株式会社FOLIOが提供するROBOPRO(ロボプロ)とSBI証券のSBIラップのどちらがいいか迷ってますね。
両サービスの違いがわかりにくく、迷うと思います。
そこで、この記事では、
- どちらのサービスがあなたに適しているのか
- 両サービスの特徴、メリット、デメリット
- それでも迷った際のオススメの投資方法
という観点から解説していきます。
1. 結論!ROBOPROとSBIラップはどっちを利用すべき?
SBIラップとROBOPRO(ロボプロ)は、どちらもAIの力で将来の価格予測を行い、市場の変化に合わせて資産配分の比率を変えることで、効率的な資産運用を期待できる資産運用サービス。
選ぶポイントは、あなたが資産運用の同様な点を重要視するのかという点になるでしょう。
ざっくりですが、
- AIの強みを存分に活かして、とにかく高い運用実績を追求したい!
→ROBOPRO - 少額投資で資産形成の基盤をつくりつつ、ある程度の実績も求めたい!
→SBIラップ
という観点で選ぶと失敗しにくいでしょう。
下記はROBOPROとSBIラップの違いをまとめた表です。
ROBOPRO | SBIラップ | |
AIの運用方針 | 攻めのAI運用 | 守りのAI運用 |
AIの寄与度 | 高い | 低い |
リターンの高さ | ◎ | ◯ |
下落抑制力 | ◎ | ◯ |
リターンの安定性 | ◯ | ◎ |
投資銘柄数 | 2〜8銘柄(変動) | 8銘柄(固定) |
初期費用 | 10万円〜 | 1万円〜 |
最も大きな違いは、ROBOPROはAI寄与度が高く、攻めのAI運用でどのような相場に対しても好パフォーマンスを期待できます。
それに対して、SBIラップはAI寄与度が低く、バランス運用で資産形成の基盤を作ることが期待できます。
実際に両方投資している筆者が、個人的におすすめしたい方は「ROBOPRO(ロボプロ)」です。
なぜなら、つみたてNISAで人気のS&P500やオルカンなどの銘柄が株式中心の資産配分(ポートフォリオ)を提供している中、ROBOPROは全く別のアプローチをとっている点にあります。
ROBOPRO | S&P500 | |
---|---|---|
米国株 | 0% | 100% |
日欧株 | 0% | 0% |
新興株 | 41.6% | 0% |
米国債券 | 37.2% | 0% |
ハイイールド債券 | 0% | 0% |
金 | 21.0% | 0% |
不動産 | 0% | 0% |
ROBOPROの2月の資産配分は、「新興国株、米国債券、金」を中心とした多角的な資産配分をとっています。
つみたてNISAのSP500などの株式中心のポートフォリオと、それとは異なった「ROBOPRO」を併用して投資することで、安定性の高い資産運用を期待できると考えています。
※あくまで個人の感想ですので、当運用手法により将来の安定的な運用を保証するものではありません。
2.【毎月更新】運用実績から比較!実際に筆者が投資した利回りも公開
【公式サイトから引用】実績比表
結論から言えば、公式サイトで公開されている運用実績データを比較するとROBOPROの方が優秀です。
直近1ヶ月 | 直近3ヶ月 | 直近6ヶ月 | 運用開始来 | |
---|---|---|---|---|
ROBOPRO ※2023年8月末時点 | -0.40% | 6.63% | 10.53% | 57.52% ※運用開始2020年1月 |
SBIラップ ※2023年8月末時点 | 0.97% | 6.96% | 10.58% | 10.58% ※運用開始2022年4月 |
冒頭でも申し上げましたが、私は両ロボアドバイザーに実際に投資をしています。
ROBOPROの方がSBIラップより
- 2年半程運用期間が長い
- 毎月1万円積立投資をしている
※SBIラップは積立投資をしていない
と、投資条件が違うので完璧な比較にはなりませんが、実際の値動きの推移を閲覧できるため”投資後のイメージ”として参考にしてください。
ROBOPROに4年投資してみた運用実績(2024年4月5日更新)
私はROBOPROサービス提供開始の翌日(2020年1月16日)から最低投資金額の10万円で投資を始めました。
その後、積立機能が実装されたので、2021年6月から毎月1万円をコツコツと積立投資をしていきました。
現在の投資元本(59万円)に対する運用実績は、+34.2%(18万円以上の利益)です。
<私の実績推移の様子>
<私の過去の運用実績一覧表>
月 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2020年度 |
---|---|---|---|---|---|
1月末 | 26.8% | 18.05% | 15.60% | 9.04% | -1.18% |
2月末 | 29.9% | 17.80% | 16.23% | 9.79% | -2.87% |
3月末 | 33.7% | 18.4% | 22.67% | 13.28% | -7.79% |
4月末 | 運用中 | 20.6% | 21.69% | 17.34% | -3.33% |
5月末 | 21.2% | 18.17% | 20.15% | -0.06% | |
6月末 | 25.4% | 17.41% | 17.65% | 0.66% | |
7月末 | 25.8% | 22.54% | 16.92% | 3.90% | |
8月末 | 26.7% | 20.4% | 17.00% | 2.99% | |
9月末 | 23.9% | 16.9% | 14.13% | 1.43% | |
10月末 | 24.4% | 24.1% | 19.52% | 1.24% | |
11月末 | 28.3% | 20.5% | 16.64% | 2.38% | |
12月末 | 24.4% | 13.3% | 16.75% | 5.15% |
上記の私の運用実績から特徴をまとめると
- 最初の5ヶ月間だけマイナス
- 5ヶ月目以降は一切元本割れすることなく常に安定した運用
- 結果的に年率平均利回り約7%
私は年率4%以上の利回りを期待してROBOPROに投資していますが、期待通りの運用成果となっています。
AI投資と聞くと激しく運用成績が上下するイメージですが、実際はかなり安定的に利益を出してくれるイメージです。
別途、過去の運用実績のより細かい推移やどのような考え方なら利益を出しやすいかなどについては「ROBOPRO(ロボプロ)を運用した利回りは?運用するポイントも解説」でまとめているので、より詳しく実績について知りたい場合はご参照ください。
SBIラップに1年間投資してみた実績(2024年4月5日更新)
私は2022年9月にSBIラップ(AI投資コース)に1万円を投資をしてみました。
積立投資はしていません。
現在の投資元本(1万円)に対する運用実績は、+20.81%です。
<私の実績推移の様子>
<私の過去の運用実績一覧表>
2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | |
---|---|---|---|
1月末 | 11.95% | -0.53% | - |
2月末 | 16.11% | 0.23% | - |
3月末 | 19.67% | -0.97% | - |
4月末 | 運用中 | -0.33% | - |
5月末 | 2.82% | - | |
6月末 | 8.04% | - | |
7月末 | 8.45% | - | |
8月末 | 10.20% | - | |
9月末 | 8.69% | -2.45% | |
10月末 | 9.37% | 1.31% | |
11月末 | 11.47% | 1.78% | |
12月末 | 10.45% | -4.05% |
上記の私の運用実績をまとめると
- 運用開始から7ヶ月目まではマイナスがあったが
- 運用開始から8ヶ月目以降は一切元本割れすることなく、
- 結果として、年率平均利回り約10%
私は年率4%以上の利回りを期待してSBIラップAI投資コースに投資していますが、期待通りの運用成果となっています。
AI投資と聞くと激しく運用成績が上下するイメージですが、実際はかなり安定的に利益を出してくれるイメージです。
1年程度運用すると実力がわかるイメージですね。
3. ROBOPROの特徴、メリット、デメリット
ROBOPROは、株式会社FOLIOが提供するAI(人工知能)を運用アルゴリズムに導入したロボアドバイザー。
市場の変化に合わせてポートフォリオ(資産配分)を月ごとにダイナミックに変化させ、どんな相場に対しても好パフォーマンスの実現を目指します。
通常のロボアドバイザーは投資している商品の比率自体はそれほど大きく変わらないのに対して、ROBOPROでは、その比率が毎月大きく変わるのが特徴です。
ROBOPROの詳細情報
企業名 | 株式会社FOLIO/AlpacaJapan株式会社 |
サービス開始日 | 2020/1 |
投資対象の詳細 | 世界のETF |
ファンド | 2〜8種類 |
ロボアドバイザータイプ | 投資一任運用型 |
運用手数料 | 預かり資産の1%(税抜年率) |
運用手数料割引 | 運用資産の時価評価額の3,000万円を超える部分については年率0.50%(税別、税込0.55%) |
最低投資金額 | 10万円 |
トータルコスト | 手数料1%(税抜)+ ETF経費(調査中) |
ROBOPROには具体的には次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
- AIの寄与度が高い
- 常に好パフォーマンスの運用成果を狙える
- 最適な資産配分に自動で調整してくれる
- AI投資の割に手数料が安い
デメリット
- 銘柄数が2〜8と変動し、リスク許容度が変化する
最大の特徴は、どのような相場に対しても好パフォーマンスの運用を実現できる可能性がある点でしょう。
例えば、
- 相場の上昇局面時は攻めの資産配分でリターンを伸ばす
- 暴落時にはディフェンス型に資産配分を変更して資産を守る
これはAIの寄与度が高く、市場予測をアルゴリズムに大きく活用しているからです。
具体的には、AIによる相場予測に基づき、最低2~最大8種類のETFに投資を行い、投資配分を毎月ダイナミックに変更することで常に好パフォーマンスを追求しています。
ROBOPROは、棘のあるダイナミックな運用でどのような相場に対しても好パフォーマンスの運用を期待したい方におすすめです。
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FOLIOのROBOPRO(ロボプロ)キャンペーンと始め方(口座開設)【4月更新】
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4. SBIラップの特徴、メリット、デメリット
SBIラップは株式会社SBI証券と株式会社FOLIOがタッグを組んでサービス提供を行うロボアドバイザー。
SBIラップはAI(機械学習)の予測データを活用し、資産配分を市場に合わせて最適化させることでグローバルインデックスを上回るパフォーマンスを目指す資産運用サービスです。
SBIラップの詳細情報
企業名 | 株式会社SBI証券/株式会社FOLIO |
サービス開始日 | 2022/3 |
投資対象の詳細 | 投資信託 |
ファンド | 8種類 |
ロボアドバイザータイプ | 投資一任運用型 |
運用手数料 | 預かり資産の0.6%(税抜年率) |
運用手数料割引 | 無し |
最低投資金額 | 1万円 |
トータルコスト | 手数料0.6%(税抜)+ 投資信託経費(0.220%~0.394%程度) |
SBIラップには主に下記のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
- AIをバランス運用に導入している
- 運用手数料が安い
- 資産形成の基盤をつくれる
- 自動で積立投資ができる
- ポイントが貯まる
デメリット
- AIの寄与度が低い
最大の特徴は、ROBOPROと同じAIを活用したロボアドバイザーを少額投資1万円〜で資産形成の基盤をつくれる点です。
SBIラップは、専用の投資信託を通じてETFに投資を行い、常に8種類のアセットクラスに分散投資を行います。
そのため、投資配分の変更が行われた場合であっても、ROBOPROと比べて極端に偏った投資配分にはなりにくく、リスクをコントロールしながら比較的安定的に資産運用を行うことが可能です。
言い換えれば、ROBOPROより安定的だが、高いパフォーマンスや高い下落抑制力は期待しにくいということです。
また、SBIラップの手数料は0.66%(年率・税込)(※)であり、ポイントプログラムも設けており、長く続けやすい仕組みを用意しています。(※)他に各投資信託の信託報酬等、間接的に別途負担が発生する場合があります。
5. 結局、ROBOPROとSBIラップはどっちがおすすめ?
- AIの強みを存分に活かして、とにかく高い運用実績を追求したい!
→ROBOPRO - 少額投資で資産形成の基盤をつくりつつ、ある程度の実績も求めたい!
→SBIラップ
ROBOPROはAI運用を突き詰めた商品設計となっています。そのため、常にどの相場でも好パフォーマンスを作ることを目指しています。
SBIラップでは必ず分散投資をして安定的な運用を目指した上で、AIを活用します。ですので、投資対象となる投資信託を8個が絶対に入っています。
例えば、ROBOPROの場合だと、AIが今は2銘柄だけの投資が良いと判断すると、2銘柄にしか投資しません。AIを使ってシャープレシオ(リターンの効率性)を極限まで高めるのがロボプロです。
そのため、とにかくダイナミックな運用で常に好パフォーマンスを求めたい!という方はROBOPROが適しています。
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6. ROBOPROとSBIラップの併用はどう?
SBIラップとROBOPRO(ロボプロ)の併用も考えている方もいらっしゃると思いますが、個人的には併用はしなくもいいかなと思っています。
というのも両方のロボアドバイザーは同じAI(alpaca社製)をベースに資産配分を決めているだけで、おおよその運用実績の推移は変わらないと考えられるので、あまり資産の分散にならないと思っているからです。
そこでオススメするのは、下記を併用する方法です。
- つみたてNISA × ROBOPRO
株式中心のつみたてNISA(S&P500)と、ROBOPROを併用投資することで、より安定的なリターンが期待できます。
基本的には、つみたてNISAをベースにしながら、ROBOPROと併用投資することをおすすめします。
実際に、筆者もこれを期待し、ROBOPROへ併用投資しています。
この根拠として、つみたてNISAで人気のS&P500銘柄が株式中心の資産配分(ポートフォリオ)を提供している中、ROBOPROは全く別のアプローチをとっている点にあります。
ROBOPRO | S&P500 | |
---|---|---|
米国株 | 0% | 100% |
日欧株 | 0% | 0% |
新興株 | 41.6% | 0% |
米国債券 | 37.2% | 0% |
ハイイールド債券 | 0% | 0% |
金 | 21.0% | 0% |
不動産 | 0% | 0% |
ROBOPROの2月の資産配分は、「新興国株、米国債券、金」を中心とした多角的な資産配分をとっています。
安定的に資産運用するために理想的なポートフォリオは、
- 市場が下落するリスクに備えつつ、
- 市場が上昇する際にはその恩恵を受けられる
配分比率であるべきです。
このような点から考えると、
つみたてNISAのSP500などの株式中心のポートフォリオと、それとは異なった「ROBOPRO」を併用して投資することで、安定性の高い資産運用を期待できると考えています。
※あくまで個人の感想ですので、当運用手法により将来の安定的な運用を保証するものではありません。
併用するならどのように始めたらいい?
これから併用しようと思ってもどのように併用を開始したらいいか迷うと思います。
ロボアドバイザーで資産形成を行う上では、基本的に
- 毎月お金のやりくりがしやすい
- 高値掴みリスクを軽減させる効果がある
という特徴がある積立投資がオススメな投資手法です。
しかし、最初から両方に積立投資をするのは金銭や心理的に厳しい方も多いと思います。
個人的におすすめするのは下記の方法です。
- ROBOPRO・・・一括投資(最初に投資して積立投資を行わない運用手法)を少額から始め、とりあえず様子を見る
- つみたてNISA・・・資産形成のベースを作るために積立投資を毎月1万円〜行う
ROBOPROで、はじめは積立投資をしなくてもいいと考える理由として、積立投資を行わなくても、資産配分を相場に合わせて組み替えるので、下記メリットが期待できるからです。
- 他の投資との分散効果を常に期待できる
- 一括投資でもある程度の運用実績が期待できる
後者に関しては実際、積立投資をしていなかった方がリターンが見込めた事実があります。私はROBOPROのサービス開始から積立投資をしていますが、実際は積立投資をしていた場合より、一括投資をした方が運用実績は好調でした。
ですので、
- 最初は一括投資を少額で始めて、
- 他の資産との分散効果や運用成績の伸びを見ながら、
- ボーナスなどまとまったお金ができたタイミングで積立投資を開始する。
方法もあると思います。
ROBOPROとSBIラップ比較まとめ
ROBOPROとSBIラップの違いとどちらがいいかについて解説しました。
まず、そもそもの運用スタイルが異なるということを知った上で、
- AIの強みを存分に活かして、とにかく高い運用実績を追求したい!
→ROBOPRO - 少額投資で資産形成の基盤をつくりつつ、ある程度の実績も求めたい!
→SBIラップ
という観点で選べば、大きな失敗はないでしょう。
両サービスの併用活用もよいと思いますが、つみたてNISAなどの投資と併用した際の期待メリットについてもご紹介させていただきました。つみたてNISAをベースにROBOPROにも投資をすることで、より安定的な資産運用を期待できると考えました。
この記事が参考になりましたら幸いです。
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FOLIOのROBOPRO(ロボプロ)キャンペーンと始め方(口座開設)【4月更新】
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