短1ヶ月で最高1億円の資金調達ができる
株式投資型クラウドファンディングには上限1億円という制限はありますが、申込みから着金まで、約1〜2ヶ月で資金を調達できます。
イークラウドは、スピーディに資金を調達したい シード・アーリー期の企業に特におすすめです。
メリット2. 中長期的なファンとなる投資家を獲得できる
起業家にとって、イークラウドを利用する最大のメリットは、中長期的なファン(投資家)を獲得できるという点でしょう!
目の肥えた投資家は、将来性があると判断した企業に投資を行います。投資家はいわば将来性に期待しているのでファンになります。ファンをたくさん集めることができれば、企業価値も高めることができます。
「投資家の数が多い=多くの人から期待されている=企業価値が高い」という構図です。
イークラウドで資金調達を行うことで、中長期的なファンを獲得することができ、ときには助けてくれることもあるかもしれません。
また、株式投資型クラウドファンディングで資金調達すると、多くの投資家の目に触れますので、マーケティングしても役に立ちます。
【重要】メリット3. 大和グループの反社チェックを受けた投資家だから比較的安心
また、この点も非常に大事なポイントです。
イークラウドでは大和証券グループから出資を受けており、大和証券グループが持つネットワークを通じ反社チェックを行います。
既存の、株主投資型クラウドファンディングでは、反社チェックが十分でないことを理由に、株式投資型クラウドファンディングで資金調達したスタートアップが、それ以降の機会にて資金調達で出資者や証券会社から引受を断られるケースもあるそうです。
ですが、イークラウドは大和証券グループを通しているために、このようなリスクも気にせずに資金調達を実施することができます。
メリット4. 資金調達後、イークラウドによるサポートを受けれる
イークラウドは、会社に対して、資金調達した後も継続的に経営をサポートしてくれます。
また、大和証券グループのため、IPOやM&Aするまでワンストップでサポートができるのも大きなメリットです。
6. イークラウドの新規案件情報・キャンペーン情報・登録方法
ここではイークラウドの
- 新規募集案件情報
- キャンペーン情報
- 登録方法
の順で丁寧に解説していきます。
新規募集案件情報(1)
2022年9月3日(土) 10:00から新規案件「LIFEHUB株式会社」が募集開始!
目標募集額〜上限募集額 | 40,086,000円〜50,082,000円 |
---|---|
資金調達企業名 | LIFEHUB株式会社 |
代表者 | 中野 裕士 |
資本金 | 150,029,961円 |
エンジェル税制 | あり:下記どちらか選択 ①投資額から2,000円差し引いた額をその年の総所得金額から控除できる優遇措置A ②投資額全額をその年の他の株式譲渡益から控除できる優遇措置B |
株主優待 | - |
※詳細は公式サイトをご覧くださいませ。
イークラウドのキャンペーン情報
イークラウドでの投資家登録が完了した方は複数の電子マネーや暗号資産の中から好きなデジタルギフトを選べる「デジタルギフト®」を1,000円分がプレゼントされます。
期限:2022年9月30日
適応条件:対象期間中にイークラウドへ投資家登録の申込みを行い、2022年10月15日までに投資家登録完了
※詳細は公式サイトをご覧くださいませ。
最短即日!登録方法を解説!
登録方法はとっても簡単、全てをウェブで完結!即日投資も可能です・
まとめ
株式投資型クラウドファンディング「イークラウド」について解説しました。
イークラウドは未上場の新規・成長企業の株式に投資することのできるサービス。
大和証券グループとの連携があるために信頼性がとても高いのが特徴。
株主間契約もありますので、投資家も安心して投資ができます。
ただ、未公開株への投資はリスクが非常に高いので、どちらからと言えば応援するというスタンスやこのサービス使ってみたいかも!という観点で投資した方が良いでしょう。
起業家の方にとっても、株式投資型クラウドファンディングの中でも群を抜いて信頼できるプラットフォームだと思いますのでおすすめです。
この記事が参考になりましたら幸いです。