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【インタビュー】FUNTAS technology株式会社"石原正徳氏"が語る不動産テック企業としての未来図!

この記事では、不動産投資クラウドファンディング「FUNTAS Funding」を運営・運用されている『FUNTAS technology株式会社』取締役、石原正徳さんにインタビューを行いました。

FUNTAS technologyが掲げる不動産×テクノロジー、FUNTASFundingの目指す世界や将来の展望などについて語って頂きました。

ぜひお読み頂き、FUNTAS Fundingの事業の裏にある想いやビジョン、将来への展望をお知りいただければと思います。

FUNTAS technology(株)が運営する不動産投資クラウドファンディング「FUNTAS Funding」についてはこちらの記事を参考にしてください。

参照:FANTAS funding(ファンタスファンディング)は評判通り?

初めに:インタビューのポイントまとめ

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1. FUNTAS technology(株)がテック化にこだわる理由

(石原正徳氏)

「FUNTAS technologyさんは、今後不動産をテック化していきたいとプレスリリースなどでおしゃっていますよね?どのような意図があるのでしょうか?

また、FUNTAS technology株式会社という企業名も、IT企業のように思いますよね?これにもテック化の意図があるのでしょうか?」

石原正徳
「そうですね。それもブランディングなんです。」

「元々はファンになってもらえる企業ということでFan’sという名前だったんですけど、その理念を残しながら不動産×テクノロジーで不動産業界を透明化、便利にする会社にしていきたいと考えています。」

(引用:FUNTAS technology(株)公式サイト)

「なぜ、テック化を目指しているのでしょうか?」

石原正徳
「実は、不動産業界ってすごくテック化が遅れているんです。かなりアナログの世界なんですよ。」

「電話して、アポをとって、紙の資料持って行ってと。契約書とかは宅建業的にまだ紙じゃないとダメなんですけど、海外ではどんどんテック化していっています。」

「例えば、アメリカだと不動産屋しか見れないサイトでレインズ(REAL ESTATE INFORMATION NETWORK SYSTEM)というのがあって、不動産屋に行くと出てくる情報って、全てレインズが取っているんですね。」

「全ての情報は、不動産業界で流通しているんですよ。」

「そんな便利なデータベースがあるのですね。」

石原正徳
「賃貸を借りに行けば、どこの不動産屋にいっても同じ情報が出てくるっていう現象があります。それは全てレインズってとことから同じ情報を取っているからですね。」

「実は、アメリカだとレインズみたいなのって一般人でも見れるんです。」

「例えば、中古でいくらで売れてとか全部見れるんですね。日本は、ここがまだ透明化していないので、ほとんど不動産業者で情報を抱え込んでいる状況です。」

「本当のところ、この家っていくらなの?この不動産は本当に信用できるできない?など、どうしても属人的な営業で決まってしまう傾向があります。」

「つまり、日本の不動産業界は、不動産業者と顧客の間の情報が平等じゃない傾向にあるいうことですね。なぜ、このような現状なのでしょうか?」

石原正徳
「透明性がない理由として、日本の不動産って値下りがしていくんですよ。日本って中古になればなるほど、値段が下がります。対して、アメリカは中古になればなるほど上がって行くんです。」

「アメリカは住んでた人がちゃんとメンテナンスして+αの付加価値をつけるので、建物の価値としては上がっていっているよねと。地震もないので、100年とか平気でもったりするんです。なので、わざわざ情報を隠す必要もないんです。」

「日本は下がってくるので、どのくらいの利益を乗っけているかというのを見られることで部が悪くなるという傾向があります。」

「ただ、今後はアメリカで起こっていることが絶対日本でも起こるので、日本もテック化していくと思います。」

「なので、日本でいち早くテック化してちゃんと透明化高くやっていれば、テックの時代になった時に、ほらねという話になります。」

(引用:FUNTAS technology(株)公式サイト)

「確かに、アメリカで主流になっていることが日本にも遅れて入ってくるというのは、過去を見ていても自然なことですよね。そのために先にテック化しておくと。」

石原正徳
「また、顧客もいいところの情報だけを言う属人的な営業を信用するんじゃなくて、ちゃんとした情報があって、例えば、このエリアのこの物件はこのくらいの値段で売買された事例がこれだけあるから、だからこの価格なんですよ!とか。」

ビックデータに突っ込んだ情報をベースに提案する営業達の方が、遥かに信憑性があるじゃないですか。」

「そういう意味で、不動産テックの会社ですよと言うようにしています。」

「その中の一事業として、不動産投資クラウドファンディングFUNTASFundingがあります。今まで不動産投資に参入できなかった少額のプレイヤーが、これで参入できるということです。」

「これだけでも、テクノロジーの力が不動産のカタチを変えたと言えます。」

2. FUNTAS Fundingの事業を行う理由とは?

(引用:FUNTASFunding公式サイト)

「御社の不動産投資クラウドファンディングFUNTAS Fundingはどのような意図で始められたのでしょうか?」

石原正徳
「僕らってもともとは不動産事業で、仕入れて、それに賃貸つけて管理する。これだけでやってたんですけど、そこから空き家の会社を買い取って、これをテック化していこうという考えが社内でありました。」

「その中で不動産特定協同事業法の大幅な改正が2013年くらいにあって、そのあと、じゃあ空き家をクラウドファンディングで集めていけばいいんじゃないか?みたいな感じで考えていました。」

「するとそこに、電子取引業務の法改正があって、ネットからクラウドファンディングでお金が集められるじゃないかと。」

「会社としてもテック化していこうと考えていたので、そことリンクして、これを一気に商品化していこうということで進めた感じですね。」

「御社が不動産投資クラウドファンディング事業を始めることで、何か大きなメリットはありましたか?」

石原正徳
「実際、クラウドファンディングのようなことがネットできるようになったことで、とても事業の幅が広がったと考えています。」

「いわば、自分たちのお金を使わずに開発がしていけることになります。」

「空き家の再生事業をやりたいと考えていても、保有できる数は限られています。空き家はなかなか銀行が貸してくれません。」

「そこで、300万円、400万円の安い物件を買ってくるんですけど、それもちりつもで、たまれば3,000万、4,000万になりますから、それも50戸となると会社のキャッシュが眠ることになってしまいます。」

「なので、クラウドファンディングで2割くらいを劣後出資として僕らが出して、残りを投資家から集めれば、開発できる幅がとても広がるんですよね。」

一気に開発ができるので、社会に対する貢献度合いも違います。」

「FUNTAS Fundingの日本社会に対するビジョンなどありますでしょうか?」

石原正徳
「最近、投資というのも相当身近になっている感じがしますよね。貯蓄から投資という国の方針もありますし。」

「それを不動産投資という形で、もっと活発化させていきたいと考えています。」

銀行も利息がつかず、インフレでお金の価値も下がっていくと言われる中で、儲けるというより大事なお金を守っていく1つの手段として、不動産投資を身近なものにしていくという点は、ビジョンとしてありますね。」

3. 空き家再生をクラウドファンディングでやる理由

(引用:FUNTAS Funding公式サイト)

「FUNTAS Fundingでは、空き家のプロジェクトをたくさん扱っていますよね?

空き家再生プロジェクトは独自の企画でとても魅力的に映ります。どのような意図があってやっているのですか?やはり社会貢献性が高いという面があるのでしょうか?」

石原正徳
「もちろん、その空き家をただ利回りが良いからとかではなくて、ちゃんと社会貢献性を持ってやろうということでスタートしています。」

「実際、空き家を実物で投資するって結構ハードルが高いと思うんですよね。ボロボロじゃないですか?誰が買うの?とか思いませんか?(笑)」

「ただ、クラウドファンディングを通してなら、一口1万円から空き家の不動産投資ができる。これだったら手を出してみようかなぁと思えると思います。」

「不動産投資をもっと身近にして社会貢献性も感じれるように。そこで、空き家のクラウドファンディングをプロダクト化していこうと考えました。」

「最近では、ありがたいことに出せば全部一瞬で売れるという状況です。」

「もちろん、空き家再生という面で興味を持っていただいている方もいらっしゃいます。」

空き家再生のクラウドファンディングを本格的にやっているのはうちの会社しかないので、今後も推していきたいポイントになります。」

4. FUNTAS Fundingの海外展開について

「FUNTAS Fundingで、今後に関する大きな展望がありましたら教えてください。」

石原正徳
「今後は、海外事業を展開していきたいと考えています。」

「日本のマーケットは狭く、加えて日本の人口も減っています。」

「なので、会社の目標としましては、日本のマーケットではなく、海外でインフラを整備すること。海外でまちづくりみたなものが最終的にできたらと考えています。」

「世の中に対して、より大きなインパクトのあるものにトライして行きたいと考えています。」

「なるほど、最終的には海外にクラウドファンディング事業を展開していくということなんですね。」

石原正徳
「そうですね。しかし、海外で事業を行うときの課題として資金力や信用力があります。そのために、まずは上場するという舵をとりました。」

「その中で、資金をアジアで人口は増えているけどインフラが整備されていない所のまちづくりに回していきたいなと。」

「インフラ整備という側面だけでみても、クラウドファンディングに参加することが1つの社会貢献に繋がりますよね。」

「利回りや融資とかではなく、そこの事業に賛同してくれる方と一緒に街を作っていくとか、そんな感じに着地できるといいなと考えています。」

「ただ、IPOとかでアメリカの不動産をやっているとお金が少し複雑になるので、どのタイミングでやるかはまだ考えている段階です。」

「クラウドファンディングで1つの事業に投資をするというより、投資家とともに街を作るというイメージでしょうか?」

石原正徳
「そうですね。できらいいなと思います。

不動産ですと、ちゃんとその事業を分かっててどこに投資をしていて、どれくらいの投資効果ががあるのかというのを投資家の方達が見てもらえればいいんですが、プラスで社会貢献性があれば、より良いですよね。」 

「中古の投資用マンションをクラウドファンディングで取り扱うのも良いですが、僕らとしてはもっと先の目標があります。」

「先ほどいった海外ですね。なので、実は中古だけじゃなくて、新築マンションの開発も行なっています。それはゆくゆく海外展開をする上で、ディベロッパーとして繋がってくると考えているからです。なので、中古に加えて、新築の案件もやっているんです。」

「クラウドファンディングで海外不動産をやるメリットはどういったところがあるのでしょうか?」

石原正徳
「アメリカの不動産を買おうと思うと課題があります。」

「うちで買おうしても、基本的には融資してくれません。アメリカの不動産を担保には貸してくれないんです。」

「だとしたら、手金で買うしかありません。しかし、手金は限られています。あまりに多額の資金を海外不動産に出しすぎると、事業が固まってしまいます。」

「先ほども少し喋りましたが、クラウドファンディングでやることによって、例えば2割は自分たちが劣後出資で出し、残りの8割を市場から集めることができます。」

「自分たちの事業そのものにも、それほどダメージなく海外不動産を保有できるので、その間にリノベーションしたり、その土地で営業したりと柔軟に動けます

なので、海外不動産はぜひともやっていきたいと考えていますね。」

5. 今後への抱負!

(石原正徳氏)

「最後に、今後への抱負を教えてください。」

石原正徳
不動産投資をもっとテックを使って透明化し、より身近なものにしていきたいと考えています。」

「今は、投資用不動産と空き家が中心ですけど、後々は一棟とか海外不動産とか自社の新築物件の開発プロジェクトとか海外街つくりプロジェクトとか。いろいろやって行きたいと考えています。」

「発展途上国のまちづくりとか、社会貢献性も高そうですよね。」

石原正徳
「社長も興味があってカンボジアとかよくいっていますね。(笑)」

「せっかく会社をやったのなら、インパクトのあることやおもしろいことをしたいじゃないですか。」

テックで日本における不動産の課題を解決しながら、海外にも特化していきたいと考えています。」

「お忙しいところ、わざわざインタビューにお付き合い頂き、ありがとうございました。」

あとがき

日本の空き家再生などの社会貢献事業に止まらず、海外の街つくりを行いたいなど、とても未来の広がる内容をお聞きすることができました。

海外不動産に投資したいという需要はとてもあると感じますので、今後、ますますFUNTAS Fundingは盛り上がっていきそうです。

また、現状の日本における不動産投資の課題把握も的確で、テック化により、不動産投資の透明性が高まり、健全な市場形成がなされることに期待が膨らみます

FUNTAS Fundingおよび、FUNTAS technology株式会社の歩みで実現する未来にワクワクしますね。

 

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  • この記事を書いた人
monetomo

マネとも管理人

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