インタビュー ソーシャルレンディング

【取材】SAMURAI証券株式会社社長 | オルタナティブ投資こそ、個人投資家とベストマッチである | オルタナバンク運営企業

オルタナバンクはSAMURAI証券株式会社が運営するオルタナティブ投資プラットフォームです。

少額かつ将来の目標利回りが変動しない世界中の案件に投資し、長期的な資産運用ができるのが特徴。2023年12月現在貸付クラウドファンディングの元本毀損ゼロという点からも信頼感があります。

今回は、そんなオルタナバンクを運営するSAMURAI証券株式会社の代表取締役社長山口 慶一氏に取材することができました。

融資型クラウドファンディングに投資する場合は運営会社や事業者について気になると思いますので、オルタナバンクを利用しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

取材を引き受けてくださった方

代表取締役社長(公認会計士・税理士)山口 慶一氏

大学在学中に公認会計士試験に合格。大学卒業後、Deloitteトーマツ(有限責任監査法人トーマツ)へ入所。その後、きずな綜合会計事務所を創業し、代表パートナーに就任。後に、Nexus Bank株式会社(旧JASDAQ上場企業、現在は東証スタンダード上場企業と合併)の代表取締役社長を経て、SAMURAI FINANCIAL HOLDINGS 株式会社を創業 。Nexus Bank株式会社の子会社であったSAMURAI証券株式会社、SAMURAI ASSET FINANCE株式会社をMBOし、Fintech事業を展開。

当記事の取材は2023年11月1日に行われました。その為、最新情報と違いがある可能性があります。最新情報が知りたい場合は、後ほどオルタナバンク公式サイトを別途ご覧ください。

1. オルタナバンクの存在意義について

マネとも!管理人
マネとも!管理人
オルタナバンクのサービス提供に至った経緯を教えてください。

海外だとすでにオルタナティブ投資のプラットフォームが多くあり、現在2兆円規模のマーケットになっており、多くの機関投資家や個人投資家の資産がオルタナティブ投資に流れています。

私たちオルタナバンクでは、融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)のプラットフォーム形式をとっていますが、最終的なゴールとしてはオルタナティブ投資が誰でも少額から簡単にできるサービスを提供したいという想いがあります。

オルタナティブ投資は、世界ではマーケットが広がってきているものの、実際日本では簡単にアクセスできる環境が整っていません。

加えて、オルタナティブ資産は、プロの機関投資家が投資をする魅力的な商品ですが、このような機関投資家が投資する商品は基本的にミニマムロットが数百万円〜数億円単位という課題もあります。

魅力的なオルタナティブ資産の商品を個人投資家の方に数万円規模からの小口にすることで広く展開していくことに意義があると思っております。

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オルタナティブ資産とは?

マネとも!管理人
マネとも!管理人
オルタナティブ資産のイメージとしては、不動産とか金などの貴金属、ヘッジファンドがありますが、どのような認識でしょうか?

個人投資家の方が証券会社の口座を開くと、上場している株式はすぐ買えるし売れますね。このような一般的に投資しやすい伝統的資産と呼ばれるもの以外がオルタナティブ資産と言えると思います。

そして私たちはこのオルタナティブの中身は分散させられるほど良いと考えており、不動産・太陽光の他にウイスキー、ワインなども面白いですし、オルタナティブ資産と言えると思います。

オルタナバンクの今後の展開図

(オルタバンクメインビジュアル)

マネとも!管理人
マネとも!管理人
オルタナバンクは今、融資型クラウドファンディングだと思いますが、お話を聞いていますと、目指す先と今のオルタナバンクさんはちょっと違うのかなと感じました。

おっしゃる疑問も理解できます。実際に現在、オルタナバンクが展開しているものは専門的な用語ではソーシャルレンディング、つまり貸付債権を証券化して販売しています。貸付債権を証券化した商品が今のオルタナバンクの主要な商品であり、これは日本の法律的に商品化しやすいからです。

貸付債権を証券化するという形で商品を提供しておりますが、私の中でのゴールのイメージはあらゆるオルタナティブ資産を証券化した商品への投資機会を提供することです。

マネとも!管理人
マネとも!管理人
では今後、貸付債権以外の証券化した商品も考えられている感じでしょうか?

もちろん、日本の法律と相談しながらですが、様々な手段でお客様にオルタナティブ資産への投資機会を提供したいと考えていますし、プロに独占されていたものを広く解放したいというのが想いですので、色々模索できたらと考えています。

2. オルタナバンクが提供する商品特性について

貸付債権を証券化した形とはいえ、オルタナティブ投資の側面を反映した投資機会の提供を心がけています。

例えば、日本におけるソーシャルレンディング事業者においては、多くが不動産担保ローン専業でやっている印象を受けます。いろんな物件の案件があるものの、 A 社が展開するソーシャルレンディングのサービスの中身は、東京の不動産、名古屋の不動産と世界中の中でも日本という特定の国の不動産のみです。

一方で、オルタナバンクは日本の不動産担保ローンも活用しますが、欧米のファンドへ投資する企業への貸付であったり、貸付先の企業が所在する国が東南アジアであったり、東欧の企業だったりと、バラエティが非常に豊富なのが特徴です。

ソーシャルレンディングという意味では一緒ですが、その中身の多様性にも注目していただきたいと思っています。

案件のバラエティの豊富さによる投資家のメリットとは

マネとも!管理人
マネとも!管理人
日本や海外の案件を広く揃えているっていうところに関しては投資家的なメリットはありますでしょうか?

投資の前提として分散投資の重要性があります。今は円安ですが、昔からドル資産とかユーロ資産を持っていれば、円に直せば値上がりしていることになります。

しかし、究極的には為替がどう動くかはわかりませんし、株価や投資信託の価格も同様です。一方が下がれば、一方が上がるものだと思いますので、自分の資産をいかにバランスよく構築するのかが資産形成においては大事だと考えます。

ですので、分散で色々投資していると言いつつも、実際は日本の不動産だけだったりすると、真の意味での分散は効いていないわけです。証券やファンド・資産のタイプも分散されているのが理想だと思います。

オルタナバンクが海外案件を取り扱う意味

マネとも!管理人
マネとも!管理人
海外案件というと少し危ない投資のイメージもありますが、ここについてはどうお考えでしょうか?

もちろん為替リスクなど案件ごとに個別のリスクがありますので、元本を毀損する可能性があります。この業界では過去に不祥事も起きているため不安になる方もいらっしゃると思います。

ただ、それがなぜ起きるかといいますと、増えてくださる投資家さんの期待に応えるためにたくさん商品を供給しなきゃいけない点にあると考えています。

ですので、私たちがグローバルでいろいろな資産に目を向けているのは、実はこの点が一番大きく、例えば、日本の国内の不動産だけに目を向けていた場合、日本の不動産という商品しか供給ができません。

いずれはキャップが来てしまい、ここで無茶をしてしまう可能性があります。投資家の希望に答えるために、緩くなった審査で投資を行い、結果として投資家の資産を毀損させる。これを大規模にやってしまって行政庁の検査が入り行政処分を受ける可能性があると。

ですので、これは商品供給のやり方に課題があり、そもそもマーケットがでかいところから供給した方が無茶をしなくていいはずなんですね。

そういう意味で、グローバルなオルタナティブ資産全てを商品の対象にしていますし、今後の私たちのゴールを考えても最初からそこに目を向けている方が良いと思っています。

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3. 第一種金融取引業者であることによる信頼性の担保について

マネとも!管理人
マネとも!管理人
オルタナバンクの公式ホームページには第二種金融取引業者の他に第一種金融取引業者にも登録しているという旨が掲載されていますが、これによってどのような信頼性の向上があるのでしょうか?

もちろん第二種金融取引業者にも金融庁や財務局などの監督省庁、第二種金融商品取引業協会による検査はありますが、第一種金融商品取引業者の方が整えるべき項目が多くなっています。

そのため、社内体制の厳しさが断然高く、ライセンスを維持するために財務上の要件もあり、資本金がいくら以上必要という自己資本規制比率の維持など、第二種金融取引業者以上の厳しい条件が敷かれており、それを満たさないとライセンスの維持ができません。

その辺の要件をしっかりクリアしているという点が投資家様からの信用につながるのではと考えております。

4. オルタナバンク独自のファンドスキームによる投資家としてのメリット

マネとも!管理人
マネとも!管理人
御社の投資スキームはオルタナバンクで資金を集めそれをSAMURAI CAPITAL MANEGEMENT1号合同会社(以下、「SAMURAI CAPITAL MANEGEMENT」)に送り、そこからSAMURAI ASSET FINANCE株式会社(以下、「SAMURAI ASSET FINANCE」)にお金が貸し付けられ、SAMURAI ASSET FINANCEが案件企業に融資を行う形だと思いますが、このスキームをとっている理由とメリットを教えてください。

全ての案件でこのスキームを活用しているわけではありませんが、商品に与える影響としては、大きく 2 点あります。

1 点は、このスキームはSAMURAI CAPITAL MANEGEMENTが営業者となり、投資家さんがSAMURAI CAPITAL MANEGEMENTに出資したお金がSAMURAI ASSET FINANCEに貸し付けられ、SAMURAI ASSET FINANCEが運営者として、SAMURAI CAPITAL MANEGEMENTから貸し付けられた資金を原資として、貸付先である企業へ貸し付けています。SAMURAI ASSET FINANCEを営業者とするスキームの場合、万が一SAMURAI ASSET FINANCEから貸し付けられた先の企業の資金が焦げ付いてしまうと、基本的には元本毀損して終了なのですが、SAMURAI ASSET FINANCEが運営者としてお金を貸しているので、このSAMURAI ASSET FINANCEの与信(自己資産など)でもお金が返すことができます

もう1点は、期間の問題があり、例えば海外の社債は 1 年貸し付けより 2 年や 3 年だったら利回りの良い案件があるとして、それを直接やろうとすると、3 年の社債は 3 年の案件としてオルタナバンクで提供する必要があります。

しかし、間にSAMURAI ASSET FINANCEが入ることによって、 3 年ではローンしますが、現状 3 年というのは投資家さんからすると不安かなとも思いますので、投資家さんに提供する案件は1年分に分けて提供することができます。

そして、元本償還した後に、その案件がまた良いと思っていただけたら、もう 1 年後に募集するみたいなことができるようになりますので、投資家さんに合わせた商品組成がしやすいという特徴があります。

もちろんSAMURAI ASSET FINANCEの中で資金管理はしないといけないのですが、そこは企業努力として、SAMURAI ASSET FINANCEがしっかり資金コントロールすることで、短い商品を合法的にご提供できるようになると、私はこれが割と大きなメリットだと考えています。

マネとも!管理人
マネとも!管理人
確かにオルタナバンクさんは3ヶ月など短期の運用商品もあるので、投資家からしたら最初の投資商品としては選びやすいものの、どうやってそんな貸付先見つけたんだろうとも思っていたので分かってよかったです。

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5. 融資型クラウドファンディングにおける長期投資の魅力について

マネとも!管理人
マネとも!管理人
聞いていて気になりましたが、融資って基本的には 3 年くらいのスパンぐらいで借りるものの方がいい案件がある傾向ですか?

それはビジネスによりけりです。

例えば、不動産がわかりやすいと思います。不動産を購入して、修繕して売る形がありますが、このように借り入れ元が行っている事業が比較的早期完結で収益をうめるようなものなら運用期間は短くなります。

一方で、長期で借り入れた方が安定して事業に使えるというのが一般論としては多いです。長期で借り入れができる信用力があると言えますし、私たちもなるべく好利回りのものを皆さんにご提供したいなと考えています。

その点で考えると、3 〜 5 年ぐらいの借入期間なら、より好リターンを出せるプロジェクトやファンドがあると言えます。

例えば、企業に投資して、そこの企業の経営に入ってバリューアップして売却する場合、やはり 3 〜 5 年ぐらいかかるのが一般的です。超名門ファンドや超エリートたちが手掛けた 5 年のプロジェクトといえども、1 年だとまだ投資が終わってバリューアップしようとしている段階で終わってしまいます。

もちろん、長いものの方が安定してリターンを生み出せるとは言えませんが、より良い案件という側面ですと、長期の方がいいものを出せる可能性もあります。

しかし、日本の投資家さんはまだ長い期間の投資商品に慣れてないというのもあるとも考えており、最初は投資しやすいように短いものをご提供するように心がけています

マネとも!管理人
マネとも!管理人
なるほど、投資家さんとしては中長期の運用にも目を向けてくださるとより資産運用ができるかもしれませんね。

6. これから投資される方へ-オルタナティブ投資こそ個人投資家とベストマッチ!

マネとも!管理人
マネとも!管理人
これからオルタナバンクで投資される方に一言お願いします。

実は世界的にオルタナティブ投資を行っている有名なファンドがあり、それはハーバード大学基金の資産運用です。

どのようなお金を運用しているのかと言いますと、ほぼ全てが卒業生などから年間1000億円以上寄付されるお金です。つまり、金融機関への返済義務がないお金です。明日必要になるかもしれないお金があったら、流動性が低いオルタナティブ資産には投資しにくいですよね。

ハーバード大学基金は、資産の74%をオルタナティブ投資に振り分けており、2021年6月時点で、残高は532億ドルあり、運用会社設立以来の平均利率は約11%という高さです。
※https://finance.harvard.edu/files/fad/files/fy21_harvard_financial_report.pdf

そこで、個人の方の投資資金を考えた時に、1 週間後とか 1 ヶ月後に返さなきゃいけないお金を借りて投資はしないですよね。基本的には預貯金だと思います。

つまり、急な利用用途がないお金であれば多少流動性が犠牲になったとしても、その利回りをちゃんと取りにいけるオルタナティブ投資に寝かせるというのは資金の性質的にも本来ベストマッチだと考えています。

しかし、一口のサイズが大きく、プロしか投資ができなかったという理由で普及してなかったのがオルタナティブ資産への投資です。

ですので、オルタバンクをきっかけに、オルタナティブ資産への投資に興味を持ってくだされば幸いです。

また、中長期の投資になればなるほど、より良い投資の機会が豊富なので、投資家の皆さんには中長期の視点を持っていただけると、私たちももっと良い商品を並べられるようになります

まずは、オルタナティブ投資に興味持ってもらうことと、最初は短いのからチャレンジしていただき、ゆくゆくは中長期投資の魅力にも気づいてほしいと思います。

そして、投資家の皆さんと一緒に成長していけたらベストだと思っています。

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取材を終えて

オルタナバンクは今勢いがある融資型クラウドファンディング事業者のプラットフォームであり、投資先として気にはなっていたもの、疑問点も多く、代表取締役社長である山口氏に直接質問をぶつけることができたのは良い機会になりました。

山口慶一氏は代表取締役という肩書きだけでなく、公認会計士・税理士という肩書きも持っており、発言等からも融資案件に対して当事者意識を強く向き合っていると感じ好印象を受けました。

昨今は、徐々に資産運用が根付いてきてはいるものの、まだ資産の値動きがある株式等が中心であり、経済情勢の影響を受けにくく安定的なリターンを期待できるオルタナティブ資産への注目度はそれほど高くありません

資産の全てをオルタナティブ資産にするつもりはありませんが、経済情勢は将来予測が難しいという特性上、オルタナティブ資産にも投資しておくのは分散投資の観点からありですし、私自身も実際に始めております。

そのため、オルタナティブ投資のプラットフォームとして成長しているオルタナバンクの今後が非常に楽しみです。

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※ 記載する利回りは税引前のものです。また、記載する実績は過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。
※ オルタナティブ投資に限らず、投資はリスクが生じるとともに、元本が保証されていません。お客様の保有資産・投資経験・投資環境など総合的に鑑みて、お客様自身の最終的な判断なもと、ニーズに合った金融商品へ投資を行ってください。

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  • この記事を書いた人
monetomo

マネとも管理人

当サイト「マネとも」を運営。様々な金融商品への投資経験や取材等で収集した質の高い情報をわかりやすく提供することで、読者が【納得して投資判断ができるサイト】を目指し運営しています。保有資格:一種外務員・投資診断士・FP(ファイナンシャルプランナー)。

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