キャッシュレス店舗導入

PayPayは店舗導入すべき?加盟店になる手数料・メリット・デメリットを徹底解説!

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PayPay(ペイペイ)をお店に導入しようか迷ってる…導入したら利益拡大につながるのか?集客につながるのか?」

このように思って、この記事をお読みになっているのではないでしょうか?

PayPayは、大手企業のSoftbankとYahoo!の合併会社が運営しているスマホ決済アプリ。

大々的なキャンペーンや、スマホとQRだけで導入できることから、PayPayに加盟したお店は日に日に増えています。PayPayを店舗導入することで、お店の集客にもつながる可能性があります。

この記事では、PayPayの店舗導入について、メリット・デメリットから、他のスマホ決済アプリの違いまで徹底解説!

ただ導入すれば良いわけではなく、ちゃんとPayPayを理解した上で導入することが重要です。

ぜひ、ご一読ください。

こちらはPayPayの店舗導入を検討されている方向けの記事です。スマホ決済アプリPayPayについてはこちら→『PayPay(ペイペイ)とは?使ってわかったメリットと3つの注意点!使い方や評判、セキュリティまで解説!』の記事をご覧ください。

1. PayPayとは

PayPayは、スマホ決済アプリの一つ。

「100億円キャンペーン」という大々的なキャンペーンや、印象的なダンスを踊ったCMが話題になりましたね。

その影響があってか、今では599万人以上の方がPayPayを使うようになり(2019年4月現在)、それに伴って加盟店も日々増えています。

PayPayを簡単に理解できる3つのポイント

PayPayの特徴は、大きく次の3つにまとめられます。

1:大手「Yahoo」と「Softbank」の合弁会社なので信頼感がある!
2:キャンペーンを頻繁に行うので消費者の購買欲をそそる
3:Alipayが使えるので外国人観光客にも対応可能!

順番に見てきましょう!

(1)大手「Yahoo! Japan」と「Softbank」の合弁会社なので信頼感がある!

PayPayは、日本を代表する大手企業「Yahoo! Japan」と「Softbank」が合同出資して設立された「株式会社PayPay」が運営しています。

バックに巨大企業が控えているだけに、信頼できる会社が運営していると言えます。

とくに、スマホ決済アプリはセキュリティ面に懸念性があります。そのため、バックが安定感のある大手企業かどうかは重要なポイントです。

(2)キャンペーンを頻繁に行うので、消費者の購買欲をそそる!

PayPayでは、「100億円キャンペーン(URL)」など、大々的なキャンペーンを継続的に行なうことで知られています。

利用者にとってお得なキャンペーンになっているので、加盟店にとっても利用客が増えやすい傾向があります

(3)Alipayが使えるので外国人観光客にも対応可能!

海外のスマホ決済のスタンダードとも言える「Alipay」がPayPayでも使えます。

訪日外国人が年々増え続ける中、日本円ではなくクレジットカードやスマホ決済の需要も増えています。

とくに観光地でお店をしている方にとって、訪日外国人からの利用も増やしたいですよね。

2. PayPayを店舗導入するメリット

それでは、気になるPayPayを導入するメリットを見てみましょう。

具体的には、以下のメリットが挙げられます!

“PayPayを導入する5つのメリット”

  1. 店舗側の負担が少ない
  2. 初期導入費・決済手数料・入会手数料が無料!
  3. 入金が最短翌日で、スグに振り込まれる!
  4. Alipay対応で訪日外国人も利用できる!
  5. キャンペーンの多さで、利用客をグッと増やすチャンス!

順に見ていきましょう!

メリット1. 店舗側の負担が少ない

PayPay導入に当たって店舗側が行うことは、店舗ごとに割り振られた店舗のQRコードを店頭に配置することと決済完了後のメール確認だけです。

ユーザーは基本的に以下のフローで決済を行います。

  1. ユーザーが店舗のQRコードを読み取り
  2. ユーザーが手動で金額入力
  3. ユーザーが「支払う」を押してそれを店舗側に見せて確認

この後、すぐにメールが店舗側に届きます。それを見て決済完了です。

この間だいたい15〜30秒程度です。

まさに店舗側にとっては超絶楽なシステムとなっております。

メリット2. 初期導入費・決済手数料・入会手数料が無料!

決済手段の導入で一番心配なのは、何といっても手数料ですよね。

PayPayの店舗導入なら、なんと初期導入費・決済手数料・入会手数料が無料!

決済手数料が無料(2021年9月末まで)

しかも、利用客がQRコードを読み取り金額を入力して支払う「コード決済」なら、2021年9月30日まで無料(それ以降の対応はまだ未定です)!

ただし、より簡単な「バーコード決済」の場合は手数料が発生します。

入金手数料も無料!

決済手数料だけではなく、銀行への入金手数料も無料!

つまり、PayPayという新しい決済手段を使うことにおいて、発生するコストはありません。

ただし、これは入金口座をネットバンク「ジャパンネット銀行」を選択した場合です。その他の口座を選択した場合、2019年9月30日までとなります。

2019年10月以降、有料化するかどうかは、まだ発表されていません。

利用客はPayPayを介してクレジットカードなどの現金以外の方法で支払いが可能になり、お店側も決済手数料・入金手数料が無料。

まさにウィンウィンの関係が築けます!

メリット3. 入金が最短翌日で、スグに振り込まれる!

「入金が無料でも、いつ入金されるの?まさか翌月末…?」

このような心配も必要ありません。

PayPayは、なんと最短で決済完了の翌日に入金

売上金がすぐ手元に入ってくるので、手元にない不安はありません。

ただし、こちらもジャパンネット銀行の場合のみ。その他銀行だと、最短で翌々日の入金となるので注意です。

メリット4. Alipay対応で訪日外国人も利用できる!

とくに観光地でPayPayを導入しようとしている方にとって、嬉しい機能です。

Alipayは、主に中国で使われているスマホ決済アプリ。つまり、中国人を中心とした訪日外国人の利用が見込めるということです。

中国では、スマホを持っている人のほとんどがAlipayを使っていると過言ではありません。

そんなAlipayが、日本のPayPayを導入すれば使えます。Alipayが使えるお店というだけで、利用客が増える可能性があります。

メリット5. キャンペーンの多さで、利用客をグッと増やすチャンス!

3つのポイントでも紹介したように、PayPayは大々的なキャンペーンを定期的に行っています

それだけ利用者を増やすことに力を入れています。

つまり、日に日に利用者が増えているので、PayPayを導入していれば、「一度は使ってみよう」と新しい利用客を獲得できるかもしれません。

3. PayPayを店舗導入するデメリット

とはいえ、デメリットもあるのが事実。

PayPayの店舗導入におけるデメリットは、以下が挙げられます。

“PayPayの店舗導入におけるデメリット”

  • 金額をユーザーが入力・確認するのが面倒
  • 店舗用管理画面がWebサイトのみ(アプリで簡単に管理できない)
  • 売上金の管理が複雑になる!

金額をユーザーが入力・確認するのが面倒

PayPayを無料で使う場合、「QRコード決済」のみになります。

店舗側が提出したQRコードを利用客が読み取り、ユーザーに金額を手入力してもらう必要があります。

つまり、利用客が行う手続きが増え、手軽なスマホ決済とは言い難いです。

コンビニのような全国チェーン店では「バーコード決済」が採用されています。PayPayアプリで表示されたバーコードを、お店のスタッフが読み取るだけで決済が完了します。

しかし、こちらを採用したい場合、手数料が発生するので、無料でPayPayが使えなくなります。

これを解決するには、まず無料のQRコード決済を行い、ユーザーの行動をチェックし、必要に応じて「バーコード決済」を利用するのもありでしょう。

店舗用管理画面がWebのみ(アプリで簡単に管理できない)

PayPayをお店に導入する場合、その管理は「PayPay for Business」というお店向けのサービスを利用します。

このサービスは、Webサイトで利用します。つまり、「Internet Explorer」や「Chrome(クロム)」などのWebブラウザで使うということ。アプリとしては利用できません。

わざわざブラウザを開き、サイトへアクセスして、ログインしなくてはいけないので少々面倒です。

売り上げ金の管理が複雑になる

PayPayは、現金とは違う手段で決済することになります。

したがって、売上金の管理が増えるということ。

とくに、今まで現金のみだったお店だと、レジだけで売上金を管理できたのが、「PayPay for Business」にアクセスして管理しなくてはいけません。

4. PayPayをLine Pay / 楽天Pay / Origami Pay / メルペイと徹底比較!

「他にもスマホ決済があるけど、ぶっちゃけどれを導入したら良いの?」

そんな声にお答えすべく、メジャーなスマホ決済アプリ「Line Pay」「楽天Pay」「Origami Pay」「メルペイ」と比較を行いました!

比較要素は以下に設定しました。

・費用
・決済手段
・入金のタイミング
・管理方法
・その他使えるサービス
サービス名PayPayLINE Pay楽天PayOrigami Payメルペイ
決済手数料QRコード決済のみ無料基本無料(2021/07.31まで)3.24%3.24%1.5%
入金手数料無料 210円(楽天銀行は無料) 10万円以上ならゼロ
導入手数料無料無料無料無料無料
入金のタイミング 当月末締め、翌月末払い楽天銀行→翌日
その他→申請して翌営業日
翌月末月末締め翌月末
15日締め25日入金
管理画面web専用アプリ専用アプリ専用アプリ(iPad)専用アプリ
その他差別要素
  • Alipay連携
  • クレカと連携 etc
  • LINE @との連携
  • 豊富な決済手段
  • プリントQRコード
  • 据え置き端末
  • star pay etc
  • 楽天ポイント
  • QRコード(プリント、ワンタイム)
  • 専用端末でクレジットカード
    電子マネー(Edyも) etc
  • Alipay連携
  • コミュニケーション可能
  • メルカリの残高で支払い可能
  • 電子マネーiD.が使える

<左右にスクロールできます>

消費者の動向によってオススメの決済手段は変わってくるので、どのサービスが一番とは言えません。

しかし、比較表を見てみると、店舗導入におけるコストという面で、PayPayはかなり優れていることがが分かります。

よってPayPayは、初めての方でも店舗導入しやすいオーソドックスなスマホ決済サービスと言えるでしょう。

5. PayPay加盟の気になる口コミを徹底調査!

「PayPay導入しても良いなって思っているけど、実際に導入したお店の声が聞きたい。」

そんな方のために、すでにPayPayを導入したお店を徹底調査しました!良いことも悪いことも含めて、参考になる情報を厳選しています。

PayPay利用者の声

PayPayをきっかけに、コンビニの利用頻度が上がったようですね!

フリーマーケットでの利用も普及しつつあるそうです!

あまりにも便利すぎて、ついつい買っちゃってますね。(笑)

PayPayの加盟店の声

好意的にPayPayの加盟店となっている方が多い印象を受けました。

中には、地域を挙げてキャッシュレス化に取り組んでいる事例もあります。

6. PayPayの導入方法

最後にPayPayの導入方法について紹介していきます。

導入の流れは以下の4STEPになります。

  1. WebサイトまたはPayPayアプリから申し込み
  2. 必要事項を入力して審査の申請
  3. 審査完了のメールが届く
  4. 専用キットが届く

STEP1. WebサイトまたはPayPayアプリから申し込み

申し込み方法は、WebサイトかPayPayアプリから行えます。

Webサイトの場合はコチラのURLからアクセス。

PayPayアプリの場合は、アプリトップ画面左下の「アカウント」から「加盟店に登録」をタップ。

STEP2. 必要事項を入力して審査の申請

まず、審査のための必要事項の記入が求められます。

チャットサポート機能がありますので、必要に応じて使いましょう。

記入が終わったら、審査の申請が行われ、登録したメールアドレスに申請完了のメールが届きます。

STEP3. 審査完了のメールが届く

無事に審査に通過すると、審査完了のメールが届きます。

そのままPayPay for Businessの登録を行いましょう。

ログインパスワードを設定するだけで完了します。

STEP4. 専用キットが届く

専用キットが届いたら、導入完了!

審査完了メールが届いた後に、専用のキットが届きます。

組み立ててシールをレジに貼れば、導入完了!

これであなたのお店でもPayPayが使えるようになります。

7. Q&A〜店舗導入にあたって気になる疑問にお答えします!

これからPayPayを店舗導入しようとしている方は次のような点が気になるのでは?

Q1. 間違った金額で決済してしまった!どうしたらやり直せるの?

Q2. 解約したい場合はどうしたら良いの?

Q3. PayPay for Businessの使い方がわからない。

順に解説します。

Q1. 間違った金額で決済してしまった!どうしたらやり直せるの?

利用客が入力する金額を間違えて決済してしまった場合、「PayPay for Business」で返金手続きが必要です。

Q2. 解約したい場合はどうしたら良いの?

PayPayの契約期間は1年間で、自動更新となっています。

契約を解除したい場合は、更新期日の30日前までに手続きを行う必要があります。

30日を切ると、更新されるのでタイミングには注意しましょう。

Q3. PayPay for Businessの使い方が分からない

PayPayの公式youtubeチャンネルで、解説動画あります。

まとめ

PayPayは利用者だけでなく、お店も簡単に導入できるスマホ決済アプリ。

初期費用・決済手数料・入会手数料が基本的に無料なので店舗導入の敷居がかなり低い点が良いです。

条件付きとは言え、完全無料であなたのお店にスマホ決済を導入できます。豊富なキャンーペーンによる購買意欲の促進も狙えるかもしれません

しかし、確実にお店の利用客が増えるとは限りません。管理の手間も増える点もあるので、注意が必要でしょう。

PayPayを導入することで、あなたのお店にデメリット以上にメリットがあるかどうかしっかり判断した上で、導入を検討してみてくださいね。

そのために、この記事が参考になれば幸いです。

 

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  • この記事を書いた人

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