株式会社FOLIOが提供するROBOPRO(ロボプロ)とウェルスナビ株式会社が提供するウェルスナビどちらがいいか迷ってますね。
両サービスの違いがわかりにくく、迷うと思います。
この記事では、実際に両方に投資もしている私が、以下の観点から徹底比較しながら解説していきます。
- どちらのサービスがあなたに適しているのか
- 両サービスの特徴、メリット、デメリット
- それでも迷った際のオススメの投資方法
1. 比較!ROBOPRO(ロボプロ)とウェルスナビはどっちを利用すべき?
どちらを利用すべきかを考える上で最も重要なのは、お互いの運用目的の違いを知ることです。
ROBOPROとウェルスナビの違いを比較して、一言にまとめると下記になります。
という観点で選ぶと失敗しにくいでしょう。
下記はROBOPROとウェルスナビの違いをまとめた表です。
ROBOPRO | ウェルスナビ | |
AIの活用 | あり | なし |
リターンへの期待度 | ◎ | ◯ |
値動きの大きさ(リスク) | 相場の状況によって変動 | 個人のリスク許容度によって変動 |
ROBOPROはAIの力で将来予測を行い、市場の変化に合わせて頻繁に資産配分の比率を変えることで、どのような相場に対しても常に好パフォーマンスを出すことを目的としています。
そのため、損失を許容できるリスク範囲は常に変化しますが、"常に好パフォーマンスを期待したい"という方にROBOPROは適しています。
ROBOPROは、AIの強みを活用し、広範囲で膨大な金融のデータを、人間の脳より高度な分析を速く正確に判断することが可能です。
他には無い付加価値が、ROBOPROにはあります。
一方、ウェルスナビは、自分のライフスタイルに合わせた着実な資産運用を提唱しています。
なぜなら、ライフスタイルや年齢、職業、資産額によって、許容できる損失リスクが異なります。ウェルスナビは、とるべきリスクの値を個々人に最適化し、安定的な資産運用ができるのが特徴です。
このように自分に適したリスク許容度で"資産を着実に増やしたい"方にウェルスナビは適しています。
それぞれのロボアドバイザーは運用コンセプトが違うために、一概にどちらが優れていると断言は出来ません。
選ぶポイントは、あなたがどんな資産運用を期待したいかという点になるでしょう。
2. 【毎月更新】両方に投資した最新の運用実績を公開!
冒頭でも申し上げましたが、私は両ロボアドバイザーに実際に積立投資をしています。
ウェルスナビの方が1年半程前に運用を開始しているので、完璧な比較にはなりませんが、参考にしてください。
サイト管理人がROBOPROを4年"積立投資"した運用実績(2024年4月2日更新)
私はROBOPROサービス提供開始の翌日(2020年1月16日)から最低投資金額の10万円で投資を始めました。
その後、積立機能が実装されたので、2021年6月から毎月1万円をコツコツと積立投資をしていきました。
現在の投資元本(59万円)に対する運用実績は、+34.2%(18万円以上の利益)です。
<私の実績推移の様子>
<私の過去の運用実績一覧表>
月 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2020年度 |
---|---|---|---|---|---|
1月末 | 26.8% | 18.05% | 15.60% | 9.04% | -1.18% |
2月末 | 29.9% | 17.80% | 16.23% | 9.79% | -2.87% |
3月末 | 33.7% | 18.4% | 22.67% | 13.28% | -7.79% |
4月末 | 運用中 | 20.6% | 21.69% | 17.34% | -3.33% |
5月末 | 21.2% | 18.17% | 20.15% | -0.06% | |
6月末 | 25.4% | 17.41% | 17.65% | 0.66% | |
7月末 | 25.8% | 22.54% | 16.92% | 3.90% | |
8月末 | 26.7% | 20.4% | 17.00% | 2.99% | |
9月末 | 23.9% | 16.9% | 14.13% | 1.43% | |
10月末 | 24.4% | 24.1% | 19.52% | 1.24% | |
11月末 | 28.3% | 20.5% | 16.64% | 2.38% | |
12月末 | 24.4% | 13.3% | 16.75% | 5.15% |
上記の私の運用実績から特徴をまとめると
- 最初の5ヶ月間だけマイナス
- 5ヶ月目以降は一切元本割れすることなく常に安定した運用
- 結果的に年率平均利回り約7%
私は年率4%以上の利回りを期待してROBOPROに投資していますが、期待通りの運用成果となっています。
AI投資と聞くと激しく運用成績が上下するイメージですが、実際はかなり安定的に利益を出してくれるイメージです。
サイト管理人がウェルスナビを6年"積立投資"した運用実績(2024年4月2日更新)
私は2017年11月に10万円からウェルスナビで投資を始めました。
毎月1万円(最初のうちは毎月2万円)をコツコツ積立投資しています。
現在の投資元本(107万円)に対する運用実績は、+71.63%(76万円以上の利益)です。
<私の実績推移の様子>
<私の過去の運用実績一覧表>
2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | 2018年度 | 2017年度 | |
1月末 | 56.74% | 34.57% | 34.56% | 18.04% | 8.50% | -2.96% | 3.13% | |
2月末 | 65.12% | 35.70% | 32.21% | 21.70% | 0.17% | 1.07% | -0.06% | |
3月末 | 71.41% | 34.76% | 38.81% | 28.40% | -12.16% | 1.10% | -3.96% | |
4月末 | 運用中 | 39.41% | 41.54% | 31.24% | -4.62% | 4.21% | 0.01% | |
5月末 | 40.13% | 35.74% | 34.19% | -0.64% | -3.14% | 0.01% | ||
6月末 | 49.18% | 33.65% | 34.85% | 2.21% | 1.55% | -0.01% | ||
7月末 | 52.98% | 36.46% | 33.62% | 5.18% | 1.76% | 2.78% | ||
8月末 | 51.32% | 35.83% | 35.83% | 9.93% | -1.11% | 2.78% | ||
9月末 | 47.80% | 28.48% | 31.77% | 6.08% | 1.18% | 3.21% | ||
10月末 | 45.45% | 37.11% | 39.69% | 3.30% | 5.11% | -4.60% | ||
11月末 | 52.66% | 39.68% | 36.31% | 13.10% | 6.71% | -1.62% | 1.29% | |
12月末 | 52.61% | 26.93% | 40.44% | 16.89% | 8.26% | -9.60% | 2.91% |
上記の私の運用実績をまとめると
- 運用開始から3年(36ヶ月)のうち、月末実績がマイナスだった月は12回あったが、
- 運用開始から4年目以降は一切元本割れすることなく、
- 結果として、年率平均利回り約10%
ウェルスナビで6年以上積立投資をして、コロナショック等で一時的な損失はありましたが、愚直に投資を続けることで、結果として大損や失敗することなく高い運用成績を上げることができています。
※詳細のキャンペーン条件は、ウェルスナビ公式サイトで必ずご確認ください。
ここからは、それぞれのロボアドバイザーの特徴やメリット、デメリットを簡単にまとめていきますね。
3. ROBOPRO(ロボプロ)の特徴、メリット、デメリット
株式会社FOLIOが提供するROBOPROは、AI(人工知能)を運用アルゴリズムに導入したロボアドバイザー。
市場の変化に合わせてポートフォリオ(資産配分)を月ごとにダイナミックに変化させ、リターンの最大化を目指します。
通常のロボアドバイザーは投資している商品の比率自体はそれほど大きく変わらないのに対して、ROBOPROでは、その比率が毎月大きく変わるのが特徴です。
ROBOPROの詳細情報
企業名 | 株式会社FOLIO/AlpacaJapan株式会社 |
サービス開始日 | 2020/1 |
投資対象の詳細 | 世界のETF |
ファンド | 8種類 |
ロボアドバイザータイプ | 投資一任運用型 |
運用手数料 | 預かり資産の1.1%(年率、税込) |
運用手数料割引 | 運用資産の時価評価額の3,000万円を超える部分については年率0.50%(税別、税込0.55%) |
最低投資金額 | 10万円 |
ROBOPROのメリットとデメリット
ROBOPROには具体的には次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
- 最適な資産配分を自動で調整してくれる
- 常に高い運用実績を期待できる
- 下落相場に強いから安心できる
- AI投資を10万円から始められる
デメリット
・リスク許容度が変化する
やはり最大の特徴は、市場に合わせて資産配分を臨機応変に変更するので、どのような相場に対しても好パフォーマンスが期待できる点。
ROBOPROは、景気循環に合わせた最適な資産配分の調整を行います。
例えば、相場の上昇局面時は攻めの資産配分で、暴落時には守りの型に資産配分を変更して資産の下落を防ぎます。
これが可能なのは、AIの市場予測をアルゴリズムに活用しているからです。
一般的なロボアドバイザーは、同じ銘柄に同じ比率で投資し続けるため、「上昇局面だけに強い」「下落局面だけに強い」という一定の特徴しか持ち合わせていません。
一方で、ROBOPROは相場の局面に応じて、自動で資産配分を変えることで、どのような相場に対しても好パフォーマンスが期待できるようになっています。
もちろん、AIの予測だけで資産配分を変えるのは怖いと感じますが、基本的にはウェルスナビなどのロボアドバイザーでも活用されている伝統的な金融工学に基づいてリスクをコントロールした上で資産配分を変えているので、AIのせいで暴落ということはないので比較的安心できます。
ロボプロの仕組みまとめ
- 40種類以上の先行指標をAIに学習させながら、
- AIにグローバルな市場におけるインデックスの将来価格を数ヶ月単位で予測させ、
- 伝統的な金融工学の理論を加えて、リスクをコントロールした上で、
- 投資配分の変更を"毎月"行い、好パフォーマンスを目指す
ウェルスナビが一人ひとりに合わせた資産運用をしてくれるのに対して、ROBOPROは市場の変化に合わせて運用することが目的なので一人ひとりに合わせた運用をしてくれるわけではありません。とにかく、高いリターンを期待したいという方に適したロボアドバイザーです。
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FOLIOのROBOPRO(ロボプロ)キャンペーンと始め方(口座開設)【4月更新】
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4. ウェルスナビの特徴、メリット、デメリット
ウェルスナビはウェルスナビ株式会社がサービス提供を行うロボアドバイザー。
主に安定的な目的ベースの資産運用を提唱しており、ノーベル賞受賞の理論に基づき堅実に運用されます。
2023年2月27日より1万円という少額から始められるようになりました。
預かり資産残高や顧客数はロボアドバイザー業界でNo.1。(※)
(※) 一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2023年9月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 ウエルスアドバイザー社調べ(2023年12月時点)
多くのユーザーがウェルスナビを通じて資産形成を行っています。
WealthNaviの詳細情報
企業名 | ウェルスナビ株式会社 |
サービス開始日 | 2016/7 |
投資対象の詳細 | 世界のETF |
ファンド | 8種類 |
ロボアドバイザータイプ | 投資一任運用型 |
運用手数料 | 預かり資産の1.1%(年率,税込) |
運用手数料割引 | 有り:最大10%OFF(長期割適応時) |
最低投資金額 | 1万円 |
ウェルスナビのメリットとデメリット
ウェルスナビには主に下記のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
- 一人ひとりに合わせた資産運用計画で、全て自動で運用してくれる
- リスクを管理しながら、着実な資産形成ができる
- 税金の最適化を代わりに行ってくれる
- NISAに対応!おまかせNISAを利用すれば税金が取られない
デメリット
・短期の利益は狙えない
最大のメリットは個人に最適化したリスクを管理し、着実な資産形成ができる点です。
自動積立機能を活用すれば、毎月コツコツと少額から将来のために投資することができます。
利益に対する税金がゼロになるNISA口座でも投資することができるので、資産を税金から守りながら堅実に増やす"資産形成における軸"としておすすめなサービスです。
一方で、短期での運用実績はあまり期待できません。
あくまで、長期(数年以上)でコツコツと資産を作っていくことを目的としています。
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5. どっちもいい感じで迷うなら併用もおすすめ!理由を解説
ここまで、両者の違いを解説してきました。
先ほども申し上げた方通り、
と選べば大きな失敗はありません。
しかし、まだどちらがいいかと迷う方もいらっしゃるかと思います。
そこでオススメするのは、両方を併用する方法です。
- ウェルスナビ × ROBOPRO
株式中心のウェルスナビと、ROBOPROを併用投資することで、より安定的なリターンが期待できます。
基本的には、ウェルスナビをベースにしながら、ROBOPROと併用投資することをおすすめします。
実際に、筆者もこれを期待し、ウェルスナビ × ROBOPROへ併用投資しています。
この根拠として、一般的なロボアドバイザー(ウェルスナビ等)が株式中心の資産配分(ポートフォリオ)を提供している中、ROBOPROは全く別のアプローチをとっている点にあります。
ROBOPRO | ウェルスナビ ※リスク許容度5 | |
---|---|---|
米国株 | 0% | 39.0% |
日欧株 | 0% | 33.9% |
新興株 | 41.6% | 12.1% |
米国債券 | 37.2% | 5.0% |
ハイイールド債券 | 0% | 0% |
金 | 21.0% | 5.0% |
不動産 | 0% | 5.0% |
ROBOPROの2月の資産配分は、「新興国株、米国債券、金」を中心とした多角的な資産配分をとっています。
安定的に資産運用するために理想的なポートフォリオは、
- 市場が下落するリスクに備えつつ、
- 市場が上昇する際にはその恩恵を受けられる
配分比率であるべきです。
このような点から考えると、
ウェルスナビなどの株式中心のポートフォリオと、それとは異なった「ROBOPRO」を併用して投資することで、安定性の高い資産形成を実現できると考えています。
※あくまで個人の感想ですので、当運用手法により将来の安定的な運用を保証するものではありません。
どのように併用を開始したらいい?
これから併用しようと思ってもどのように併用を開始したらいいか迷うと思います。
ロボアドバイザーで資産形成を行う上では、基本的に
- 毎月お金のやりくりがしやすい
- 高値掴みリスクを軽減させる効果がある
という特徴がある積立投資がオススメな投資手法です。
しかし、最初から両方に積立投資をするのは金銭や心理的に厳しい方も多いと思います。
個人的におすすめするのは下記の方法です。
ROBOPROで、はじめは積立投資をしなくてもいいと考える理由として、積立投資を行わなくても、資産配分を相場に合わせて組み替えるので、下記メリットが期待できるからです。
- 他の投資との分散効果を常に期待できる
- 一括投資でもある程度の運用実績が期待できる
後者に関しては実際、積立投資をしていなかった方がリターンが見込めた事実があります。
ですので、
- 最初は一括投資を少額で始めて、
- 他の資産との分散効果や運用成績の伸びを見ながら、
- ボーナスなどまとまったお金ができたタイミングで積立投資を開始する。
方法もあると思います。
<より詳しく知りたい方向けの参考記事>
【経験談】ロボプロは一括投資と積立投資どっち?いくらから始めるべき?
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ROBOPRO(ロボプロ)とウェルスナビの比較まとめ
ウェルスナビとROBOPROの違いとどちらがいいかについて解説しました。
まず、そもそもの運用スタイルが全く異なるということを知った上で、
という観点で選べば、大きな失敗はないでしょう。
加えて、当記事では併用した際の期待メリットについてもご紹介させていただきました。ウェルスナビをベースにROBOPROにも投資をすることで、より安定的な資産形成を期待できると考えました。
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