「WealthNavi(ウェルスナビ)」や「SUSTEN(サステン)」など、投資の運用を自動で行ってくれるサービス(ロボアドバイザー)。その利便性の高さから、投資初心者や、投資に時間を割けない多忙な人に人気となっています。
しかし、「ウェルスナビ」と「SUSTEN」は具体的に何が違うのか気になると思います。
結論を言いますと、下記の運用スタイルで選ぶと失敗しにくくおすすめです。
この記事では、この記事では、運営会社にサービス内容を直接ヒアリングし、実際に両方に投資もしている私が、
- 両サービスの特徴と比較
- どちらのサービスがあなたに適しているのか
- それでも迷った際のオススメの投資方法
を解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1. ウェルスナビ・SUSTENとは【基本情報】
ロボアドバイザーにも様々なサービスが存在していますが、今回は「ウェルスナビ」と「SUSTEN」を比較しながら解説していきます。
ウェルスナビは2016年7月にウェルスナビ株式会社が提供を始めた投資一任型のロボアドバイザー。
ウェルスナビの特徴
- 投資に関する知識不要、かつ長期的な資産運用で、安定的に資産形成ができる
- 5年以上の利用者の99%がプラスの運用実績(2023年6月末時点)
- 5年以上の利用者の88%以上の方が20%以上の運用実績(2023年6月末時点)
さまざまな企業がロボアドバイザーを提供するなか、ウェルスナビは2022年現在、預かり資産7500億円以上(※1)・運用者数34万人以上(※2)と人気No.1のロボアドバイザー(※3)となっています。
※1 2022年9月13日時点
※2 2022年6月30日時点の運用者数
※3 一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2023年3月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 ウエルスアドバイザー社調べ(2023年6月時点)
<ウェルスナビの概要>
運営会社 | ウェルスナビ株式会社 |
---|---|
運用可能金額 | 最低1万円〜 |
運用手数料 | 預かり資産の1.1%(年率,税込)+ETF経費 ※現金部分を除く ※3000万円を超える部分は0.55%(税込) |
手数料割引 | 最大で0.99%(年率,税込)まで割引 ※50万円~200万円未満:6か月毎に-0.01% ※200万円以上 :6か月毎に-0.02% |
自動積立金額 | 最低1万円〜 |
確定申告 | 不要(源泉徴収ありの特定口座の場合) |
※詳細のキャンペーン条件は、ウェルスナビ公式サイトで必ずご確認ください。
SUSTEN(サステン)とは
SUSTEN(サステン)は、ベンチャー企業である株式会社sustenキャピタル・マネジメントが運営するロボアドバイザー。
最大の特徴は、景気に左右されにくい最先端の運用手法にあります。
また、完全成果報酬型を採用しており、運用資産が過去最高益を更新しない限りは手数料が発生することはありません。手数料負け(損失時にも手数料を取られる)を気にすることなく、気軽に始められるのが特徴です。
<SUSTENの概要>
運営会社 | 株式会社sustenキャピタル・マネジメント |
---|---|
運用可能金額 | 最低1万円〜 |
運用手数料 | 完全成果報酬型(プロフィットシェア型)+諸費用 ※諸経費は年率0.02~0.09%程度 (信託銀行に支払う受託者報酬やETF経費など) |
手数料割引 | 投資評価額に応じて変動あり |
自動積立金額 | 最低1万円〜 |
確定申告 | 不要(源泉徴収ありの特定口座の場合) |
※詳細のキャンペーン条件は、SUSTEN公式サイトで必ずご確認ください。
2. ウェルスナビとSUSTENの運用実績を比較!実際に投資した値動き推移も公開
ここまでウェルスナビとSUSTENの機能を比較してきました。どちらも魅力的な機能が備わっていましたが、実際に自分のお金で資産運用するとなると、確実に運用実績を出してくれるロボアドバイザーを選びたいですよね。
結論から言えば、公式サイトで公開されている運用実績データを比較するとウェルスナビの方が優秀です。
ロボアドバイザー | 運用開始時期 | 過去6ヶ月 | 過去1年 | 過去3年 | 過去5年 | 運用開始来 |
ウェルスナビ ※2023年6月末時点 | 2016年1月〜 | +16.47%〜32.66% | +9.59〜29.60% | +40.38%〜84.85% | +50.30%〜88.92% | +56.79%〜115.68% |
SUSTEN ※2023年6月末時点 | 2020年10月〜 | -5.99%〜15.66% | -16.34%〜14.40% | - | - | -33.90%〜26.72% |
※詳細のキャンペーン条件は、ウェルスナビ公式サイトで必ずご確認ください。
加えて、弊サイトでは実際にウェルスナビとSUSTEN双方で資産運用を行っているので、その投資実績を公開します。
ウェルスナビのみ積立投資を実践しているので、単純な実績比較としては参考になりにくいですが、実際の値動きの推移を閲覧できるため”投資後のイメージ”として参考にしてください。
※あくまで過去の運用実績なので、将来の運用を保証する訳ではありません。
ウェルスナビの運用実績(2017年11月〜2023年9月1日)
<運用実績と値動きの推移>
現在の運用実績は51.19%。
最初の数年はプラスになったりマイナスになったりと繰り返しましたが、3年目前後から運用実績が爆発的に向上。現在、好パフォーマンスを維持しています。

※ウェルスナビのリスク許容度5で運用しています。
SUSTENの運用実績(2021年2月〜2023年9月1日)
<運用実績と値動きの推移>
※SUSTENは理想追求タイプで運用、2022年9月からはヘッジファンドタイプに変更
現在の運用実績は-24.17%。
景気に独立しない最先端の運用手法に惹かれて実際に運用してみましたが、現在の結果としてはマイナスです。
マイナスの原因は、2022年度の債券価格の記録的な下落にあるようです。今後債券価格が復活すれば実績も回復するかもしれないので続けております。

※個人の運用コースによって成績は変わります。(ウェルスナビは5パターン、SUSTENは36パターン)今後の相場状況によって運用実績は変わる可能性があります。
実績を重視したい場合は「ROBOPRO(ロボプロ)」がおすすめ!
ROBOPROの結論
- AI(機械学習)の予測データを活用し、資産配分を市場に合わせて最適化させることで運用実績を最大化。
- 金融庁が公表した2022年末までのロボアドバイザー運用実績No.1
- 2020年1月15日から2023年7月末までの運用実績は+58.16%(年利14%以上)

<運用実績と値動きの推移>
ROBOPROとウェルスナビの比較については下記記事をご参照ください。
-
【投資して比較】FOLIOのROBOPRO(ロボプロ)とウェルスナビはどっちがオススメ?併用は?特徴・運用実績の違いを解説!
続きを見る
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3. ウェルスナビとSUSTENの違いを徹底比較
ここまで、ウェルスナビとSUSTENはどちらも信頼のおける投資一任型ロボアドバイザーサービスであることをお伝えしました。とはいえ、2つのサービスのどちらを選べばいいか迷ってしまうのではないでしょうか。
結論から言うと、
と言えます。
<ウェルスナビとSUSTEN比較表>
WealthNavi(ウェルスナビ) | SUSTEN(サステン) | |
サービス提供会社 | ウェルスナビ株式会社 | 株式会社sustenキャピタル・マネジメント |
最低投資可能金額 | 1万円 | |
基本手数料 | 1.1%(税込) | 完全成果報酬型 |
手数料割引 | 長期割(最大10%OFF) | 投資評価額に応じて変動あり |
金融商品 | 海外ETF | 海外ETFおよび先物 |
自動積立機能 | あり:支払い回数カスタム可 | あり:支払い回数は月1回のみ |
節税機能 | あり | |
運用手法 | インデックス運用 年間3%+αの成長を目指す。 | オルタナティブ・リスク・プレミアム 景気独立戦略を組み入れ+αの成長を目指す。 |
確定申告 | 不要 ※源泉徴収ありの特定口座 | |
リバランス頻度 | 原則として半年に1回 | 高頻度 |
ここからは、ウェルスナビとSUSTENで大きな違いがある下記の点を比較し、それぞれのサービスがどんな人に適切なのかを明確にしていきます。
- 運営会社
- 手数料
- 金融商品と投資銘柄数
- 自動積立投資機能
- 運用手法
1. 運営会社
信用度という面では、ウェルスナビ株式会社の方が優れています。
ウェルスナビの運営会社であるウェルスナビ株式会社は2016年起業の東証マザーズ上場している金融機関。
資本金は35億6,460万3,515円
※2022年12月31日現在
現在預かり試算残高は7500億円(2022年9月13日時点)と大人気です。
一方の、SUSTENを運営する金融機関は2019年起業の株式会社sustenキャピタル・マネジメント。
資本金は10億585万円(※資本準備金を含む、2021年7月1日時点)。上場はしておらず、ベンチャー企業です。
2. 手数料
ロボアドバイザーを利用するにあたり、手数料は軽視できないポイントです。なぜなら、ロボアドバイザーは長期的な投資での利用を前提に設計されているからです。
わずかな差でも、5年以上の長期利用を考えると合計手数料は大きく変わります。ちなみに、ウェルスナビとSUSTENの手数料体型は大きく異なります。
それぞれの手数料についてみていきましょう!
ウェルスナビの手数料
ウェルスナビの手数料は預かり資産の1.1%(年率,税込)。
利益があるかないかに関わらず、必ず定期的に手数料が徴収されます。
ただし、ウェルスナビには長期で利用すれば手数料安くなる長期割があります。(最大で年率0.99%まで軽減)
SUSTENの手数料
一方で、SUSTENの手数料は完全成果報酬型(プロフィットシェア型)。
運用資産が過去最高益を更新しない限りは手数料が発生することはありません。
例えば、1年後の運用評価額が100万円だった場合、利益が出ている時のみ手数料が徴収され、利益が出ていなければ手数料は徴収されません。
利益が出た場合、利益に対して、1/6〜1/9の手数料が発生します。
成果報酬の料率は投資評価額に応じて変化し、下記の通りです。
最高評価額 | 手数料 |
---|---|
80万円未満 | 超過利益×1/6 |
80万円以上、200万円未満 | 超過利益×1/7 |
200万円以上、500万円未満 | 超過利益×1/8 |
500万円以上 | 超過利益×1/9 |

3. 金融商品と投資銘柄数
ウェルスナビとSUSTENで扱う主な金融商品は、「海外ETF(Exchange Traded Fund:上場投資信託)」となっています。
海外ETFはその名のとおり投資信託の一つであるため、多数の銘柄で構成されています。そのため、リスクを分散した投資を行えるのが特徴です。
ウェルスナビでは8銘柄。SUSTENでは3つの機能性ポートフォリオを通して、それ以上の銘柄に分散投資しています。
※銘柄数が多いからといって運用実績が良いかは別問題ですので注意しましょう。
4. 自動積立投資機能
長期的な投資では毎月少しずつ資金を追加投入する積立投資が重要です。この投資手法は「ドルコスト平均法」とも呼ばれ、資産形成に有効な資産運用手法として有名です。
しかしながら、毎月自分の手でお金を振り込んでいくのは想像以上に手間がかかります。自分で投資するとタイミングを見計ろうとしてなかなか投資できなかったり、めんどくさくて途中で投資を辞めてしまう可能性も考えられるでしょう。
そこで、ロボアドバイザーには毎月数回、一定の積立額を銀行口座から引き落とす「自動積立投資機能」が搭載されています。
入金に手数料はかからず、手続きはオンラインで簡単に済ませることができます。また、積立金額も1万円から設定できます。特定月のみの積み立てを設定することも可能です。
例えば、ボーナスが入る月だけ入金も可能。無理なく柔軟に投資を続けられるようになっています。
自動積立投資において、SUSTENでは毎月1日、5日、20日、26日から自由に引き落とし日を選択できます。
ウェルスナビでは毎月6日、12日、20日、26日、末日の中から自由に引き落とし日を選択、また月の引き落とし回数を1回〜5回など、自由に増減できる点でも優れています。
5. 運用手法
ウェルスナビとSUSTENのベースとなる運用手法に明確な違いがあります。
- ウェルスナビ・・・インデックス運用
- SUSTEN・・・オルタナティブ・リスク・プレミアム(ヘッジファンド)
ウェルスナビは現代ポートフォリオ理論というノーベル賞受賞の伝統的金融工学をベースに、リスクに対するリターンを最大化する確実性の高い資産形成のための資産運用(インデックス運用)に強みがあります。
SUSTENは、ウェルスナビで活用されている伝統的金融工学をベースに加え、「景気独立型戦略」として上場デリバティブ取引も行います。
先物もポートフォリオに入れているおまかせ運用は日本にこれまで無くSUSTEN独自の強みです。
景気独立戦略とは、行動経済学の理論等に基づいた非伝統的な投資手法。各資産の配分は、市場動向や経済情勢に合わせて機動的に調整され、買い持ちだけでなく売り持ちも組み合わせるロング・ショート戦略
(引用:SUSTEN公式サイト)
これにより、景気後退時にも強い運用を目指しています。
まとめると、ウェルスナビは最効率のインデックス運用を忠実に行っており、年間3%以上の世界経済の成長率と同等+αの運用実績を狙っています。
一方で、SUSTENでは基本を守りながらも、景気独立戦略も組み入れ+αの運用実績を狙う運用手法を取っています。

※詳細のキャンペーン条件は、SUSTEN公式サイトで必ずご確認ください。
ウェルスナビとSUSTENの比較まとめ
ここまでウェルスナビとSUSTENを比較してきました。
大きな違いを比較すると下記のようになります。
- ウェルスナビの運営は上場企業。SUSTENの運営はベンチャー企業。
- ウェルスナビの手数料は年率1.1%(税込)。SUSTENは完全成果報酬。
- ウェルスナビはインデックス運用、SUSTENでは景気独立戦略(オルタナティブ・リスク・プレミアム)を運用手法に取り入れている。
- ウェルスナビの方が柔軟に自動積立の引き落とし日をカスタムできる
これを踏まえた上で、
と選べば失敗しにくいでしょう。
※詳細のキャンペーン条件は、SUSTEN公式サイトで必ずご確認ください。
【ウェルスナビを運用している方向けの補足】SUSTENとの併用で確実性の高い資産運用を実現!
実はウェルスナビとSUSTENは共存できる可能性があります。弊サイトもこれを狙ってダブルで投資をしています。
それはSUSTENの景気独立型ポートフォリオにあります。
<SUSTENのポートフォリオ一覧>
景気独立型は、景気に連動しにくい絶対収益型のタイプと公式サイトでは記載されていることから、景気独立型ポートフォリオは景気に左右されにくい運用が可能だと推測されます。
実際に、SUSTENも上級者向けに、ウェルスナビが行っているようなインデックス投資(世界経済の成長率に連動される投資手法)と併用することの有用性を公式ブログ等で説いています。
(引用-日本初の完全成果報酬型おまかせ資産運用サービス「SUSTEN(サステン)」の一般公開-PRTIMES)
SUSTENの景気独立型なら、例えばウェルスナビと併用させれば、長期でリターンを最大化させられる可能性があります。
弊サイトが「景気独立型」の最もリスクが高いポートフォリオにて投資を開始したことにはこのような理由があります。
最後に、この記事があなたの参考になりましたら幸いです。
※詳細のキャンペーン条件は、SUSTEN公式サイトで必ずご確認ください。