ロボアドバイザーは、投資の知識の少ない初心者におすすめの資産運用サービスです。
とはいえ、ロボアドバイザーにもさまざまなサービスがあるため、自分に適したものが何か分からないと感じている人も多いのではないでしょうか。
自分に適したロボアドバイザーを選ぶには、投資対象商品、最低投資金額、手数料の3つで比較し、その上で、自分が欲しい機能があるかどうかが重要になります。
この記事では、ロボアドバイザー全6サービスの違いを比較し、それぞれどんな人におすすめかを紹介します。
最後まで読めば、自分に適したロボアドバイザーを選ぶことができ、将来に向けた資産運用を納得してスタートさせられます。
目次
- 1. 資産運用を自動で行う「ロボアドバイザー」とは?
- 2. ロボアドバイザーのメリットとデメリット
- 3. ロボアドバイザーを比較する3つのポイント
- 4. ロボアドバイザー全6社をランキングで一括比較
- おすすめ1.人気No.1で選ぶなら「WealthNavi(ウェルスナビ)」
- おすすめ2.実績重視なら「FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)」
- おすすめ3.手数料重視なら「SUSTEN(サステン)」
- おすすめ4.始めやすさなら「THEO(テオ) + docomo」
- おすすめ5.楽天証券利用者なら「楽ラップ」
- おすすめ6.国内株式を運用するなら「Wealth Wing(ウェルス ウイング)」
- 5. ロボアドバイザーの運用実績を比較!利回りは?
- まとめ:目的に合ったロボアドバイザーを比較して選ぼう
1. 資産運用を自動で行う「ロボアドバイザー」とは?
そもそもロボアドバイザーとは、資産運用を行う上で必要なさまざまなアクションを自動で行うサービスを指します。
資産運用を個人で行うと、少なくとも以下のアクションを継続して行わなければなりません。
- 資産運用の配分の作成と調整
- 値動きに影響する世の中の動向をチェック
- 売買候補の銘柄の値動きを定期的にチェック
- 金融商品の売却、購入手続き
- 節税対策
- 積立投資のための継続的な入金など
ロボアドバイザーには、投資一任型と助言型の2種類があり、上記のアクションの全てもしくは一部をお任せすることができます。
投資一任型では、資産運用で必要なアクションをすべてお任せすることができ、投資の知識がゼロの状態でも適切な資産運用を続けられる点が特徴です。
一方、助言型では資産運用で必要なアクションのうち、おすすめ銘柄の提案や資産運用の配分を調整する上でのアドバイスをしてくれます。実際の作業は自分で行う必要があるため、投資家自身の考えや戦略を反映できることが特徴です。
ロボアドバイザーの魅力は、投資に必要な時間を大幅に削減できる点です。
特に、これから資産運用を始める投資初心者には投資一任型のロボアドバイザーをおすすめします。投資一任型のロボアドバイザーなら投資を継続する上で、もっとも手間と時間のかかる「買う銘柄の判断」や「買い付け作業」も自動で行ってくれるからです。
そのため、この記事では投資一任型のロボアドバイザーを比較して紹介していきます。
【注意】ロボアドバイザーはAI投資ではない
世間では、ロボアドバイザー=AI投資という認識がありますが、正確には違います。
ロボアドバイザードは、決められたプログラム(アルゴリズム)に沿って資産運用を行います。そのため、あらかじめ用意されたパターンの中から、各ユーザーに適した運用方法を当てはめる仕組みとなっているのです。
一方AI投資は、運用方針そのものををマーケットに合わせて自動で調整していきます。
以上のような違いがあるため、ロボアドバイザー=AI投資というわけではありません。
※一部、AI投資と呼べるロボアドバイザーもあります。後ほど紹介。
なお、おすすめのAI投資がどのようなものか気になる人は、以下の記事を参考にしてください。
-
騙されないで!比較してわかったAI投資(資産運用)のおすすめはこれだけ!
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ロボアドバイザーとつみたてNISAの違い
ロボアドバイザーとよく比較される初心者向け資産運用として、つみたてNISAが挙げられます。
どちらも、毎月の積み立てで長期資産運用をするのに向いていますが、両者の違いを比較すると、以下の表にまとめられます。
投資一任型 ロボアドバイザー | つみたて NISA | |
投資の知識 | 必要ない | ある程度必要 |
投資対象 | 主にETF (上場投資信託) | 投資信託 |
運営形式 | 民間会社によるサービス | 国による制度 |
利用できる期間 | サービスが提供されている限り利用可能 | 2042年まで |
最低投資金額 | 1万円〜10万円 | 100円 |
投資方針 | 放ったらかしでOK | 自力で運用を行う |
利益への課税 | 課税 | 非課税 |
大きな違いとして、ロボアドバイザーは民間企業によるサービスであるのに対し、つみたてNISAは国による期間限定の制度である点が挙げられます。
ロボアドバイザーはサービスが提供される限りずっと利用できますが、つみたてNISAは現状2042年までしか利用できません。
他にも、ロボアドバイザーを利用するために、最低投資金額として1万円〜10万円が必要であるのに対し、つみたてNISAは100円から投資を行うことができます。
このように、ロボアドバイザーは投資知識を持たないユーザーが資産運用できるように民間企業が作ったサービスである一方、つみたてNISAは少額から投資を継続しやすくなるように国が用意した制度です。
つみたてNISAについてより詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
-
つみたてNISAとは?メリットやデメリット、おすすめの人や始め方まで解説!
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2. ロボアドバイザーのメリットとデメリット
ここからは、ロボアドバイザーの比較に移る前に、なぜ投資初心者におすすめなのか、ロボアドバイザーのメリットとデメリットについてまとめていきます。
- お金を入れるだけで運用をすべてお任せできる
- 自動で積立してくれる
- 確定申告も特定口座を選べば不要
- 自分で運用するよりも手数料がかかる
- 長期資産運用が前提なので、短期的な利用には向いていない
それぞれ、順番に解説していきます。
ロボアドバイザー3つのメリット
1.お金を入れるだけで運用をすべてお任せできる
ロボアドバイザーの一番のメリットは、投資の運用を全て任せられることにあります。
そのため、投資の知識が必要ありません。
投資では、どの銘柄を購入するか選び、実際に売り買いする手続きが大切です。
長期間の投資となると、これらのアクションを何年間も繰り返さなければならないため、初心者にとっては難しく面倒だと感じるかもしれません。
ロボアドバイザーなら、お金を入金するだけで資産運用に必要なアクションを全て自動で行ってくれるので、誰でも簡単に資産運用をスタートできます。
2.自動で積立してくれる
長期資産運用で重要なのは、毎月少しずつ運用資金を重ねていく「積立」です。比較的リスクを抑えられる運用方法とはいえ、毎月お金を入金し続ける必要があります。
ロボアドバイザーには、この積立投資を継続しやすくするための「自動積立機能」があり、連携した銀行口座から投資資金を毎月自動で振り込むことが可能です。
毎月の投資金額や、引き落とし日も自由に選択できるため、ロボアドバイザーを利用すれば手間をかけず自分に合った積立投資を続けることできますよ。
3.確定申告も特定口座を選べば不要
投資や資産運用で利益を得た場合、場合によっては確定申告の必要になります。
給与所得以外に、年間20万円を超える所得がある場合は、原則として確定申告の必要があり、ロボアドバイザーを使った場合も例外ではありません。
しかしながら、ロボアドバイザーでは口座開設する際、源泉徴収ありの「特定口座」を選択すれば、確定申告が不要となります。
個人で投資を行う場合は、自分で1年間分の取引結果を調べて損益を計算する必要があるため、その手間が省けることはロボアドを利用する大きなメリットと言えるでしょう。
ロボアドバイザー2つのデメリット
1.自分で運用するよりも手数料がかかる
ロボアドバイザーを利用する上でデメリットとなるのは、利用するために必要な手数料です。
サービスによって異なりますが、平均的に預かり資産の1%の手数料が発生します。
一方、自分自身で投資信託の銘柄を選べる方の場合、この預かり資産に対する手数料を支払う必要はありません。
ロボアドバイザーはあくまで自分で投資銘柄を選べない方におすすめのサービスです。
2.長期資産運用が前提なので、短期的な利用には向いていない
ロボアドバイザーは、年単位の時間をかけて、利益を大きくする「長期・分散・積立」投資で利用することが前提です。
時間をかけて利益を増やす運用方法なので、短期で大きな利益を期待することはできません。
そのため、将来の資産をゆっくりコツコツ作っていきたい人に、ロボアドバイザーは向いていると言えます。
3. ロボアドバイザーを比較する3つのポイント
それでは、自分に最適なロボアドバイザーを明確見つけられるよう、比較検討するための基準を解説します。
- 投資対象商品
- 最低投資金額
- 手数料
それぞれ順番に解説していきます。
比較1:投資対象商品
「そのロボアドバイザーが何に投資しているか」について比較することは、投資の傾向やリスクを判断する上で重要です。
世界の何カ国に投資していて、株式や債券など、実際に投資している金融商品は何なのかについて着目することで、各社ロボアドバイザーの特徴を理解しましょう。
比較2:最低投資金額
ロボアドバイザーでは投資を始めるための最低投資金額が設定されており、それは各社異なります。
「そのロボアドで投資を始めるためにいくら必要なのか」について比較することで、始めやすいロボアドバイザーがどれか選べるようになります。
また、毎月の最低積立金額や、積立する日にちや頻度も把握すると、どのサービスが自分にとって続けやすいか判断できるようになります。
比較3:手数料
長期的な利用を前提にしているロボアドバイザーでは、手数料は軽視できない要素です。手数料が安いとその分投資に回せるので、将来の利益がより大きくなることが期待できるからです。
手数料の金額はもちろんその内訳も確認しておきましょう。サービスによっては、割引制度を設けていますので、自分が無理をせずに継続的に投資を続けられるロボアドバイザーを選ぶことに役立ちますよ。
その他の比較要素
上記のほかにも、サービスを選ぶ際に自分にとって役に立つ機能があるかどうかをチェックしておくとよいでしょう。
一例として、利益が出た際に課税される税金を抑える節税機能や、価格が下落するリスクへの対応方針、ポイント還元機能の有無などについてです。
基本的な機能を比較した上で、自分が欲しい機能を選べば、自分にピッタリなロボアドバイザーを見つけることができますよ。
4. ロボアドバイザー全6社をランキングで一括比較
それでは、紹介した比較要素を踏まえて、ロボアドバイザー全6社を一括して比較し、おすすめのサービスをランキング形式でお伝えしていきます。
サービス名\比較要素 | 投資対象 | 投資銘柄数 | 最低投資金額 | 積立金額 | 月の積立頻度 | 手数料(税込) | 手数料割引 | 下落リスク軽減 | 節税機能 | NISA対応 |
ウェルスナビ | 海外ETF | 7銘柄 | 10万円 | 1万円以上 1000円単位 | 1〜5回 | 1.1% | ◯ | × | ◯ | ◯ |
FOLIO ROBO PRO | 海外ETF | 9銘柄程度 | 10万円 | 1万円以上 1円単位 | 1回 | 1.1% | △ | ◯ | × | × |
SUSTEN | 海外ETF | 最大3銘柄 | 10万円 | 1万円以上 1円単位 | 1回 | 完全成果報酬型 | △ | × | ◯ | × |
THEO + docomo | 海外ETF | 30銘柄程度 | 1万円 | 1万円以上 1000円単位 | 1回 | 1.1% | ◯ | ◯ | ◯ | × |
楽ラップ | 投資信託 | 18銘柄 | 1万円 | 1万円以上 1円単位 | 1回 | 0.969% ※固定報酬制の場合 | × | ◯ | × | × |
Wealth Wing | 国内株式 | 全銘柄 | 15万円 | 1万円以上 1円単位 | 1回 | 330円/月 +0.99% | × | ◯ | × | × |
《左右にスクロールできます》
上図のとおり、各社のロボアドを比較した結論として、ロボアドバイザーのおすすめランキングは以下のようになります。
- 1. WealthNavi
- 2. FOLIO ROBO PRO
- 3. SUSTEN
- 4. THEO + docomo
- 5. 楽ラップ
- 6. Wealth Wing
では、各社ロボアドバイザーの特徴について詳しく見ていきましょう。
ウェルスナビは、預かり資産7000億円以上、33万人が利用している人気No.1のロボアドバイザーです。
とにかく顧客目線が素晴らしく、コラムでは積極的に資産運用に情報発信したり、私も実際にウェルスナビを運用していますが、全てのロボアド事業者の中で一番真摯にユーザーに向き合っている印象があります。
NISA口座でも運用できる(おまかせNISA)ことも特徴です。これは他のロボアドにはない唯一のメリットです。
ウェルスナビのデメリットとしては最低投資金額が10万円と、他社よりも比較的高いことが挙げられます。人によっては始めづらさを感じられるかもしれません。
それでも、運営しているウェルスナビ株式会社は上場企業であることから信頼性が高く、ロボアド選びで迷っているなら真っ先におすすめできるサービスと言えるでしょう。
ウェルスナビについて詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
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【5年6ヶ月運用】ウェルスナビの評判が怪しい?やめたほうがいい?メリット・デメリットを利用者が口コミ!
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おすすめ2.実績重視なら「FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)」
各社ロボアドバイザーと比較したとき、もっとも良好な実績を出しているロボアドが「FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)」です。
FOLIO ROBO PROは株式会社FOLIOが、政府にも認められたAIスタートアップ「AlpacaJapan」と共同開発した、AIを活用している唯一のロボアドバイザーとなっています。
従来のロボアドバイザーとの違いは、長期投資での利益はもちろん、運用方針を柔軟に変えることで短期的な利益を出すことも得意であるという点です。
デメリットとしては、ウェルスナビと同じく最低投資金額として10万円が必要なことが挙げられます。ロボアドバイザーの中では高い部類に入るため、導入しづらいと感じる人もいるかもしれません。
とは言え、2020年1月からサービス開始されたばかりであるにも関わらず、現時点で驚異的な運用実績結果を出しています。
とにかく実績を重視したい大事という方は、FOLIO ROBO PROは非常に魅力的なロボアドバイザーと言えます。
FOLIO ROBO PROについて詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
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【3年4ヶ月運用】FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)の評判は?AIで大丈夫?メリット・デメリットを利用者が口コミ!
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おすすめ3.手数料重視なら「SUSTEN(サステン)」
多くのロボバイザーが定額の手数料サービスを提供しているのに対して、完全成果報酬の手数料体系となっているのが、「SUSTEN(サステン)」です。運用資産が過去最高益を更新しない限りは手数料が発生することはありません。
そのため、手数料負け(損失時にも手数料を取られる)を気にすることなく、気軽に始められるのが特徴です。
「長期・分散・積立」にの資産運用をベースとしながら、先物もポートフォリオに入れていることがSUSTENの強みです。これにより、景気後退時にも強い運用が可能であると考えられています。
とにかく手数料を抑えたい、成果報酬が良いという方に「SUSTEN」は魅力的なロボアドバイザーと映るでしょう。
SUSTENについてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
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【実績公開】SUSTEN(サステン)の評判がやばい?2年3ヶ月投資してわかったデメリットとメリットを口コミ!
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おすすめ4.始めやすさなら「THEO(テオ) + docomo」
ロボアドバイザーを比較する中で、もっとも充実した機能をもっているのが「THEO + docomo」です。
THEO + docomoは、他社のロボアド同様に長期的な資産運用を重視しながらも、あえて王道ではない銘柄も投資対象に組み込む「スマートベータ」という運用手法をとっていることが特徴です。
加えて、THEO + docomoではユーザーの目的に合わせた投資実績を実現するために、性質の異なる3つのポートフォリオを組み合わせて運用されています。
利益を得ることに積極的な運用をしつつ、ポートフォリオをここまで細分化し、利用者に合わせて運用しているロボアドは他にはありません。
他にも、自動税金最適化サービスや、資産分配を毎月調整するなどの機能が豊富ですが、それゆえに資産運用経験のない人には複雑に感じられるかもしれません。
ただ、利用状況に応じてdポイント還元を受けられる点や、最低投資金額が1万円である点など、初心者でも始めやすいという魅力があります。
THEO + docomoについてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
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【実績公開】THEO(テオ)の評判がやばい?やめたほうがいい?5年6ヶ月投資してわかったメリットとデメリットを口コミ
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おすすめ5.楽天証券利用者なら「楽ラップ」
ロボアドバイザーを比較する中でも、楽天証券を利用している人にメリットの多いロボアドが「楽ラップ」です。楽天証券の口座を持っていればすぐに始められ、最低投資金額も1万円と気軽にスタートできます。
一般的なロボアドが海外ETFを投資対象としている一方で、楽ラップでは国内の投資信託をメインに運用することで、換金・購入時に為替の影響を受けにくいのがメリットです。
手数料体系は、成果によって手数料が増減する「成果報酬型」と、手数料が固定されたままの「固定型報酬」の2種類から選ぶことができます。
この2つの手数料はいつでも変更可能です。損失が発生しそうなときは成果報酬型で、大きな利益が期待できるときは固定報酬型に変更と、市場の様子を見ながら変更することで手数料を抑えることテクニックが取れます。
楽ラップについてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
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【実績公開】楽天証券「楽ラップ」の評判はダメ?1年6ヶ月投資してわかったメリットとデメリットを口コミ
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おすすめ6.国内株式を運用するなら「Wealth Wing(ウェルス ウイング)」
各社のロボアドバイザーを比較する中で、国内株式を運用したい方におすすめできるのが「Wealth Wing」です。
Wealth Wingは国内の個別銘柄で運用する唯一のロボアドで、株価の上昇が期待される銘柄へ積極的な投資を行うのが特徴的。
手数料は基本利用料として月額330円(税込)に加え、預かり資産の0.99%が必要です。
また、Wealth Wingでは運用に伴いANAマイルも貯まる点がメリットと言えるでしょう。
Wealth Wingでは個別株を取り扱うため、他社のロボアドと比較して下落リスクが高いことがデメリットとして挙げられます。
ただ、下落リスク対策の「スマートヘッジ」という追加機能(別途利用料あり)が用意されています。リスクを大・中・小の3種類から設定することで、市場の動きに合わせて下落リスクを抑えることが可能です。
最低投資金額は15万円とロボアドの中でも高い部類で、始めにくさを感じる人も多いかもしれません。
それでも、国内個別株を取り扱える点は他社にはない魅力です。国内の個別株投資をしたいけど、どの銘柄に投資したらいいかわからないと感じている人にぴったりのロボアドと言えるでしょう。
Wealth Wingについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
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【毎週実績更新】ウェルスウイング(Wealth Wing)の評判は?投資してわかったメリット・デメリットを利用者が口コミ
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5. ロボアドバイザーの運用実績を比較!利回りは?
ここまで、全6種類のロボアドバイザーを徹底的に比較し、ランキング形式で紹介した各社ロボアドの特徴について詳しく解説しました。
ここからは、この6社のロボアド各社が公式に発表している2021年5月末時点での実績データを用いて、各機関での利回りを比較してみました(注1)。
WealthNavi | FOLIO ROBO PRO | SUSTEN | THEO+docomo | 楽ラップ | Wealth Wing | |
利回り | 14.7〜39.0% | 2.07% | 非公開 | 2.54〜7.14% | 11.89〜30.16% | 2.28〜3.37% |
利回り算出期間 | 1年間 | 6ヶ月間 | 非公開 | 1年間 | 1年間 | 1ヶ月間 |
《左右にスクロールできます》
※記載の利回りは、運用実績を保証するものではありません。
各社の運用実績の徹底比較を、現在の最新データと合わせてチェックしたい人は、以下の記事を参考にしてください。
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【投資して比較】ロボアドバイザー最強実績(利回り)ランキング2023年5月版!おすすめの併用方法もブログで紹介!
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まとめ:目的に合ったロボアドバイザーを比較して選ぼう
ここまで、ロボアドバイザーの選び方や、各社の徹底比較を行いました。
改めて、自分に合ったロボアドを選ぶ際の基準をおさらいしましょう。
- 投資対象商品はなにか?
→投資のリスクの増減に関係します - 最低投資金額はいくらか?
→始めやすさに関係します - 手数料はいくらか?
→続けやすさに関係します
以上の比較要素を踏まえ、節税機能やポイント還元制度など、ご自身によって欲しい機能があるかどうか比較して選ぶといいでしょう。
上記の基準をもとに、全6社の各ロボアドサービスのおすすめできる人はそれぞれ以下のようになります。
もし、どうしてもどのサービスか選び切れない人は、ウェルスナビから始めてみてはいかがでしょうか?口座開設数、預かり資産高ともにNo1なので、将来のための資産形成として選ぶなら大きな失敗はないでしょう。
各社ロボアドにはそれぞれ個性的な特徴があり、さまざまなメリットやデメリットがありました。ぜひ、自分に合ったロボアドバイザーで将来のための資産運用を始めてみください。
出典:
注1 各サービスの運用実績の詳細
WealthNaviの運用実績|WealthNavi
<ROBO PRO 2021年5月実績>直近のリバランスがプラスに働き、好パフォーマンスに|FOLIO ROBO PRO
2021年5月までの実績に関して|お金のデザイン(THEO+docomo)
運用状況|楽ラップ
Wealth Wing の5月の運用成績を報告!|Wealth Wing