楽天証券は、楽天ポイントで投資ができるなどがメリットが多い証券会社。
2022年に楽天証券の口座開設を行なった150万人のうち6割以上が30代以下の若年層と若い世代から抜群の人気を誇ります。
「かぶミニ™」は楽天証券が提供する国内株式単元未満株取引サービスです。
株式を購入する際は、一般的に100株単位(単元株)で取引します。そのため、少額で投資をすることができない場合がありましたが、単元未満株なら1株単位の取引になるので少額から株式の購入ができるのが魅力です。
単元未満株が購入できるサービスは国内の様々な証券会社が提供していますが、楽天証券のみ提供に踏み切っていませんでした。
しかし、2023年3月1日、同年4月より単元未満株の提供を始めることが発表されました。
もちろん!2024年1月開始予定の新NISA制度でも利用可能です!
この記事では、楽天証券の単元未満株投資サービス「かぶミニ™」について詳しく解説します。

私はつみたてNISAを楽天証券でやっているのですが、来年からは新NISAが始まります。
新NISAのメリットは投資信託以外にも株をNISA口座で購入できることです。
私は年間4%程度の配当を見込んで、NISA口座で投資信託+高配当株に分散投資をしたいと考えており、来年はSBI証券に移動かなと考えていました。
しかし、当サービスは高配当株投資との相性が非常によいことがわかり楽天証券の継続を決定しました!
目次
1. 楽天証券の「かぶミニ™」とは?他の証券会社との比較でわかる特徴
「かぶミニ™」は楽天証券が提供する単元未満株投資サービスです。
投資家は少額から国内株式を購入でき、株数に応じた、配当金を受け取ることも可能です。
大手オンライン証券で初めて、リアルタイム取引も導入され注目が集まっています。
<「かぶミニ™」のサービス概要>
取引可能数量 | 1株以上単元株未満 |
対象口座 | 特定口座、一般口座、NISA口座 2024年1月開始予定の新NISA制度でも利用可能 |
取引時間 | リアルタイム取引:9時00分~11時30分、12時30分~15時00分 寄付取引:前場寄付 |
取引銘柄 | 全1,000銘柄(リアルタイム取引:100銘柄、寄付取引:1,000銘柄) ※今後拡張予定 |
ポイント利用 | 楽天ポイント利用可能 (1ポイント=1円相当) |
他の証券会社の単元未満株サービスと比較
下記は、主要なネット証券が提供している国内株式単元未満株サービスと楽天証券の「かぶミニ™」との比較表です。
かぶミニ™ (楽天証券) | プチ株® (auカブコム証券) | S株 (SBI証券) | ワン株 (マネックス証券) | |
---|---|---|---|---|
リアルタイム取引 | ○ | × | × | × |
ポイント投資 | ○ | ○ | × | × |
自動入出金 | ○ | ○ | ○ | × |
日計り取引 | ○ | △ | △ | × |
最大の特徴はリアルタイム取引にあります。
リアルタイム取引とは、その名の通り発注時に即座に注文が成立する取引です。
単元株の場合は成行取引でリアルタイム取引が可能でしたが、単元未満株は基本的に前場寄付、もしくは後場引けでの取引が基本で場合によってはリアルタイム取引より損をすることもありました。
前場寄付、もしくは後場引けしか選択できない場合、例えばその日の最安値が13時だったとしても、この場合15時時点(後場引け)の取引価格で購入することになります。
「かぶミニ™」ならこのようなリスクを考慮せずご自身の取引したいタイミングで購入ができます。

2. 楽天証券の「かぶミニ™」の手数料はどう?他の証券会社のサービスと比較
今後焦点となってくるのは他の証券会社より高いか安いかだと思います。
結論を言いますと、楽天証券が最安水準です
ここでは、既存の新NISAに対応予定の主要な証券会社における単元未満株取引の手数料を紹介します。
証券会社 | 売買手数料(税込) | 最低手数料(税込) | |
---|---|---|---|
買付時 | 売却時 | ||
かぶミニ™ (楽天証券) | 無料 | 11円/回+スプレッド0.22% | なし |
プチ株® (auカブコム証券) | 0.55% | 52円 | |
S株 (SBI証券) | 無料 | 0.55% | 55円 |
ワン株 (マネックス証券) | 無料 | 0.55% | 52円 |
ひな株 (CONNECT) | 0.5% | 50円 | |
キンカブ/日興フロッギー (SMBC日興証券) | 無料 ※100万円以上は1.1% | 0.55% ※100万円以上は1.1% | - |
「かぶミニ™」の手数料における特徴は売却時の手数料が11円と固定分があることです。
この金額は、2,000円で売却すると手数料0.55%分に相当します。
(※)11円÷2000円×100%=0.55%
これに0.22%のスプレッドが必要なので、実質的には4000円〜の売却なら楽天証券が1番お得になると考えられます。
1株単位で短期投資を行う方にはあまりオススメできませんが、私のように銘柄をコツコツを積立投資していく人にはとてもおすすめです。なぜなら、積立投資で金額が上がれば上がるほど、売却した際にの手数料が他社と比べてお得になるからです。
3. 楽天証券の「かぶミニ™」のデメリットは?
現状考えうるデメリットは銘柄数が少ないという点です。
サービス開始時は下記の銘柄数です。
- 全1,000銘柄(リアルタイム取引:100銘柄、寄付取引:1,000銘柄)
上場企業は2000社以上ですので、サービス開始時には取引できない企業があります。加えて、リアルタイム取引ができるのは100銘柄なのでかなり限定的になると考えれます。
しかし、徐々に拡張していくことが明言されていますので今後に期待です。
4. 楽天証券の「かぶミニ™」の評判や口コミは?
世間の「かぶミニ™」に対する口コミ評判を調べてみました。
全体的にかなり好印象の評判が多く、特にリアルタイム取引に関するツイートが多かったです。
楽天証券もついに単元未満株投資が可能に🎉
名前は「かぶミニ」✨1,000銘柄で4月メドのスタートですが
注目は大手では初の単元未満株でのリアルタイム取引が可能に💮
さらにポイントを活用できるのは嬉しい😍単元未満でもらえる優待株投資、小さく買い集めたりと上手く活用したりしたいですね🎵 pic.twitter.com/bFiiKPhwk3
— みみる@米国株投資🇺🇸CFP®︎認定者 (@mimiru_usstock) March 1, 2023
楽天証券が、国内株式単元未満株取引サービス「かぶミニ」やるってさ。
2023年4月を目処にに開始予定っぽい?
リアルタイム&寄付で1株から取引可能になるらしい!
しかも、楽天ポイントを使って1株から買えるようにするんだってさ〜!ついにポイントで株を買う時代になるのか? pic.twitter.com/yFNGyfxRti
— ぎん (@silver0830life) March 1, 2023
楽天証券が単元未満株の取り引き【かぶミニ】を始めるんですね🍀これで少額から個別銘柄を取引する人がさらに増えそうです。
100銘柄はリアルタイム取引もできるようなので、期待をもってサービス開始を待ちたいと思います😀#楽天証券 #かぶミニ https://t.co/Pi2yb30Rz6 pic.twitter.com/jA5n6pmYxC— ネコバス@インデックス・高配当株投資家💵×医薬品💊 (@4ZvdFIsW7KjIuzW) March 1, 2023
楽天証券が本気を出してきた!!
「かぶミニ」サービス開始。
通常100株単位でしか購入できない国内株式を1株から購入可能。
例えば、ユニクロ株を買おうとすると現在は最低でも266万円必要だが、「かぶミニ」を使えば26,600円から購入可能。
あとは手数料次第だが、これは良すぎる! pic.twitter.com/heywDKeRvn— まる@ ITコンサルタント (@marutaro_consul) March 1, 2023
5. 楽天証券の「かぶミニ™」の買い方

楽天証券の「かぶミニ™」まとめ
楽天証券の単元未満株投資サービス「かぶミニ™」の概要や手数料、デメリットについて見てきました。
単元未満株投資は、少額から複数の株式に分散投資してリスク低減ができるので、株式投資初心者にとってはとても心強いサービス。
リアルタイム取引や楽天ポイントで購入できる点に魅力があります。
また、積立投資と相性がよい売却手数料のシステムになっているのも特徴。
