株式投資型クラウドファンディング「ユニコーン(Unicorn)」について気になっていますね。
ユニコーンは未上場の新規・成長企業の株式に投資することのできるサービスです。
投資した未上場企業を長い目で応援しながら、日本社会を成長させ、かつ将来的にはリターンも得られたら最高!と考えている方にユニコーンはオススメです!
未上場企業の株式は、上場等で価値が急高騰する可能性もあるので注目の金融商品です。しかし、未上場の企業に投資できる機会はほとんどありません。
そのため、ユニコーンは投資家にとってはとても魅力的といえます。しかし、投資する際は注意することもあります。
また、あなたが未上場企業の役員であるのなら、資金調達の手段としてユニコーンの利用を検討してみるのも良いかもしれません。あなたの事業をよりグロースさせる助けやファン増やしのきっかけになるかもしれません。
この記事を読めば、ユニコーンでベンチャー企業に投資するメリットとデメリットが分かり、ユニコーンを利用するかを的確に判断できます。
また、これから投資したいという方に向けて、新規募集案件やキャンペーン情報も最新情報に更新してお届けしております。
ぜひ、参考にして下さい。
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目次
1. ユニコーン(Unicorn)とは?
ユニコーンとは、資金調達を行いたい未上場企業と、そこに投資したい投資家をマッチングするプラットフォームです。
未上場企業は非上場株式を発行することで、インターネットを通じて多くの投資家から少額ずつ資金をクラウドファンディング形式で集めることができます。
このように、クラウドファンディン形式で株式を購入する仕組みを『株式投資型クラウドファンディング』と呼びます。
ユニコーンは、下記の特徴がある未上場企業の案件に注力すると言っています。
- 社会の課題を解決する可能性を有する企業の発掘に注力!
- 最先端技術で社会を豊かにする企業の発掘に注力
近況だと、AI(人工知能)やブロックチェーン、ConsumerやIoT関連の企業などが案件候補として上がっています。
ユニコーン(Unicorn)の詳細情報
運営会社 | 株式会社ユニコーン(第一種少額電子募集取扱業者、関東財務局長(金商)第3110号) | ||
---|---|---|---|
サービス開始 | 2019/4 | ||
加入協会 | 日本証券業協会 | ||
投資最低額 | 1株5万円前後から(案件によって異なる) | ||
投資家の負担する手数料 | ほぼ無料(口座入金手数料のみ必要) | ||
エンジェル税制 | 適応される場合もある |
さて、ユニコーンは、未上場企業と投資家をマッチングするプラットフォームなので、両者にとってメリットやデメリットは変わってきます。
ちなみにユニコーンでは資金調達ができる企業が限定されており、具体的には下記のような基準があります。
- 将来的にIPOもしくはM&AによるEXITの意向がある
- しっかりとした成長戦略がある事象を提供している(IT、AI、ヘルスケアなど)
- 事業開始12ヶ月経過しており、事業拡大のためのセカンドファイナンスを希望していること
※これまでに第三者から事業評価を受けている場合は例外
このように個人投資家からの共感や応援を受けられやすい企業がユニコーンで資金調達を行うことができます。
そこで今回は、投資家と起業家、2つの目線に分けてユニコーンのメリットとデメリットを見ていきます。
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2. ユニコーンを投資家にオススメする7つのメリット!
さてまずは、ユニコーンで未上場企業に投資をしたいと考えてる投資家の方にスポット当てて、メリットとデメリットを見ていきましょう!
投資家にとってのユニコーンを利用するメリットは次の7点考えられます。
- 将来的にハイターンを期待できる
- 少額から投資ができる
- 手数料は、ほぼ全て無料
- 必ず株主優待を受けられる
- エンジェル税制が適応される可能性がある
- 企業からの情報提供があるの長い目で見守れる
- さまざまなイベントやセミナーを受けられる
順番に見ていきましょう。
メリット1. 将来的にハイターンを期待できる
ユニコーンで資金調達を行う企業は、将来的にIPOかM &A(企業の合併・買収)を目標としている企業なので、大きなリターンを期待できます。
ユニコーンでは、基本的に投資した企業が以下の2つのパターンとなったとき、投資家は儲けることができます。
- IPOを行ったとき:株を証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすること。上場した企業の普通株式を受け取り、それを取引所で売却することで利益を得ることができます。
- M &Aを行ったとき:大手企業などにベンチャーが買収され売られること。投資先企業の新株予約権を買収先の企業に譲渡する対価として金銭を受け取ることができます。
ユニコーンで資金調達を行う企業は、上記のどちらかを目指す企業が一般的なので、将来的なリターンに期待が持てます。
また、一般の投資家が非上場株式を入手する手段は、ほとんどありません。基本的には、会社役員や関係者などしか持つことはできません。
これだけでも大きな価値はあります。
メリット2. 少額からも投資できる
1つの企業に対して、1株5万円程度から投資できます!(1案件に対して上限金額は50万円)
例えば、1株5万円の場合、3株だと15万円、6株だと30万円で投資が可能です。
このため、少額からお試し感覚で未上場企業への投資を始められるばかりでなく、予算に合わせて株数を選ぶこともできます。
※発行会社によって、1株あたりの募集価格は異なります。
メリット3. 手数料はほぼ全て無料
投資家が負担する手数料は無料です。唯一、指定口座への振込手数料がかかるのみです。
ユニコーンが指定する投資金額のみ用意すれば、基本的には問題ありません。
メリット4. 必ず株主優待を受けられる
Unicornでは、最低1年に1回、クラウドファンディングで株式を購入した株主に対して、株主優待を実施することを義務化しています。
株主優待の内容は企業によって違いますが、募集の段階で予定している優待の内容が開示されるので、チェックしましょう!
投資して、IPOやM&Aを待つこと以外にもメリットがあるのはいいですよね!
メリット5. エンジェル税制が適応される可能性がある
ユニコーンで資金調達を希望する企業に投資を行うと、エンジェル税制の対象となることがあります。
エンジェル税制とは、ベンチャー企業への投資を促進するためにベンチャー企業へ投資を行った個人投資家に対して税制上の優遇を行う制度です。(引用:経済産業省)
ユニコーンで紹介する未上場企業の中で、エンジェル税制の対象となる企業に投資したときは、投資した金額に応じて『投資した年に受けられる所得税』の優遇措置が受けられます。
事前に投資先の企業がエンジェル税制に対応するかを調べておくことで、お得になることがあります。
メリット6. 企業からの情報提供があるので長い目で見守れる
ユニコーンでは最低3か月に1回の会社からの事業報告(IR)が義務化されております。
そのため、投資した企業の成長をしっかりと観察できます。
当社では、投資先企業に対し、株主に対する3か月に1度の情報提供を義務付けています。
また、株主と企業との交流の場を設けることがあり、その場合は、経営者から会社の現況や将来の見通しなどについて直接話を聞くことができます。(引用:ユニコーン公式)
メリット7. さまざまなイベントやセミナーを受けられる
Unicornでは、会員に対してさまざまなイベントやセミナーを企画開催する予定としています。
資産運用、起業、ビジネス活用、会社との交流会、著名人の講演会など幅広いテーマを取り上げ、投資家のリテラシー向上に努めるようです。
登録すると、このようなメリットを享受できる点も良いですね!
結論!アフターサービスが充実している「ユニコーン」
ユニコーンでは、投資家が必ず株主優待を受けれるようにしていたり、セミナーやイベントの開催など、登録後も投資家に対してメリットがあるように心がけている点が良いですね。
また、本当に信頼できるの?と不安に思うかもしれませんが、運営会社株式会社ユニコーンは日本中の大手証券会社が加盟している「日本証券業協会」に加盟していたり、長く金融業界に携わった方々のチームなので安心感があります。
投資した未上場企業を長い目で応援しながら、日本社会を成長させ、かつ将来的にはリターンも得られたら最高!と考えている方にユニコーンはオススメです!
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3. ユニコーンで投資を行う際のデメリット/注意点
さて、ユニコーンで未上場企業に投資をしてみたい!と思ったのではないでしょうか?
しかしながら、注意すべき点(デメリット)もあります。
それは次の3点です。
- 前提として未公開上場への投資はハイリスク!
- 口座開設には厳しい審査が必要!
- ある程度の所得がある人向き!
ちゃんと理解しておけば、ほとんど問題はないのですが、事前にしっかり確認しておくことが重要です!
注意点1. 前提として未上場企業への投資はハイリスク!
前提として、未上場企業への投資は大きなリターンを見込める可能性がある分、リスクも非常に高いことを理解しなければなりません。
投資する際は、生活のない余裕資金かつその企業の将来性をしっかり見極めた上で投資すべきです。
とくに、次の2つのポイントについては要注意です!
流動性が低い
非上場株式なので、その株式を売ろうとしても、東京証券取引所のように売るマーケットがあるわけではありません。
そのため換金性が低く、買い取ってくれる相手を見つけるのに時間がかかるかもしれません。
元本割れ、最悪は投資先企業が倒産も・・・
非上場株式は、会社の規模もそれほ大きくないのが普通です。上場企業のように、社会的信用性もそれほど高くはありません。
そのため業績悪化による元本割れや、最悪の場合は倒産する可能性があります。
「倒産して、株式の価値がゼロになっても良いという企業」に投資を行うスタンスでないのなら、避けるのが賢明かもしれません。
未上場企業はIPOに成功したときなどは、大きなリターンを獲得できる可能性があります。しかし、未上場企業は倒産する企業の方が多いです。
優待や将来性に注目しつつ、リターンより応援するという気持ちで投資を行うべきでしょう!
注意点2. 口座開設には厳しい審査が必要!
ユニコーンの投資家登録は少し厳しめだと感じます。
ユニコーン公式サイトの取引約款を読むと、以下のような方は登録できません。
保有する金融資産が 200 万円未満の方
リスク性の商品に対して 1 年以上の投資経験がない方
投資について、「損失リスク」の知識がない方。
反社会的勢力に該当される方
日本以外に居住地国がある方法人の方(引用:ユニコーン取引約款)
金融資産(預貯金を含む)を200万円以上保有している人が最低条件となっています。
しかし、そもそもベンチャー投資はハイリスクです。
厳しい審査基準を敷いているということは、逆に顧客のことを考えた良心的なサービスとも言えます。
注意点3. ある程度の所得がある人向き!
金融資産の最低金額や未上場企業へのリスク考えると、ユニコーンはある程度の余裕資金(生活とは関係のない余ったお金)がある中・高所得者向けのサービスです。
何度も申し上げますように、未上場企業への投資はハイリスクです。
そのため、手元に金銭的余裕のない方は、投資を行うことを推奨しません。
必ず余裕資金で投資しましょう!
まとめ!しっかり注意しておけば問題ない!
注意点をもう一度まとめます。
- 前提として未上場企業への投資はハイリスク!
→倒産リスクもあるとしっかり確認しましょう! - 口座開設には厳しい審査が必要!
→金融資産を200万円以上保有している人が対象! - ある程度の所得がある人向き!
→生活に余裕のない人にはオススメしない!
投資を行うには怖いように思いますが、未上場企業への投資はハイリスクだと理解しているなら問題ありません。
さて、投資家のメリット・デメリットについて見てきましたが、ここからは起業家がユニコーンを利用するメリットについて見ていきたいと思います。
4. どんな人にユニコーンはおすすめ?
ここまでユニコーンのメリットやデメリットを見てきましたが、どのような方におすすめと言えるでしょうか?
ズバリ下記のような方におすすめと言えます。
- IPO投資が好きな人
- 他の投資家が買えない株が欲しい人
- ベンチャー企業を応援したい人
株式投資型クラウドファンディングの良いところは、未上場企業株を手に入れることができる点です。
その企業がEXITした場合、大きなリターンを期待できるのが最大のメリット。
そのため、IPO投資が好きな人とは相性が良いと思います。
ただ、IPO株はまだ上場するので売ることができますが、未上場企業株は基本的に売ることができません。この点はしっかり注意しましょう!
また、ベンチャー企業をシード期から株主として応援できる仕組みは現在日本では株式投資型クラウドファンディングしかありません。
そのため、ベンチャー企業を応援したいという人にもおすすめです!
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5. 他の株式投資型クラウドファンディングと比較!何が違うの?
他の株式投資型クラウドファンディングとして「イークラウド」や「ファンディーノ」「CAMPFIRE Angels」が挙げられます。
どのサービスがオススメなのかと気になっているのではないでしょうか?
結論を言いますと、どのサービスも利用するのが正解です。
というのも、株式投資型クラウドファンディングの主役は投資先の企業です。魅力的な投資先の企業をベースに投資するかを選ぶべきなので、どれを利用するべきとは言えません。
また、そもそも有望未上場企業がどのプラットフォームで資金調達をするのかというのは、起業家とそのプラットフォームの事業者との相性も大きいです。なので、どこが一番良いということはありません。
全ての株式投資型クラウドファンディングに目を通しておく方が有望企業を見つけやすいでしょう。
ただし、少しばかりサービスの特徴が違います。下記はその違いをまとめた比較表になります。
サービス名 | 株式の入手 | エンジェル税制 | 株主間契約の有無 | 株主優待 | 流動性 | 株主コミュニティ |
イークラウド | ◯ | ◯ | ◯ | △ | △ | × |
FUNDINNO | ◯ ※新株予約権の場合不可 | ◎ (エンジェルシミュレーターあり) | 調査中 | △ | △ | 開発中 |
CAMPFIRE Angels | ◯ | ◯ | 調査中 | △ | △ | × |
Unicorn | ◯ | ◯ | 調査中 | ◯ | △ | × |
ユニコーンなどとの大きな違いとしては、ファンディーノは新株予約権での資金調達も可能な点です
いずれにせよ、IPOやM &Aによるリターンを期待される方が多いと思いますので、この目的は、どのプラットフォームでも満たせると思います。
もちろん、主役は投資先の企業なので、企業の事業内容をしっかり確認してから投資しましょう!
FUNDINNO(ファンディーノ)について
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6. 起業家から見るユニコーンのメリットとは?
少しだけ、起業家目線でもユニコーンを見ておきましょう!
もし、あなたが資金調達を行いたい起業家ならユニコーンを利用するメリットは沢山あります。
起業家がユニコーンを利用するメリットとして考えられるのは、次の点です。
- 中長期的なファン(投資家)を獲得できる
- 資金調達後、ユニコーンによるサポートを受けられる
順番に見ていきましょう。
メリット1. 中長期的なファン(投資家)を獲得できる
起業家にとって、ユニコーンを利用する最大のメリットは、中長期的なファン(投資家)を獲得できるという点でしょう!
目の肥えた投資家は、将来性があると判断した企業に投資を行います。投資家はいわば将来性に期待しているのでファンになります。ファンをたくさん集めることができれば、企業価値も高めることができます。
「投資家の数が多い=多くの人から期待されている=企業価値が高い」という構図です。
ユニコーンで資金調達を行うことで、中長期的なファンを獲得することができ、ときには助けてくれることもあるかもしれません。
メリット2. 資金調達後、ユニコーンによるサポートを受けれる
株式会社ユニコーンは、会社に対して、株式投資型クラウドファンディング「ユニコーン」を利用した資金調達だけでなく募集終了後も継続的に経営をサポートしてくれます。
これは公式サイトによると「企業成長丸ごとサポート」というようです。月額制(初期費用なし)です。
定期的に会社を訪問して、事業の状況や資金の活用状況を聞きながら、さらなる成長に向けてのアドバイスやパートナーの紹介などを積極的に行うとしています。
まさに、ユニコーンがその企業の第一のサポーターになるスタンスと言えます。
ユニコーンは株式会社ZUUの子会社ですから、ZUUオンラインでの無料掲載などが主なサポートとなってきそうです。
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7. ユニコーンの新規案件情報・キャンペーン情報・登録方法
ここではユニコーンの
- 新規募集案件情報
- キャンペーン情報
- 登録方法
の順で丁寧に解説していきます。
新規募集案件情報(1)
7月12日18時から、新規案件「リンパ球バンク株式会社」募集開始!
目標募集額〜上限募集額 | 8,000,000円〜50,000,000円 |
---|---|
資金調達企業名 | リンパ球バンク株式会社 |
代表者 | 原田 広太郎(ハラダ コウタロウ) |
資本金 | 96,226,530円 |
事業内容動 | ANK自己リンパ球免疫療法総合支援サービス |
エンジェル税制 | なし |
株主優待 | がん治療に関する冊子『イラストでわかるANK免疫細胞療法(著:リンパ球バンク株式会社)』(初回のみ)を謹呈 投資上限金額である50万円を投資頂いた株主の方には、ANK療法1クール(12回点滴分)の治療を申し込む際に利用いただける5万円の割引の優待券 |
※詳細は公式サイトをご覧くださいませ。
ユニコーンのキャンペーン情報
現在キャンペーンはありません。
※詳細は公式サイトをご覧くださいませ。
登録方法
登録方法はとっても簡単、公式で会員登録を行います。その後審査を経て、数日後にログイン情報が書かれた書類が郵送されます。それを公式で入力して完了です!
まとめ
株式投資型クラウドファンディング「ユニコーン」について解説しました。
ユニコーンは未上場の新規・成長企業の株式に投資することのできるサービス
ユニコーンは今後、未上場企業における資金調達の1つの形となるでしょう。
リスクこそありますが、未上場企業の株式が入手できる絶好の機会なので、魅力的です。
投資した未上場企業を長い目で応援しながら、日本社会を成長させ、かつ将来的にはリターンも得られたら最高!と考えている方にユニコーンはオススメです!