「スマホやPCの保険があるって聞いたけど、実際はどうなの?」と思っていませんか?
この記事では、スマホやPCなどのモバイル端末専用の保険「モバイル保険」について解説します。
モバイル保険は、Appleの修理補償サービス「AppleCare+」を利用するくらいなら代わりに加入すべきコスパの良い保険サービスです。また、補償端末の範囲が広がるので、各キャリア・メーカーの端末保証サービスと比較しても加入を検討したいサービス。
最大の特徴は、月額700円で合計10万円(年間)まで、何度でも補償してくれること!さらに、ほとんどの手続きがWebで完結するのも魅力的です。
これから、モバイル保険の魅力や利用する上での注意点、具体的な使い方など、徹底的に解説していきます。
あなたがモバイル保険に加入した方が良いのか判断できるようになっているので、ぜひご一読ください。
目次
1. モバイル保険とは?
モバイル保険とは、スマホやPCなど、無前通信が可能なモバイル端末の修理補償が受けられるサービス。
月額700円と、非常にリーズナブルな料金が目立ちます。しかし、1番大事なのは、その料金で受けられる補償内容ですよね。
ズバリ、モバイル保険はとてもコスパの良い保険だと言えます。
そう判断できる理由として、以下の4つのメリットが挙げられます。
2. モバイル保険を利用する4つのメリット
「実際、どんなメリットがあるの?」と思いますよね。
結論から申し上げますと、モバイル保険のメリットは以下の通りとなります。
メリット一覧
- 月額700円(年間8,400円)で、合計10万円まで何度でも補償!
- 端末が3つまで補償対象!スマホ・PC別々に保険をかける必要ナシ!
- ほとんどの手続きがスマホで完結するからラク!
- モバイル保険の提携修理店舗なら、お金のやり取りナシでその場で修理
それぞれ詳しく解説していきますね。
(1)月額700円(年間8,400円)で、合計10万円まで何度でも補償!
このコスパの良さが、モバイル保険の一番の魅力ですね。
例として、Appleの公式サポートサービス「AppleCare+」と比べてみましょう。
iPhone XSの場合、加入費は22,800円。これで2年間のサポートを受けられますが、修理をお願いするときは、別途「サポート費」を払う必要があります。
例:画面割れ1回と水没1回の場合、実質支払う費用
22,800円(AppleCare+の加入費)+ 3,400円 + 11,800円 = 38,000円
※損傷内容にとって変動あり
AppleCare+に入ったとしても、38,000円も支払う必要があるのです。
一方モバイル保険だと、合計10万円までの修理費なら『年間8,400円』を支払うだけ。2年間でも16,800円です。
これだけ見ても、圧倒的なコスパの高さが目に見えますね。
(2)端末が3つまで補償対象!スマホ・PC別々に保険をかける必要ナシ!
通常の保証サービスは、端末ごとに加入する必要があります。その分費用が高くなり、加入したくてもためらってしまうことも。
しかしモバイル保険なら、なんと3つの端末まで補償の対象なのです!具体的には、メインの端末1つとサブの端末2つという形で登録できます。
つまり、月額たったの700円で、保証サービス3つ分をカバーできるのです!今の時代、スマホ以外にもPCやタブレットなど、2つ以上の端末を持っていることが多いので、とても嬉しい配慮ですよね。
ただし、サブ端末は年間合計3万円まで(メイン端末は10万円)。また、メイン・サブ端末の補償金額の合計が10万円までとなります。
(3)ほとんどの手続きがスマホで完結するからラク!
「補償してもらえるとしても、どうせ面倒な手続きが必要なんでしょ?」って思っていませんか?
モバイル保険は、ほとんどの手続きがなんとWebで完結します!つまり、スマホを修理した後、そのままスマホで補償の手続きができるということです!
具体的な手続きは、次の3つをスマホで送るだけ。
▼手続きに必要な書類
・故障状態を写した写真
(撮影が困難な場合やすでに修理済みの場合は故障状況を詳しく記載)
・修理報告書または見積書
・領収書またはレシート
審査が完了できたら、修理費に相当する金額が登録した銀行口座へ送られます。
(4)モバイル保険の提携修理店舗なら、お金のやり取りナシでその場で修理!
「全額補償してくれるとしても、そもそもあらかじめ自分でお金を払うのに抵抗がある…」
そんな方のために、モバイル保険では「キャッシュレスリペア」というサービスを提供してます。
通常、モバイル保険で補償金を受け取るには、次のように手間と時間がかかります。
しかし、モバイル保険と提携している修理店舗で修理する場合は、以下のようなシンプルな流れに!
つまり、事前に申請をすれば、お店に行ってそのまま修理してもらうだけ!面倒なお金のやり取りもありません!時間と手間を同時に解消してくれて、とても便利です。
ただし、このキャッシュレスリペアを理由できるのは、iPhoneとGoogle Pixelのみ。他の端末では利用できません。
3. モバイル保険を利用する上での注意点
非常にお手軽なモバイル保険ですが、「保険」サービスである以上、利用するにはいくつか注意点があります。
注意点一覧
- 登録端末の合計保険金が10万円
- サブ端末の保険金の上限が3万円
- 修理不能の場合の保険金が低い
- キャッシュレスリペアの対象端末はiPhoneとGoogle Pixelのみ
- 補償はあくまで国内で起きた事故のみ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点1. 登録端末の合計保険金が10万円
モバイル保険は、3つの端末まで補償の対象になります。具体的には、メインの端末1つとサブの端末2つという形で登録。
しかし補償金額は、3つの端末の“合計”が10万円という意味です。
つまり、サブ端末で2万円保険金を受け取った場合、残り8万円の保険金しか受け取れません。
注意点2. サブ端末の保険金の上限が3万円
さらに、サブ端末で受け取れる保険金は、2つで合計3万円が上限です(メイン端末は10万円)。
たった1回の修理でほぼ上限達成か、全額まかなえない場合もあります。
ココで、具体的なケースを見てみましょう。
メイン端末として『iPhone Xs』、サブ端末として『iPad Pro(11インチ)』と『MacBook Air(13インチ)』を登録したとします。
iPad Proが画面割れした場合、以下のような状態となります。
▼サブ端末の補償の例(iPad Proの場合)
修理費:57,400円
保険金:30,000円(自己負担額:27,400円)
残りの受け取れる保険金:最大70,000円
iPhone XSで受け取れる保険金:最大70,000円
iPad ProとMacBook Airで受け取れる保険金:0円
※審査によって金額は変動します。
このように、サブとして端末2つは登録できるとしても、補償してくれる保険金はたった1回でほぼ使い切ってしまいます。
注意点3. 修理不能の場合の保険金が低い
「端末を修理店に見てもらったら修理できないって言われた…」このような場合、モバイル保険はどうなるのか気になりますよね。
一般的なサービスだと、本体交換をしてくれる場合がありますが、場合によっては適用されず、買い換えが必要なケースがあります。
モバイル保険では修理不能と判断された場合、メイン端末は最大25,000円、サブ端末は7500円しか補償してくれません。
つまり、新品を買い換えるなどの場合、本体代の半分も保険金がおりません。
しかし、メーカーから同じ品番商品か後継の品番商品との「交換修理」が行われる場合、一般的な修理と同じように保険金がおりますので、安心してください。
注意点4. キャッシュレスリペアの対象端末はiPhoneとGoogle Pixelのみ
手間も時間もラクに修理してもらえるキャッシュレスリペアですが、現在対応している機器は、iPhoneとGoogle Pixelのみ。
他のスマホやPC、タブレットなどは対応していません。
iPhoneならまだしも、Androidユーザーのほとんどはキャッシュレスペアを利用できません。。。
注意点5. 補償はあくまで国内で起きた事故のみ
「海外旅行先でスマホを落として画面が割れた…」
このような場合、残念ながらモバイル保険は適用されません。
モバイル保険が適用されない条件の一つとして、国外であることが公式サイトでも名言されています。
▼モバイル保険の補償対象外の一例(公式サイトから引用)
・補償対象端末として登録をおこなっていない端末の損害
・保険契約者、被保険者またはこれらの者の法定代理人の故意もしくは重大な過失または法令違反によって生じた損害
・被保険者と世帯を同じくする親族の故意によって生じた損害
・補償期間外に発生した事故による損害
・置き忘れまたは紛失によって生じた損害
・日本国外で生じた損害
・保険の対象の自然の消耗もしくは劣化または性質による変色、変質、さび、かび、腐敗、腐食、浸食、ひび割れ、はがれ、肌落ちその他類似の事由またはねずみ食いもしくは虫食いなどによって生じた損害
・保険の対象の欠陥によって生じた損害
・購入から1年以内のメーカーの瑕疵による故障などによる損害
・保険の対象に対する修理、清掃等の作業中における作業上の過失または技術の拙劣によって生じた損害 (ただし、これらの事由によって火災または破裂・爆発が発生した場合は保険金を支払います。)
海外へ行くときは補償対象外になるので、十分に注意しましょう。
4. 年間10万円だと、どこまでまかなえるの?
月額700円で年間10万円まで受け取れると言っても、具体的にどこまで補償されるんでしょうか?
そこでメイン端末としてiPhoneとAndroidスマホ、それぞれのケースを見ていきましょう。
結論から申し上げますと、スマホをメイン端末とした場合、2〜3回ほどの修理はカバーできます。
例1)iPhone XS(メーカー修理)
画面割れ:31,800円
バッテリー交換:7,800円
その他修理:最大62,400円
例2)Xperia(メーカー修理)
画面割れ:最大33,000円
バッテリー交換:最大11,000円
その他修理:約20,000円
以上を見ますと、iPhoneとAndroidスマホどちらの場合でも、たった1回の修理でほぼ年間費用(8,400円)のもとが取れます!
しかし、上記のケースはあくまで一例です。修理費も全額補償してもらえるとは限りません。
5. モバイル保険を利用すべき人はこんな人!
結局、モバイル保険はどんな人におすすめなのでしょうか?
ズバリ、モバイル保険がおすすめな人は以下のような人!
おすすめな人
- iPhoneかGoogle Pixelを持っている人
- 複数端末持っており、それぞれ保険をかけたい人
順に解説していきます。
iPhoneかGoogle Pixelを持っている人
この2つの端末をお持ちの方は、モバイル保険がおすすめ!
モバイル保険のキャッシュレスリペア対象の機器だからです。
キャッシュレスリペアは事前の申し込みをしておけば、モバイル保険提携店舗に行くだけで、その場でスグに修理!修理後のお金のやり取りもありません。
複数端末持っており、それぞれ保険をかけたい人
スマホ以外にも、PCやタブレットなどをお持ちの方にも、モバイル保険はおすすめできます。
保険金の上限が限られていますが、メイン端末に加えて、サブ端末として最大2つ保険の対象として登録できます。
月額700円で3つの端末を保険にかけられるので、非常にお得。
端末1つずつ保険をかけてしまうと、月額の費用が高くなってしまうので、モバイル保険に加入して、一気に保険料をおさえられることができます。
6. モバイル保険の口コミ・評判を徹底調査!
魅力や注意点が理解できても、実際にモバイル保険を利用している声が聞きたいですよね。
そこで、モバイル保険の口コミ・評判を徹底調査して参りました。
実際に利用した方々のいろんな声を集めましたので、ぜひご参考ください。
iPhone新品交換の7万弱、全額補償されました😂
AppleCare入ってなくても、モバイル保険入っててよかったと心底思ったので、おすすめします— おたけさん (@tk_hr_16) May 14, 2019
Appleの公式サポートに入っていなくても、モバイル保険で十分との声があります。
水没させたiPhone XS Maxの修理代(本体交換)がモバイル保険から全額降りた。Apple Care+に入っても修理代を払わないといけないことを考えるとこっちが得やな。 pic.twitter.com/eDAkvAqfH8
— ネリオ@ND納車待ち (@nerio_paul) June 12, 2019
最新のiPhoneもちゃんと全額補償してもらってますね。
月々700円で年間10万円まで故障修理代を出してくれるモバイル保険。魅力的なんだけど、もしiPad Proが曲がりやすい不具合のせいで使いづらくなるような状況ならAppleCareのほうがパッと新品に交換してくれるメリットがあるのよね。
— り一くん (@riku091) June 3, 2019
場合にとっては、メーカー公式サポートの方が素早く対処してくれることもありますよね。
UMIDIGI F1、Amazonで買ったよ。
カメラ性能はボチボチ。それでもコスパ最強じゃね?
技適未認定のためモバイル保険に追加できなかったのは痛い。
あと不良品情報が多いね。私は当たりだったんだろう。#UMIDIGIF1#UMIDIGI#中華スマホ#simフリー#モバイル保険 pic.twitter.com/hhEGMt4Th7— 豪 (@takeshi_twit) February 9, 2019
便利なモバイル保険でも、補償対象となる機器の条件は必ず確認しておきたいです。
7. 気になるQ&A
これからモバイル保険を利用しようと考えている方は、次のような点が気になりませんか?
- 保険が適用される端末の種類は?
- 登録できる端末の条件は?
- いつから補償が開始されるの?
- 保険金がもらえない条件ってあるの?
- 登録した端末の変更はできる?
- 保険証券や配当金ある?
順に回答していきます。
Q1. 保険が適用される端末の種類は?
無線通信が可能、かつ、日本国内で販売されたメーカー純正の製品、および移動体通信事業者で販売された端末が対象となります。
Q2. 登録できる端末の条件は?
上記の条件を満たした端末を新規取得後、1年以内のものです。
中古の場合は、販売店の保証が3ヶ月以上付いている場合、保険の対象となります。
オークションや友人からの譲渡は対象外です。
Q3. いつから補償が開始されるの?
Webで申し込みをした日の翌日午前0時からです。
ただしお支払い方法として、口座振替払いを選択した方は、口座振替依頼書の運営会社への到着日により補償開始日が異なります。
Q4. 保険金がもらえない条件ってあるの?
一例として、以下のケースがあります。
保険金がもらえないケース(一例)
・補償対象端末として登録をおこなっていない端末の損害
・保険契約者、被保険者またはこれらの者の法定代理人の故意もしくは重大な過失または法令違反によって生じた損害
・被保険者と世帯を同じくする親族の故意によって生じた損害
・補償期間外に発生した事故による損害
・置き忘れまたは紛失によって生じた損害
・日本国外で生じた損害
・保険の対象の自然の消耗もしくは劣化または性質による変色、変質、さび、かび、腐敗、腐食、浸食、ひび割れ、はがれ、肌落ちその他類似の事由またはねずみ食いもしくは虫食いなどによって生じた損害
・保険の対象の欠陥によって生じた損害
・購入から1年以内のメーカーの瑕疵による故障などによる損害
・保険の対象に対する修理、清掃等の作業中における作業上の過失または技術の拙劣によって生じた損害 (ただし、これらの事由によって火災または破裂・爆発が発生した場合は保険金を支払います。)
Q5. 登録した端末の変更はできる?
変更可能です。
機種変更やメイン端末とサブ端末の交換など、登録端末の変更は会員用ページで設定できます。
Q6. 保険証券や配当金ある?
モバイル保険では取り扱っていません。
8. 保険に加入する際は慎重になりましょう!
ここまで申し上げておきながら、モバイル保険は加入しないことが一番の理想です。
確かに月額700円という少額でお得な保険ではありますが、何も起こらなければ保険料を払うだけになってしまいます。
例えば、10年間ずっとモバイル保険に加入していると、合計で84,000円の保険料を支払うことになります。
これはちょっと、もったいないですよね…。
置いておく場所を決めたり、歩きスマホをしないなど、普段のモバイル端末の扱い方に気をつけておく方が良いでしょう。
ちなみに私は、約10年間ずっとiPhoneを愛用していますが、画面が割れたりなどの理由で修理に出したことは一度もありません(バッテリー劣化による交換はあります)。
ものを大切に扱うという心さえあれば、モバイル保険はあまり必要ないかもしれませんね。
「それでも、やっぱり心配…。」という方もいらっしゃると思いますので、ご自身でしっかり判断した上で、加入するかどうかぜひ検討してみてください。
9. モバイル保険の申し込み・利用方法!
最後にモバイル保険の申し込み方法について、4つのSTEPで見ていきましょう。
スマホから簡単に申し込みできます。
STEP1: Webで申し込み
公式サイトへ移動し、トップページの「お申し込みはこちらから」から別ページへ移動するので、一番下の「同意して申し込む」をタップして進みます。
STEP2:保険契約上の意向確認
「重要事項説明書」の確認を求められるので、必ず確認し、「重要事項説明書の内容を理解しました。」にチェックを入れます。
その後、保険内容に異議がなければ「希望と一致しましたのでこの内容にて申し込みます。」にチェックを入れます。
その後、メールアドレスを入力して「送信」をタップ。
登録したメールアドレスに送られるメールに記載されている4ケタの番号を入力し、申し込み内容の記入へ進みます。
STEP3:申し込み内容の入力
以下の申し込み内容を入力します。
▼申し込み内容
・氏名、フリガナ
・性別
・生年月日
・住所
・携帯電話番号
・被保険者がどうか
・メイン端末の情報(端末情報・写真)
・サブ端末の情報(任意)
・お支払い方法(Webの場合はクレジットカードのみ)
入力できれば確認画面へ確認画面へ移動し、問題がなければ「決済入力画面へ」をタップします。
STEP4:決済情報の入力
最後にクレジットカードの情報を入力し、「申し込み完了」をタップして手続き完了!
手続きが正常に完了すれば、翌日から保険が適用されます!
まとめ
月額700円で3つのモバイル端末が年間合計10万円まで補償してくれるモバイル保険。
スマホやPCなしで生活するのは考えられない世の中において、非常にコスパの良い保険サービスです。
「AppleCare+」を利用するくらいなら代わりに加入すべきでしょう。また、補償端末の範囲が広がるので、各キャリア・メーカーの端末保証サービスと比較しても加入を検討したいサービス。
しかし、補償を受けるには、いくつかの条件や注意点があるのはもちろん、保険である以上、加入する際は十分に検討する必要があります。
思わぬ事故が発生する可能性があるにしても、保険に加入する必要がないことが一番の理想です。
この記事が参考になれば幸いです。