『THEO(テオ)でNISAが利用できるのか』お調べ中でしょうか?
NISAは、利益に税金がかからないというお得な制度。そのため、「THEOをNISA口座で利用できればいいのに!」と思っているかもしれませんね。また、THEOと「つみたて(積立)NISA」のどちらがおすすめなのか、気になっているかもしれません。
結論から言いますと、THEOはNISA口座で利用できません。また、つみたてNISAと比べてどちらがおすすめとも一概には言えません。これは個人によります。
ここでは、THEOとNISAについて解説。また、つみたてNISAとの違いも明らかにした上で、THEOがどのような人に向いているのかを解説します。
この記事を読めば、THEOとつみたてNISAのどちらを利用すればいいのか分かり、納得してTHEOを検討できます。
目次
1. THEOはNISA口座で利用できるの?
THEO公式を見てみると以下のように回答しています。
いいえ。NISA口座には対応しておりません。当社の運用ではお客さまの資産運用方針を維持するために毎月リバランスによる売買を行っており、一度の売買により税メリットが確定してしまう現行のNISA制度に合わないためです。(引用:THEO公式)
このため、THEOをNISA口座で利用することはできません。
NISAには他にも「つみたて(積立)NISA」「ジュニアNISA」などもありますが、全てTHEOと併用することはできません。
2. そもそもNISAってどんな制度?
そもそもNISAとは、どのような制度なのでしょうか?おさらいしておきましょう。
NISAは、少額投資非課税制度と言われます。具体的には、「NISA口座で投資した商品で利益が出ても、税金を取られない」という制度です。
一般的に投資で利益が出た場合、利益に対して20.315%の税金がかかります。100万円の利益が出ても、約20万円も税金で持っていかれるので嫌に思いますよね・・・
しかし、NISA口座で運用する場合は税金がかかりません。つまり非課税となるのです。税金がかからないので、もちろん確定申告も必要ありません。
これはかなり大きなメリットですよね?しかし注意点もあります。しっかり確認しておきましょう!
2-1. NISAのデメリットを徹底解説
非課税という、大きなメリットがあるNISAですが、デメリットもあります。それは次の2点です。
- NISAの種類によって、年間の上限額が変わる
- 絶対に利益を上げる必要がある
しっかり確認しておきましょう。
デメリット1:NISAの種類によって、年間の上限額が変わる
NISAには「現行NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3種類がありますが、それぞれのNISAごとに年間の投資可能上限額が決まっています。
また、NISAの種類ごとにNISA口座を利用できる期間も決まっています。
各NISAの特徴を表にまとめましたので、ご覧ください。
NISAの種類 | 年間投資上限額 | 口座利用ができる期間 |
---|---|---|
NISA | 120万円 | 5年間 |
つみたてNISA | 40万円 | 20年間 |
ジュニアNISA | 80万円 | 5年間 |
年間ごとに上限があるという点に、注意が必要です。
また、NISAと「つみたてNISA」は併用ができません。どちらか一方を利用する必要があります。
デメリット2:絶対に利益を上げる必要がある
NISA口座では、絶対に利益を上げる必要があります。なぜなら、損益通算ができないからです。
一般的に、ある口座で損失が出た場合、他の口座の利益と相殺させることができます。これを損益通算ができると言います。
NISAでは、損益通算ができません。
例えば、ある口座で100万円の利益、NISA 口座で40万円の損失が出たとします。損失が出たのがNISA口座でない場合「100万円-40万円=60万円」に対して、約20.315%の税金が課されます(損益通算ができるからです。)
しかし、40万円の損失が出たのがNISA口座だった場合、100万円全てに対して約20.315%の税金が課されるのです。
一方、THEOは確定申告を行えば、損益通算を行うことができます。
NISA口座では、確実に利益を出すことが求められるのです。
3. THEOとつみたて(積立)NISAはどっちがおすすめ?
NISAのメリット・デメリットについて理解できたでしょうか?読んでみて「NISAの方が向いているかも?」と思ったかもしれませんね。
THEOは、NISA制度の中でも「つみたてNISA」をいう制度と比べられて議論になります。
つみたてNISAの投資額は、毎年40万円が上限です。また、つみたてNISAの口座を開設すれば、20年間非課税で運用できます。20年間も利益に税金がかからないのは、うれしいですよね!
THEOも長期的に積立投資を行っていくことを前提としたサービスなので、似ているように思えます。
結論を言いますと、どちら向いているというのは人それぞれなので一概には言えません。
THEOとつみたてNISAの特徴を比較する表を作ってみたので、見比べてみてください。
THEO | つみたてNISA | |
投資の知識 | 必要ない | 正しく行うにはある程度必要 |
投資方針 | ほったらかいでOK | 自分で銘柄を選ぶ |
利益にかかる税金について | 税金がかかる | 非課税 |
年間上限額 | 上限なし | 年間最大40万円まで |
投資可能額 | 上限なし | 最大22年間 |
最低投資金額 | 1万円〜 ※THEO+の場合 | 100円〜 |
投資対象 | THEOが自動で選んでくれる | 国の基準を満たした投資信託とETFを選んで投資 |
手数料 | 預かり資産の1%+信託報酬 | 信託報酬のみ |
《←左右にスクロールできます→》
上記の表を踏まえて、THEOと「つみたてNISA」がそれぞれどのような人におすすめなのか解説します。
3-1. THEOはこんな人におすすめ!
THEOは次のような人におすすめです。
- どのような銘柄を買えばいいのか分からない人
- 投資の勉強する時間が取れない人
- 預金感覚で投資をしたい人
- 最もストレスが低い投資をしたい人
- 20年以上の投資を行いたい人
- 年間の投資額が40万円以上の人
- 海外ETF(海外の証券取引所に上場されている投資信託)に投資したい人
THEOのメリットは「1万円という少額からおまかせ投資ができる点」「ストレス最小限に抑えながら投資を継続できる点」です。
そのため、投資初心者におすすめの投資方法です。加えて「投資の勉強がめんどくさい(知識がない)人」「仕事が多忙な人」にもおすすめです。
一方、「自分で投資をしてみたい!」という人は無理に利用する必要もないでしょう。
3-2. つみたてNISAはこんな人におすすめ!
つみたてNISAは次のような人におすすめです。
- ある程度投資の知識があり投資したい銘柄が決まっている人
- 常に投資の成績を気にしていたい人
- とにかく投資のコストを最小限にしたい人
- 自分で投資してみたい人
- 投資後の調整方法を知っている人
- 年間の投資額が40万円以内の人
- 国内の投資信託やETFに投資したい人
つみたてNISAのメリットは「コストを抑えた長期投資を実践できる点」でしょう。知識さえあれば、THEOよりも低い手数料で投資できます。
よって、コストを抑えながら利益を最大限に高めたい人に最適です。
また、NISA口座では損益通算ができないので、確実に利益を出すことが求められるのもデメリットです。
まとめ
いかがでしょうか?THEOは、NISA口座では利用できません。
THEOとつみたてNISA は向いている人が違うので、どちらが良いとは一概には言えません。
そこでおすすめするのは、まずはTHEOで投資の感覚を掴んでみて、知識がついてきたらつみたてNISAに移行する方法です。このようにすれば、後々失敗することは少ないでしょう。
「ほったらかし投資が楽だなぁ」と感じたら、そのままTHEOを利用し続ければいいでしょう。
ちなみに、THEOを契約する際は、THEO+ docomoがおすすめ。
1万円から気軽に投資を始められるだけでなく、資産運用をしながらdポイントが貯まというつみたてNISAにもないメリットがあるのでおすすめです。
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